
ちょっとDeep台湾 花蓮・壽豐の暮らしと文化・歴史に触れ、リゾートホテルで過ごすゆったり2日旅
海外ちょっとDeep台湾 花蓮・壽豐の暮らしと文化・歴史に触れ、リゾートホテルで過ごすゆったり2日旅
台湾東部を代表する観光地である「花蓮」。 「花蓮」といえば、大理石で形成されている「タロコ峡谷」が観光スポットして大変有名ですが、他にも台湾東海岸の美しい海の景色と中央山脈の湧き水の恵みある大地が大変魅力的なところでもあります。 今回紹介の花蓮・壽豊という所は、原住民・アミ族の集落のある大自然に囲まれた所で、日本統治時代の1913年には日本から移民してきた人達の開墾により「豐田村」という移民村がつくられ、当時は稲作、サツマイモ、煙草栽培が盛んな所でした。 現在は、山と湧き水の恵みを受ける自然と共存するリゾート地となり、この地を代表する「花蓮理想大地渡假飯店 プロミスランドリゾートホテル」は、国内外より多くの方が宿泊し「壽豊」の代名詞となっています。 「花蓮」で少し違った滞在をしたい方にお勧めしたい、自然に囲まれたリゾートを満喫しながら、台湾原住民の文化と歴史、日本統治時代を振り返るゆったり2日旅。 是非、次回の台湾旅にどうぞ! ここでの移動は、車をチャーターされる事をお勧めいたします。 (※原住民という名詞は現地の呼称で、ここでもそのまま記載しております。)
このプランの行程
初日
東部台湾の交通の拠点です。
28分
花蓮、壽豊を代表するリゾートホテルです。
1分
異国情緒満載のプチボート体験。 ヨーロッパにいるかのような気分になります。
4分
3分
おとぎ話に出てくる様な外観が印象的。
6分
6分
2分
2日目
3分
5分
3分
花蓮のルーツに触れることができます。
3分
地元の小さな麺屋さん。 安くて美味しい。
1分
2分
以前の豊田神社だった所。 今も当時の面影が少し残っています。
2分
5分
中央山脈からの恵み、美しい湧水の湖です。
35分
このプランのスポット一覧
花蓮を代表するリゾートホテル「理想大地・プロミスランド」。 スペイン風の雰囲気漂うコテージが20棟並び、到着した瞬間まるでヨーロッパにいるかのような気分になります。 花蓮駅からは車で片道約30分、駅とホテル間は送迎車(有料)もあるので車がなくても安心して移動できます。 館内には無料で楽しめるプログラムや有料のDIY体験、周辺観光プランなどにも参加でき、ここに宿泊すれば花蓮を十分に満喫することができます。 現在もまだまだ敷地内の整備が行われていて、拡大されるとのことで、完成した後もとても楽しみですね。
花蓮理想大地渡假飯店 プロミスランドリゾートホテル
チェックイン後お荷物がある時や敷地内を移動の時は、フロントにお願いすればこの園内送迎車で移動することができます。 チェックアウトで混み合う時は時間の指定はできないので早めに連絡することをお勧めします。
花蓮理想大地渡假飯店 プロミスランドリゾートホテル
普通のお部屋でもこの広さ! 全室にゆったりとしたソファがあって、窓の外には運河を眺めることのできるバルコニーも! 贅沢なひと時を過ごすことができます。
花蓮理想大地渡假飯店 プロミスランドリゾートホテル
敷地内は緑も多く、朝や夕方に散歩するのが大変気持ちがいい! 運河や屋外プール、野外のスターシアターなど、滞在中は無料で参加できるイベントやアクティビティーもたくさん。 有料で釣り、DIY、花蓮のツアーなどもあり、飽きることはありません。
プロミスランドリゾートホテルに宿泊すると、ラグーンボート体験(1回)することができます。 敷地内には、ホテルの建物と施設の間に約2.2キロメートルの運河があり、ボート体験ではその運河を15~20分間で巡り、美しい白い建物、16の橋と7つのボート乗り場などを見ながら楽しめます。 ボートは12人程度が乗船できる大きさで、毎日8時半から22時まで6番乗り場から運行していて、予約は必要ありませんが、すべてのボートがツアーに出ているときは、5~10分の待ち時間が必要な場合もあります。 (天候によっては運行しない場合もあります。)
理想大地 應許河 ラグーンボートツアー
ホテルの係員さんがホテルに関するいろいろな説明をしながら案内をしてくれます。 滝の前や橋の下をゆっくりと進むこのひと時は、まるでヨーロッパに来たかのような雰囲気です。
理想大地 應許河 ラグーンボートツアー
夜はこんな感じです。 神秘的な雰囲気を味わえます😊 景色を楽しみたい方は、明るい時がおすすめです。
ホテル敷地内にある自然生態公園。 整備されたこのエリアにはラクウショウやティーツリー、果物の樹などが植えてあり、宿泊者は無料で入ることができます。 新鮮は空気を吸いながらの20分程度のお散歩コースです。 敷地内には、企画や要望に応じての期間限定の催しが行われるのイベント広場になっています。 夏には、原住民の踊りも楽しめるキャンプファイヤーなども行われたそうです。
豊之谷自然生態公園
豊之谷自然生態公園の受付で、バドミントンのレンタルやいかだボート体験の申し込みなども出来ます。 ドリンクやアイスクリームも販売していて、休憩することも出来ます。
豊之谷自然生態公園
孔雀の放し飼い🦚 こんな近くで、また、羽ばたく孔雀を見たことがありませんでした。 いろいろな生態系を見ることができます。
豊之谷自然生態公園
竹のいかだが、ゆったりと進んでいました。 いかだに乗りながら、生態系の説明も聞くことができます。 まったりしていますね。 ※ 有料
豊之谷自然生態公園
自転車のレンタルもあります。 自転車を借りて周辺スポットをめぐることができます。🚲 おすすめサイクリングコースの地図も敷地内にあるので、参考にして回ってみるのもいいと思います。 青い空と高い山を見ながらのサイクリングは、とても気持ちいいです。
ホテル内にあるビュッフェレストラン。 朝食、昼食、夕食を提供する、スペインのアンダルシアスタイルをイメージしたレストラン。 写真は夕食ビュッフェの1部で、海鮮や肉類、サラダなどもあり種類が大変豊富。 朝食はパンやご飯、台湾ならではのお粥もあり、とても充実しています。 ここオリジナルのデザートもオススメです🍮。
理想大地 里拉西餐庁 リラレストラン
店内もスペイン風の良い雰囲気。 朝食の明るい時は、窓側の席だと敷地内を流れる運河の美しい景色を眺めながらお食事することができます。
理想大地 里拉西餐庁 リラレストラン
写真は夕食時のお料理です。 地元の野菜を使ったものもありました。 1日中、花蓮の滞在を満喫した後の食事はとてもおいしかったです😊
理想大地 里拉西餐庁 リラレストラン
夕食にはビールの飲み放題もありました。 暑い1日だったので、この1杯は最高にうまかったです!(笑) チーズをあてに3杯飲みました。🍺🍺🍺
2023年9月にオープンしたスターバックス理想大地店。 外観はまるでヨーロッパの童話に出てくるようなメルヘン感満載の造りで、フォトジェニックスポットになっています。 オープンしたばかりという事もあり、私が行ったこの日、人が多くて待ち時間があったため入るのを諦めました。 次に行った時は、景色を楽しみながらティータイムしたいと思います。☕️
理想大地プロミスランドリゾートホテルから車で約10分ほどのところにあるラクウショウ林が美しいスポット。 秋から冬にかけて、黄色く色づくラクウショウが水面に写し出された光景が大変幻想的で、フォトジェニックスポットとして有名になりました。 夏は青々としていて清々しく、マイナスイオンでリフレッシュできます。 要入場料
花蓮落羽松森林 鈺展苗圃
敷地内には大きな牛がいました。 近くに餌やり体験用の草を販売しているので、購入して早速体験してみます。 もぐもぐ口を動かして食べる姿が意外に可愛く、緑に囲まれた環境と言うのもあり、少し癒されました。
花蓮落羽松森林 鈺展苗圃
中央山脈から流れてくることで、美しい水が豊富である花蓮。 ダムがないのに、水不足にはなったことがないほど。 ここにもきれいなせせらぎがあり、癒されました。
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豊かな天然の湧水で黄金しじみを育てている「立川漁場」。 すでにこのエリアを代表する「観光農場」になっていて、小さなお子様でも安全に体験できる「しじみ採り」が人気のところ。 建物に入り口を進むとしじみの池と花蓮の自然の風景が広がります。 しじみ採り体験は有料
立川漁場 | 黄金蜆的故郷
約50年前に創立した「立川漁場」の建物にかけてある看板に「蜆の館」と書いてあります。 なんとなくワクワク感が増しますね。
立川漁場 | 黄金蜆的故郷
しじみ料理をいただけるレストランも附設されています。 しじみの炒め物やしじみエキスの茶碗蒸し、しじみの醤油漬けなどの他にも、中華メニューをいただくことができ、エコレストランとしても評価されています。 新鮮なしじみ料理を味わってみて下さい。
立川漁場 | 黄金蜆的故郷
しじみを使った健康食品や記念品コーナーもあります。 黄金しじみは日本にも少量ですが輸出されているとのことですが、地元で購入すればお安いですよ!
ここは歴史建築が好きな方にお勧めしたいスポット。 「旧花蓮農園招待所」は、大正2年(1913年)に建てられた塩水口頭製糖有限公司寿塘工場(寿塘廠)の所長寮だったところで、戦後は花蓮農場退職者迎賓館となりました。 また、中華民国初代総統の「蒋介石」が花蓮を訪れた際にここで休憩したこともあるため、「蒋公行館(蒋介石別荘)」と呼ばれています。 この建物は「原台南地方法院」や「台北州庁(現監察院)」等を設計した台灣總督府設計技師「森山松之助」が設計した物。 現在は「榮民會館」という事前予約制の宿泊施設になっています。
壽尋常高等小學奉安殿
現在はこの地域の土地の神様になっている「福德宮」。 以前、日本時代は「寿小學校」の奉安殿でした。 拝殿の土台は以前からのもので、扉に桐文様が残っていたのは少し意外でした。
この農場のオーナーが、約10年前に水産育成センターをロブスターを購入し試しに養殖をはじめました。 まだ、ロブスターの生態などもよく理解していなかったある日のこと、養殖池にロブスターの子供がたくさん増えていたのを見て、生態も理解していきロブスターの養殖に力を注いでオープンした農場。
心宿休閒農場
ロブスターのつかみ捕り体験をする際にはウェーダーを着用して、笠をかぶり、水深30~40センチの養殖池にはいって行います。 普段はできないこの格好、着用するだけで、テンションが上がります。
心宿休閒農場
つかみ捕りの際は軍手も着用。 ハサミの付け根あたりの胴体をつかんで捕まえます。 でも、意外と逃げ足が速く、尻尾を利用して体を丸めて飛び跳ねんばかりに泳ぐ姿は愛嬌がありました!
心宿休閒農場
捕ったロブスターを調理していただきます。 シンプルな調理法で、水を入れてフライパンで蒸すだけ。 全体が赤くなったら、しばらくして出来上がり。
心宿休閒農場
花蓮の湧き水で育ったロブスターは甘味があっておいしい! 農場では、食べる前にちゃんと砂抜きをしているのでにおいもなく、身もひきしまっておいしかったです。
もともとこの建物は、1984年に建てられた地場産業振興センターだった建物でした。 台湾では2005 年に文化財保護法が改正され、遺跡に関する特別支部を設立、花蓮県の県内の遺跡の分布と文化保護、遺跡の監督と管理が始まりました。 2018年、各遺跡の調査と研究を積極的に行い、花蓮県民共通の先史文化資産を保存・保護するため、県民の期待のもとに花蓮県考古学博物館が設立されました。 地場産業振興センターだったスペースは、考古学博物館として再利用され、出土した考古遺物の保管と研究を行う場所に生まれ変わり、考古学文化教育を積極的に推進しています。 要入場料、月・火曜日休館
花蓮県考古博物館
館内に入ると、花蓮の原住民の装飾についての紹介がありました。 カラフルな装飾品や服装は大変魅力的でした。 現在の豊年祭や旧正月のお祝い事などで身につけるもので、大切なものだそうです。
花蓮県考古博物館
花蓮の遺跡発掘の歴史年表がありました。 100年前の日本統治時代からその研究が行われていたことも記載されていました。
花蓮県考古博物館
遺跡研究現場を復元した所。 以前の骨などが埋まっている地層から近年のゴミの埋まった地層の断面もあり、少し複雑な気持ちにもなりました。
花蓮県考古博物館
出土した土器や装飾品などが展示されています。 東部台湾、花蓮のルーツに触れることが出来ました。
地元の人がお勧めする麺屋さん。 もともとこの辺は畑などが多いので、レストランなどは少ない所ですが、「駅の方まで行かなくてもコスパの高い食堂がある。」と地元の人がお勧めしてくれるところ。 写真は「陽春麵」。 「陽春麵」は、もやしとニラ、そしてお肉が1枚入っている量的にも食べやすい簡単なスープ麺。 台湾では「最低限の」ということを比喩するのに「陽春」が使われるほど基本的な麺ですが、ここのは麺の量も多いし、ゆで卵も半分、茹で野菜も入っていました。 「陽春麵」を注文したのに「陽春」ではなく、おいしいかったのでお得感ありました。
豊裡村麺店
料金も安い!ワンコインです! 他にもスープビーフンやワンタン麺などのメニューがあります。
豊裡村麺店
写真は「腿庫飯」。 とろとろに煮込んだぶた肉がのっているミニどんぶりグルメで、お肉の他にも野菜やゆでたまご、煮込んだ厚揚げものっています。 台北で食べれば100元くらいはするボリュームが、ここでは60元! 地元の人がお勧めの意味が分かります!
豊裡村麺店
お店は建物の軒先に造られた屋外の屋台風。 台湾ならではの雰囲気です。
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移民村だった豊田には、1914年(大正3年)に豊田神社が建てられ、その豊田神社の鳥居が今も残っています。 豊田神社跡は、現在道教のお寺「碧蓮寺」となっているので、鳥居には金色の「碧蓮寺」という文字が貼ってあり、初めて見たときは少々違和感がありましたが、見ているうちに台湾らしい、と感じるようになりました。(笑) この鳥居から約500メートル行ったところに、旧豊田神社跡(現在の碧蓮寺)があります。
旧豊田神社鳥居
鳥居下の左右の壁には、当時の写真が何枚かあります。 先に当時の様子を理解して豊田神社跡へ進むと、また異なる参観が出来ると思います。
旧豊田神社鳥居
鳥居の左右には、神社跡にある狛犬のレプリカがあります。 このように日本時代のものを残してくれているのは、ちょっと嬉しい気持ちになります。
移民村だった豊田には、1914年(大正3年)に建てられた豊田神社跡が残っており、当時、ここ豊田に移民してきた人たちの心のよりどころであり、村の中心でもありました。 現在、拝殿や社務所など当時の建物はなくなっていて、中国式の建物の道教のお寺「碧蓮寺」となっていますが、敷地内のところどころで、建てられた当時の面影を見ることができます。
旧豊田神社跡 豊田碧蓮寺
神社跡の入り口には、当時から残っている灯篭があります。 まるで日本に居るかのような雰囲気です。
旧豊田神社跡 豊田碧蓮寺
「豊田移民村」は、1913年に設置された花蓮にある3つの移民村の一つ。 移民村の30周年を記念して、1942年(昭和17年)に豊田神社内に設置された「開村30周年記念碑」が今もなお残っています。
旧豊田神社跡 豊田碧蓮寺
日本統治時代からここにある狛犬。 当時、この狛犬がここに奉納された期日と奉納した方の名前が土台にしっかりと刻まれています。
「豊田移民村」は、花蓮にある3つの移民村の一つ。 1909年に台湾総督府が官営移民事業を行ったときに、移民を募り1913年に設置されました。 この建物は、その時の警察官史派出所跡だったもので、一時期は、ここの歴史を紹介する資料館として開放されていて、移民村時代の写真などがあります。 しかし、近年は中に入れないため、外観とお庭を見ることができます。
旧豊田移民村警察官史派出所跡 壽豊郷客家生活館
敷地内には「豊田移民村」と書かれた大きな記念碑もありました。
豊田村移民指導所事務室
日本統治時代の1913年に設置された豊田移民村の指導事務所だった建物。 2015年ごろにリノベーションされました。 とてもかわいらしい外観です。
豊田村移民指導所事務室
最近、周囲の整備が行われていて、一般開放に向けて準備されているようです。 次回ここを訪れる時、内部の参観ができると期待しています。
「雲山水」は中央山脈から湧き出た湧き水の青く幻想的な湖で、透明度が高く、太陽の光を受けて感動的な景色を作り出しています。 また湖面には美しい雲や山々、両岸の水が映り込み、幻想的な景色を作り出す「夢の湖」として知られ、台湾のドリンクメーカーのCMの撮影、ドラマのロケ地にもなり、現在では有名な観光地、フォトジェニスポットになっています。
花蓮雲山水夢幻湖
「雲山水」の周りには民宿やカフェ、農園などがあります。 幻想的な景色を見ながらゆっくりと滞在して下さい。 多くの人が訪れるので、お目当ての民宿カフェは予約できる所で有れば先に予約する事をお勧めします。
花蓮雲山水夢幻湖
段差が造られた「雲山水」で一番人気のフォトスポ。 この日はとても暑くてここまで行くのはあきらめました。。。 遠くからの撮影📷 今度行ったときは、近くで撮影します!!
花蓮雲山水夢幻湖
湖の周りを一周するなら、歩くのは大変なのでレンタサイクルが便利。 雲山水の入り口すぐのところにレンタルショップがあるので、滞在時間に余裕がある場合は、ゆっくりと自転車で回るのもいいですね。
「花蓮駅」がここに移転してから2代目の駅舎で2018年に使用が開始されました。 外観は現代風のデザインで、白い色が青い空に映えます。 「花蓮駅」の前には遠距離バス乗り場などもあり、東部台湾の重要な交通の拠点でもあります。
花蓮駅
駅前にある花蓮キャラクターのオブジェ。 オブジェが手に持っているボールには、「好山(良い山)」「好水(良い水)」「好人(良い人)」「好心(良い心)」「好米(良いお米)」等、花蓮を象徴することが書かれています。
花蓮駅
駅2階にある3D写真エリア。 実は、花蓮は「ホエールウォッチング」の場所でも有名なんです。 花蓮には見どころがたくさん。 観光だけでなく、リゾートでも行きたい所です。
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