
青春18きっぷの旅2023・夏〜静岡県・浜松市〜
静岡青春18きっぷの旅2023・夏〜静岡県・浜松市〜
今年の夏は本当に暑かったですね😅おでかけするのもためらわれるぐらいの猛暑でした。 9月に入れば少しましになるかなと置いておいた残り2回分の18きっぷ。まぁ、すこーしだけ秋を感じられるようになったので夫婦でお出かけしてまいりました。 今回は浜松市へ。 “どうする家康“に登場する徳川四天王の1人、井伊直政ゆかりの寺院を訪ねること、そして浜松の美味しいものを頂くことを大目的にしていざ! 青春18きっぷで行くほぼ弾丸旅ですが、関西から静岡まで手軽に行けちゃうと言うメリットがあるのが18きっぷ。春、夏、冬のシーズンにJRから発売されるので毎回購入してます。 京都駅から米原駅まで行くと、なんと!浜松駅まで直通で行ける電車が!しかも特別快速。楽チンでしたよ。
浜名湖の北に位置する井伊谷(いいのや)。この地にある龍潭寺は奈良時代の高僧、行基によって1300年ほど前創建され、平安時代から初代より現在にいたるまで約1000年、40代に渡り井伊家の菩提を祀っています。 井伊家は、初代井伊共保の時代から戦国時代までの600年に渡りこの地を治めた名門家。 室町時代、20代井伊直平の時開山され、22代井伊直盛の戒名から龍潭寺と寺号を変えたそうです。
山門
徳川家康の家臣として活躍した井伊直政や、直政が幼い頃、女城主として井伊家を守ったとされる直虎も先祖や子孫と一緒にこの地に祀られているのです。 小雨が降りしっとりとした佇まいの古刹。決して派手ではなく奥ゆかしさが感じられるお寺です。
屋根に井伊家の家紋が入った本堂
江戸時代に建てられた県指定文化財の本堂。 手前には枯山水の「補陀落の庭」があります。 直虎はこのお寺で出家、南渓和尚によって“次郎法師“と名付けられました。その後、井伊谷城の城主となり井伊家を継ぐ直親の子、虎松の後見人となりました。成長した虎松は直政となり徳川家に仕えるようになったのです。 お家を守るために生涯を捧げた女性…井伊直虎。 少し彼女の気持ちに触れることができたように思います。
伝 左甚五郎作の龍
一刀彫りの龍。龍は水神さまを表しており<井の国>=水の国の守護神とされてるそうです。かつてあった大仏殿の蛙股の装飾だったんですって。今にも動き出しそうなリアルな龍です💦
女城主 直虎
こんなお像がありました。 NHK大河ドラマの直虎役、柴咲コウさんに似ているような気がしてならない。
直虎と虎松
見つめ合う2人の優しい眼差しが印象的です。
必見!小堀遠州作庭の庭
国指定名勝。息を飲む美しさとはこの事でしょうか。 中央に守護石、左右に仁王石、正面には礼拝石が配され、池は心の形をかたどったとされる「心字池」になっています。初夏のサツキ、秋のドウウダンツツジと紅葉…四季折々風景を楽しむことができます。 本堂の縁側にはぎっしりと座布団が敷かれており、椅子も用意されていました。参拝者には嬉しい心遣いです。
浜名湖の北部を走るローカル線「天竜浜名湖鉄道(天浜線)」の駅のひとつ<都田駅〜みやこだえき〜>。 木造のノスタルジックな無人駅です。いにしえ人の都恋しさからこの名がついたと言われているとか…。 この駅には<MIYAKODA 駅CAFE>が併設されていて、列車を待つ間ほっこりできるんです。
マリメッコの世界観
構内もホームも北欧のファブリック「マリメッコ」などのパネルが一面に貼られステキな空間になっています。 地元の建設会社がプロデュースするドロフィーズというライフスタイルを提案するブランドがオリジナルでデザインしリノベーションされたそうです。 都田駅は「スローライフが始まる駅」がコンセプト。緑豊かなこの地でおいしい空気をたっぷり吸って少し客観的に人生を見つめてみるのもいいかもな、なんて思っていました。
旅情を掻き立ててくれるなぁ
コーヒー片手に列車を見送る…そんなスローな時間、実はとても大切なんだよね。
カフェもいつか行ってみたい
で、この日はカフェ、閉まってました…😭
マリメッコの食器で味わうスイーツやドリンクを
決めた!次は天浜線に乗るのを目的に浜松に来よう。
旅先では探してでも行きたい酒蔵、ここにもありました。<花の舞酒造>さん。天浜線、宮口駅からも徒歩圏内です。創業150年余りの歴史を誇る老舗の酒造会社で、秋葉街道の宿場町として栄えたこの地に屋敷蔵を構えています。石畳の風情ある通りに面していますよ。 “花の舞“は天龍川水系に古くから伝わる奉納踊り、「花の舞」に由来するのだとか。
店内の様子
こちらでは、地元静岡県産米や南アルプスの地下水など、地域の恵みを大切にした酒造りをされている傍ら、ワイン酵母を使用した日本酒の開発など伝統と革新の両局面を考慮した取り組みをされています。 毎日10〜18時まで無料で酒蔵の見学ができますよ。
試飲コーナー
店舗奥に行くとナント!自由に試飲できるようになっているではありませんか。こだわりの南アルプスの水〜仕込み水〜も置いてあって嬉しい限り。
秋の限定酒出てました
「ひやおろし琥珀の粧純米吟醸」 春先に搾ったお酒を熱殺菌した後夏の間蔵で寝かせたもの。そうすることによって深みのある味わいになるんですねぇ。色づいた紅葉と富士山もステキ。
ワイン酵母を使ったお酒
「Abysse~アビス〜」。 洋食に合う日本酒をコンセプトに開発されたお酒。静岡県産の米と相性のいいフランスの白ワイン酵母で醸したそうです。 そうそう!まるで白ワインをいただいてるかのような味わいです。ボトルもおしゃれですね。
飲みやすさピカイチ!
「ぷちしゅわユズ酒ちょびっと乾杯」 娘と乾杯するのに購入しました🍸こちらも地元産のユズを使いピューレにしたものを微発泡の日本酒とブレンド。 コレ、女子は好きだと思います。 他にも、いちご、レモン、メロン、ブルーベリーなどがラインナップ。
背後の舘山(たてやま)の麓に建つ曹洞宗の寺院。 810年(弘仁元年)弘法大師によって創建されました。ご本尊は福一万願虚空蔵菩薩。その鎮守として秋葉三尺坊大権現が祀られています。 遣唐使の一員だった高僧が中国蘇州の「寒山寺」に似ているとして「舘山寺」と名付けられたと伝わっており今も友好提携寺なのだそうです。
浜名湖が見降ろせる石段を上がります
心地よい風が吹き渡っていました。 もうひとつのルートとしてお隣の愛宕神社への石段もあります。どちらもきついですが💦
縁結び地蔵尊
ご縁を結んでくださるお地蔵さまがお祀りされているそうで絵馬がびっしりかけられていました。 大切そうに絵馬を奉納されている女性に出会いました。願いが叶いますように…😌✨
秋葉三尺坊さま
火伏の神として知られる秋葉三尺坊大権現。 信州出身の三尺坊は苦行の末、白狐に乗った迦楼羅天(かるらてん)となり人々を大火から救ったと言い伝えられています。
愛宕神社
727年(神亀4年)創建の古社…火伏の神さま、火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)が祀られています。 かなり古いお社です。
舘山寺聖観音菩薩
舘山山頂まで登ると高さ16mの観音さまがおられました。 1935年(昭和10年)に建立された観音さまは、あらゆる困難から人々を救うとされる安全祈願の仏さまです。 安倍元総理にお顔立ちが似てるとか似てないとか…どう思われますか?
シャレがきいてる「うなぎみくじ」
社務所には所狭しといろいろなものが売られていますよ。お守りやお札、お土産や各種グッズなど。 芸能人もたくさん参拝に来られているようで、写真やサインが飾られてました。 そんな一角に<うなぎみくじ>なるものが…。 特上→大大吉 竹→大吉 梅→小吉 …だそうです。 竹がいちばん長いんですね〜。
ご朱印いただきました
お地蔵さまのスタンプがかわいい☘️
浜名湖パルパルから、対岸の大草山山頂を結ぶ全長723m、日本で唯一の湖上を渡るロープウェイなのです。 浜名湖周辺にると必ず目に入りますよね。
乗れなったけどごご紹介
夕陽の時間に乗ってみたいですね。 片道4分の空中散歩。
山頂からの眺め
大草山展望台。浜名湖が一望ですね。 「浜名湖オルゴールミュージアム」でカリヨンの音色に耳を傾けてみては?
浜名湖に来たのならうなぎは食べなきゃねっ、と言うことで舘山寺温泉街まで来ました。 舘山寺の趣ある石畳参道沿いにあるこちらの志ぶきさん、11時から予約しておきました(11時入店に限り予約が可能だった様な気がします)。 オープンと同時に予約していた方々がぞろぞろと入店。瞬く間に満席に💧人気のほどが伺えます。
店内
志ぶきさんは創業70余年、うなぎ一筋の老舗店。店内はうなぎを焼いている香りが充満しています。(コレだけでご飯食べられるわ〜) 座敷にテーブル、カウンターと様々なお客様に対応できるようになっていました。スタッフの方々の制服の背中部分には<うなぎ>の文字が。もてなしの心を感じざるを得ません。
「プチまぶし」
私はこちら。うなぎの味変を楽しみたいなと思ってセレクトしました。肝吸い、薬味、お漬物…そしてお出汁がついてます。
アップで!
びっくりするのが皮のパリパリ感、そして香ばしさ。身はお箸で持ち上げると崩れてしまいそうほどに柔らかい。 臭みはもちろんなし。こんなうなぎ食べたことないよ! 恐るべし浜名湖うなぎ! お茶碗によそって薬味を入れお出汁をかけると…わさびが効いてあっさりとした味わいに。いやぁ、降参!本当においしかったです。
「うなぎ丼」
こちらもうなぎの旨みがしみしみのご飯がたまらない一品。創業以来つぎたしのタレはなんとも言えないコクと深みがあるんですね。今までいただいてたうなぎはなんだったんだろ?ってなります。ハイ😅
志ぶきさんのマスコットキャラクター
駐車場に鎮座してます。 お参りしてあなたも「うなぎのぼり」に! 微笑ましい表情だわ。 舘山寺には「運気うなぎのぼり」のお守りもあるそうですよ。
かわいすぎた箸置き💖
そういえば箸置きも!
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こちらも天竜浜名湖鉄道の駅のひとつ。 <浜名湖佐久米駅〜はまなこさくめえき>です。ホームのその先は浜名湖!近過ぎやしませんか??
地元、三ヶ日町で130年以上続く和菓子屋さんです。こちらで三ヶ日みかんのソフトクリームが味わえると聞き訪れてみました。 あたたかな色合の外観です。右横ではベーカリーも展開されているようでした。
浜松パワーフードとな!
こちらの名物は<みかん最中>。甘酸っぱいみかん餡を優しい最中で包んであります。
絶品!かりんとうみそまん
1個から買えるのでひとついただきパクリ💓 外はカリカリ、中はしっとり。コレ、おいしい! 歴代将軍に献上された名刹、大福寺伝製の浜納豆が使われているんですって。クセになる〜〜。
三ヶ日みかん
この辺りで生産される温州みかんのブランドだそうです。早生のものが早くも売られていました。甘みとコクのバランスがいいみかんなのだとか。
3種類のソフトクリーム、どれにしょうかな
ここはやはり、三ヶ日みかんでしょう、ということで…。
三ヶ日みかんソフトクリーム
ジャ〜ン!! ひとつはみかん最中付きにしてみましたよ。 ソフトクリームと言うよりはしゃりしゃりしていてシャーベットに近いような食感かな。暑い時期にぴったり⭐️
入河家さんのお隣にあるはちみつ屋さん。 店内はたくさんの人で賑わっていました。 1935年(昭和10年)創業の老舗店です。このような大きなはちみつタンクがお店の中央にドーンと置かれています。いろいろなはちみつを量り売りされているのですね。 テイスティングすることも可能だそうで、好みの味を買い求めることができます。
かわいいミツバチ🐝さんに招かれて
看板の真下がフォトスポットになっているようで、若いご夫婦がミツバチみたいなお帽子を被った赤ちゃんの写真を撮られていました。かわいすぎる🥰
店内はたくさんのお客さまで賑わっていました
ズラリ並んだはちみつ商品。年間100種類以上の商品が開発され店頭に並ぶそうです。
はちみつってなんかかわいいんですよね❤️
地元三ヶ日で採れたはちみつは、里山に咲くいろいろなお花のもの。クセがなく、様々な使い方ができるはちみつなのです。
これ、おいしそう〜😍
甘夏や白桃、パイナップルなどをはちみつジュレに漬け込んだコンポート。見た目も可愛いのでお土産に喜ばれそうですよね。
はちみつソフトクリーム
みなさん、並んで買い求めてらっしゃいました。 あまりの人の多さに負けてしまい断念😅(入河屋さんで食べたしね) しかし、おいしそうだ☺️
浜名湖畔、最後のスポットとなりました。 浜名湖の南、河口部分(今切口)に位置し東西500mに広がる海浜公園。湖面には高さ18mのシンボルタワーでもある赤い鳥居が建っています。 海水浴や釣りなどができるそうでたくさんの人で賑わっていました。 椰子の木が立ち並びリゾート気分にひたれます🌴
海底遺跡が発見されたんだって❗️
東側には干潮時に弥生時代の海底遺跡が出現するのだとか。 漁師さんの間で網に土器のようなものがかかるとか、湖底に木の枠のようなものが見えるなどの報告が相次いだことから静岡大学の発掘調査が始まりました。 すると、弥生時代中期から古墳時代にかけての土器類が発掘されたそうです。 この辺りでは当時稲作が行われ、人々の生活の場だったことがわかったそうです。
新居関所(国特別史跡)
江戸時代、この辺りは遠江(とおとおみ)と呼ばれ、多くの人々が行き交いました。1600年、徳川家康によりここに関所が置かれ旅人や、武器などを厳しく取り締まったそうです。 当時は関所から対岸の舞坂まで渡し船が出ていたとか。絶景だっただろうなぁ。 1708年に現在地(JR新居町駅西側)に移されましたが、建物は江戸後期のものがそのまま残っているそうです。
鳥取砂丘以外に日本に砂丘があったんですね。知らなかったー。 遠州灘の海岸線に広がっているのは天竜川により上流から運ばれた砂で形成された東西4kmに及ぶ砂丘です。 毎年春から夏にかけてアカウミガメが産卵のため砂浜にやってくるそうです。
日本三大砂丘のひとつ
舗装された道から入り、しばらく行くとさらさらの砂地が。いきなり、足をとられ歩きづらくなります。「砂丘にきたんだ〜」と実感✨ 中田島砂丘は「鳥取砂丘」、「九十九里浜」に並ぶ日本三大砂丘のひとつに数えられています。
海が見えた
歩けるルートが定められていて小高い砂の丘にひーこら言いつつのぼると、そのてっぺんからは海が見えました。感動です。夕日もきっときれいだろうなぁ。
風紋
冬には季節風、遠州のからっ風が吹きこのような美しい風紋を作ります。自然が生み出す作品のようですね。
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食べたかった最後の浜松名物は…言わずと知れた「浜松餃子」❗️ JR浜松駅のメイワン内にあるこちらのお店を尋ねてみました。どこの餃子のお店もかなりの人が並んでいました。人気のほどが伺えます。
40年異常愛され続けるTHE☆浜松餃子
これこれ!円形で焼かれた餃子と、真ん中に添えられたゆでもやし。私が想像する浜松餃子がやってきました。1人前12個。えっ❓❗️多くない❓💦って思いましたが、ペロリとたいらげてしまいました。 意外とあっさりしているんですよね。お肉の旨みが広がり、野菜の食感が残る食べ応えありの餃子です。
他のメニューもおいしい
餃子だけじゃない❗️ラーメンやチャーハン、酢豚にエビチリ‥王道の中華が味わえます。 夏の時期、ひんやりとした冷やし麺も💕 いただいたのは冷麺。ボリューム満点ですよ。
クラフトビールフェスやってた❗️
すぐ近くの浜松ギャラリーモールソラモで開催されてました。 おなかいっぱいだったけど、一杯いただいてしまいました〜😆 まもなく終わる時刻だったからか完売してるブースもちらほら見られたけど、まだまだ宴もたけなわな感じで中央の立ち飲みスペースは盛況でした。 私は富山発のブルワリー、"BREWMIN'"のビールをいただきました。うまい❗️