
ペーロン祭りとど根性大根。造船と共に歩んできた相生市をドライブ
兵庫ペーロン祭りとど根性大根。造船と共に歩んできた相生市をドライブ
まいどまいど! 兵庫県相生市は瀬戸内海に面した自然豊かな地域で、何よりも魚介類が新鮮。 海の幸が豊富だけでなく、海とつながりの深いペーロン祭りの会場としても知られている。 ペーロンとは、中華人民共和国に由来するドラゴンボートのことで、祭りやスポーツなど幅広く使われる。 また、相生市はかつて企業城下町として栄え、現在の石川島播磨重工業の前身にあたる播磨造船所が存在した。 播磨造船所には長崎県出身者が多く、それが縁で相生市でも開催されるようになったとか。 毎年、5月に開催され、多くの見物客が訪れる人気のイベント。 道の駅あいおい白龍城ではペーロン祭りで使用されるボートを展示している他、かつて一世を風靡したど根性大根(コンクリートを突き破って生えてきた大根)が注目を集め、今でも「大ちゃん」という愛称で親しまれ続けている。 また、先述したように造船所が存在していたため、野瀬の一角で船のスクリューを模したモニュメントが設置されている。 また、相生市では海に面し、緑豊かな特徴を生かして公園を整備。 公園内は散歩道が整備され、図書館や博物館など楽しめる場所も。 相生市にはまだまだ魅力がいっぱい!
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白龍城と書いて、ぺーろんじょう。 ここでは、レストラン、天然温泉、お土産の販売などを行っている。
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相生ペーロン祭り
相生市名物の相生ペーロン祭りで使用されるボートが展示。 毎年5月最終土曜と日曜にペーロン競漕を軸とした祭イベントが開催。 元々、播磨造船所(石川島播磨重工業の前身)があり、長崎県出身の従業員により社内行事として紹介されたことがはじまりで、5月27日の海軍記念日に、同社構内にある天白神社の例祭として、行われていた。 戦後、相生市・商工会議所・播磨造船所共催「相生港まつり」がはじまり、現在に至る。
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ど根性大根
2005年の夏、相生市の歩道で、アスファルトを突き破って生える大根が市民によって発見された。 そのたくましい姿が多くのメディアに取り上げられた。 11月、大根を折られ、枯れそうになっていたが、組織培養で種を採取して子孫を栽培。 通称、「ど根性大根」。 愛称、「大ちゃん」。 その後、マスコットキャラクターや絵本、特産品などが次々と誕生し、今も、特産品を販売する「大ちゃん祭り」などが開催されている。
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河本敏夫
兵庫県相生市出身の政治家、実業家。 衆議院議員、通商産業大臣、郵政大臣、経済企画庁長官、沖縄開発庁長官、特命事項担当国務大臣、自由民主党政務調査会長を歴任。 正三位勲一等旭日大綬章。 相生市名誉市民。
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ここでは、海に面し、緑豊かな特徴を生かして、散歩道が整備されている。 また、公園内には、図書館、博物館などがある。
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秦河勝播州漂着説之事
聖徳太子の重臣で播磨に漂着したとされる秦河勝。 石碑は、寄付などで建てられた。 古代船がモチーフ。 600年代、河勝は大和の豪族として知られ、千種川流域に河勝を祭神とする大避神社が鎮座。 室町時代、蘇我氏の迫害を逃れて播磨に漂着し、没したとの伝承がある。
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明治時代の鶴亀高等小学校をモチーフとしてデザインされたとか。 播磨造船所とともに歩んできた相生の歴史、文化を展示。
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ペーロン祭の開催会場。 ここからは開催会場の中心地。 相生湾を見渡すことができる。
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相生ペーロン祭
相生ペーロン祭のモニュメント。
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相生ペーロン祭音頭
地元で愛されてきたペーロン祭音頭の歌詞が刻まれている。
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かつては、貿易のため、讃岐国の飛び地領土であったという野瀬。 1907年、野瀬など周辺は石川島播磨重工業の前身にあたる播磨船渠(後の播磨造船)の企業城下町として発展。 帝國汽船と合併し、鳥羽造船所と共に同社の造船部となった。 1921年、帝國汽船、造船部を神戸製鋼所に営業譲渡し、神戸製鋼所造船部となった。 1929年、播磨造船所が神戸製鋼所から分離設立した。
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パン・ピザ焼体験ができる。
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羅漢渓谷で西播丘陵県立自然公園内にあるキャンプ場。 施設内ではコテージ、テント張り場、炊事棟、広場など。 戦国時代、瓜生羅漢石仏(十六羅漢)や感状山城跡などがある。 瓜生羅漢石仏は釈迦如来を中心に文珠、普賢の両菩薩が並び、十六羅漢が左右に並列に安置。 感状山城は「赤松氏城跡」の一部。 新田義貞の軍勢を足止めさせた功績により、赤松則祐が足利尊氏に感状を授かったことに由来。
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根回り約5m、高さ約15m。 樹齢推定600年以上。 この地にはかつて、荒神社の杜があり、御神木として崇められていたことから。