ちょっとDeep台湾 台北市城南エリアを散策しながら歴史探索する1日旅
海外ちょっとDeep台湾 台北市城南エリアを散策しながら歴史探索する1日旅
現在、台北で「城南」と呼ばれているエリアは、1884年に「大稲埕」と「艋舺(萬華)」の間に築城された城郭「台北城」の「小南門」と「南門」の城外のエリア。 19世紀後半の台湾出兵(日本が清国領台湾への軍隊派遣)により、清朝が日本の勢力が台湾に及ぶことを恐れ「台北府」が成立、「台北城」は、その所在地でもあり「台北府城」とも呼ばれていました。 日本統治時代になると「台北城府」は政治の中枢となり、1904年にその城壁のほとんどが撤去され、5か所にあった城門は4つが現存、「北門」以外は当時の姿とは異なるものの中華民国の一級古跡に指定されています。 清朝時代にあまり開拓されていなかった「城南エリア」は、日本統治時代になると建設が始まり、いろいろな方面で発展し重要な場所になります。 そんな「台北城南エリア」は、まだ、観光スポットしてあまり紹介されていませんが、今回はここに残る建築を中心に歴史探索する散策1日旅をご紹介いたします。 MRT駅から徒歩圏内のスポットですので、見てみたいところをチョイスして散策してみて下さいね。
このプランの行程
6分
約140年前の「台北城府」の南門です。
9分
8分
戦後の台湾発展に勤め、大きな功績を遺した「孫運璿」という人の記念館です。
4分
亜熱帯や熱帯植物を見ることができます。
2分
3分
初代総督府として使用されていた建物の一部です。
1分
日本統治時代、ここで植物標本が作られて保存されていました。
6分
7分
外観だけですが、是非みていただきたい建築です。📷
3分
中華民国政府と台湾民衆が衝突した事件を記念する記念館。 武力により鎮圧された経緯の紹介や犠牲になった人たちの名誉回復を目的としています。
2分
台湾郵政の歴史や様々な切手を見ることができます。
9分
2分
10分
台湾樟脳の生産工場だった所です。
2分
外観だけでも見ていただきたい建物です。
8分
台湾大衆酒場で夕食を取ってみるのもいいですよ。🍺🍺
2分
このプランのスポット一覧
「台北府城南門」は1884年に完成した「台北城」の城門の1つで、正式名は「麗正門」。 現存しているのは、戦後、国民党政府が一部建て替えたもので、城門が造られた当時はこのような姿ではありませんでした。 「MRT中正紀念堂駅」7番出口を出て少し行ったところにあります。 「愛国西路」と「公園路」が交わるところにあり、周辺は学校などがあり、繁華街のような人通りはなく静かな所。 この城門の周りは、道も広く緑も多いので、のんびりした散策できます。 城門は道のロータリーになっているので、門のところには行けませんが、近くから、この堂々とした姿を見ることができます。
「台北府城南門」は1884年に完成した「台北城」の城門の1つで、正式名は「重熙門」で、「台北城」の南西の角付近にあったものです。 現存しているのは、戦後、国民党政府が一部建て替えたもので、城門が造られた当時はこのような姿ではありませんでした。 場所は、台北市内の賑やかなエリア「西門町」からも徒歩圏内なので、「西門町」に来たついでに見に行くのもいいですね。 城門は道のロータリーになっているので、門のところには行けませんが、近くの交差点からまじかに見ることが出来ます。
台北府城小南門(重熙門)
小南門の横には緑に囲まれた遊歩道があります。 暑い日でも木陰の下でのんびりお散歩ができるので、ここでお話をしながら過ごしている地元の人を見かけます。
「MRT小南門駅」の周辺には、司法院や台北地方裁判所、国防安全研究などあり、その反対側には植物園やリノベーションされ見学もできる歴史建築などがあります。 駅周辺は、静かで緑の多いエリアです。
MRT小南門駅
駅の1番出口には、「台北建城130周年」という写真展示があり、昔の写真やその説明が書いてあります。 台北建城は1884年なので、年数を計算すると2014年が建城130周年。 9年間「130周年」でずっと展示されているなんて、台湾らしいですね。 来年は140周年、内容変更されるかな。
MRT小南門駅
100年も前の台北の写真。 中央に立つ子供の表情がなんとも言えない。 展示されていた1枚1枚に見入ってしまいます。
「台北植物園博愛入り口」のすぐ横には、戦後の台湾の高度経済成長を指揮した人物「孫運璿」を記念した「孫運璿科技•人文紀念館」があります。 「孫運璿」は戦後、国民政府とともに台湾に移り、「台湾電力総経理」、「交通部長」、「経済部長」を歴任、水力発電、高速道路の建設になど様々な功績を残しました。 また、「行政院長」に在籍していた時の台湾の経済は安定、国民所得が増加したと言われています。 「孫運璿科技•人文紀念館」は、生前「孫運璿」が住まいとしていた建物で、1980年ころからここで晩年を過ごしたとことです。
孫運璿科技•人文紀念館
建物は洋館と日本建築、二棟があり、建物入口は写真の洋館にあります。 日本建築は、約1920年に建てられた、以前「台湾銀行」の宿舎だったものだそうです。 「孫運璿」がここで暮らす以前も、何人かの政治家の方が居住していて、1978年に洋館が建てられました。 お庭もきれいに手入れされています。 月曜日休館、要入場料。
孫運璿科技•人文紀念館
洋館入り口を入るとすぐ左手に、応接間があり、当時使用されていたものも展示されています。 モニターもあり、「孫運璿」の生前の業績を紹介しています。
孫運璿科技•人文紀念館
「孫運璿」の写真。 台湾の建設、経済成長に関する紹介と共に展示されています。 「工業技術研究院」を設立し、台湾を世界から注目される「集積回路」の生産国に導いたのも「孫運璿」。 いろいろなことに取り組み、勤勉な方だったということが、このお写真からもつたわってきます。
孫運璿科技•人文紀念館
建物のほとんどのエリアが展示室になっています。 生前の業績の紹介のみならず、使用していたかばんや洋服などもあり、プライベートも少し知ることができました。 敷地内に新しく建てられた建物は、レンタルスペースになっていて、不定期で展示会などが行われています。
「台北植物園」は日本統治時代の「台湾総督府林業試験所植物園」だったところで、その始まりは、1896年に創設された「台北苗圃」。 1924年、腊葉館(植物標本館)が建設され、台湾の多くの植物を採集、標本製作が行われ、植物園では南国植物の研究などもされていたそうです。 現在は、ご近所の方が早朝からお散歩がてら園内を散策したり、付近の小学生が戸外学習を行ったりと、市民の憩いのスポットになっています。 木陰の中を歩きながら、南国の植物研究をするのもいいですね!🌲🌲
台北植物園
台北は、亜熱帯に属し、台湾南部は熱帯に属しているので、ここ台北植物園でも熱帯地域に生息する植物がたくさんあります。 日本ではあまり見かけない植物もあり、散策しながら勉強になります。
台北植物園
このような美しい花もたくさん咲いています。 意外に知らない植物が多すぎて、その学名などもなかなか思うようには覚えられません。💦💦
「台北植物園」の蓮池の横にある、1930年代に造られたと言われる木造建築。 ここは、以前の住所が「台北州台北市南門町六丁目三二三番地」だったので、現在は門の所に「南門町三二三」と書いてあります。 以前は「林業試驗所」の宿舎だったそうで、老朽化ししばらくの間放置されていましたが、近年整備され「台北植物園」の見どころの一つになっています。 月、火曜日休館
南門町三二三
内部の一部を見学することができるので入ってみます。 玄関は昭和の雰囲気です。
南門町三二三
日本統治時代に造られた当時の姿が補修工事により甦り残されています。 まるで日本にいるかのようです。 このお座敷には入ることが出来ず残念。
南門町三二三
建物の裏には枯山水の日本庭園もあります。 庭園の造形が亀さんになっていました。🐢 その横には鶴をイメージした松の木もあります。 鶴亀は長生きの縁起ものですね。
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「欽差行台」は、1894年に落成した「台北城府」の迎賓館だった建物で、もともとは現在の「中山堂(旧台北公会堂)」の近くにありました。 日本統治時代になると「台湾総督府」として使用され、現在の「台湾総統府(旧総督府)」が落成する1919年まで、7代の総督が「欽差行台」で公務を行いました。 「昭和天皇」の即位を記念して、「台北公会堂」の建設が行われた際、「欽差行台」の一部が「台北植物園」に移築され戦後も「林業館」として使用、長期補修工事などを経て一般開放されました。 現在は、昨年2022年5月より補修工事が行われており、今年の夏前にリニューアルオープンの予定です。
欽差行台
建物は、清朝時代の「閩南式建築」で、唯一台湾に現存する清朝時代の「閩南式官舎」だそうです。 「閩南」と「中国福建」のことを指し、屋根の両端が燕のしっぽのように反りあがっているのは「閩南式建築」の大きな特徴です。
欽差行台
建物の造りも見ることができます。 柱や梁、釘を使わない方法でしっかりと建てられていました。 以外にも高い天井で、開放感のあるのがとても印象的です。
欽差行台
写真は補修工事以前の写真ですが、館内には「欽差行台」の歴史や、建てられた当時の台北を紹介しているコーナーがありました。 台北の発展の移り変わりを知ることができました。
欽差行台
補修工事以前の館内には「台北植物園」らしく、乾燥された草花や種子が展示されていました。 個人的に普段、植物の展示はあまり見ないので、少し勉強になりました。
植物園の中には、「台北植物園」の120週年記念にあたって2017年にリニューアル、一般開放された「台北植物園腊葉館」があります。 「腊葉」とは押し花を意味していて、「腊葉館」は日本統治時代に出来た台湾初の植物標本館。 国立台湾博物館の初代館長「川上瀧彌」や台湾植物の父と呼ばれる植物学者の「早田文蔵」は、まだ、この「腊葉館」ができる以前から台湾植物を研究、「タイワンスギ」など多くの標本を残し、台湾植物が西洋でも知られるようになっていきました。 館内には、標本の一部が展示されています。 月、火曜日休館
台北植物園腊葉館
1924年に建てられた「腊葉館」は、2階建てでの建物。 当時、台湾の森林資源開発のため「台湾植物調査事業」が計画され、台湾各地で採取した植物を乾燥させ、多くの植物標本が作られました。 現在、1階に標本の一部、当時の様子を再現したデスクなど、2階には標本を保管しておく棚などがあります。
台北植物園腊葉館
内部には、台湾での植物史の年表と当時の写真があります。 日本語の説明も書いてありますよ。
台北植物園腊葉館
以前の様子が再現されています。 植物の研究や標本を作製するときに使用したデスクなんでしょうか。 その様子が想像できます。
台北植物園腊葉館
植物採集の時に着用していた衣類弥採集時に使用した道具なども展示されています。 これを着用して、日本には無い、亜熱帯や熱帯の植物を採集していたんですね。
文部省に属している「国立台湾芸術教育館」は、「人と芸術の交流を基本理念とし、学校における美術教育を推進する」国立文化教育機関。 以前は、「台北植物園」の敷地内に1928年に鎮座した「建功神社」の跡地で、戦後は、「国立中央図書館本館」としても使用されました。 現在は、期間限定の展示会ギャラリーとなっていて、展示スペースもレンタルできるなど、身近に芸術に触れることができる場所となっています。 展示室では撮影が禁止されていて皆さんにお伝え出来ませんが、いろいろな作品が並んでいます。 ここのお隣には、2023年12月にリノベーション工事が完了する予定の「国立歴史博物館」もあります。
国立台湾芸術教育館
敷地内にある蓮の葉池に、野鳥が休憩していました。 蓮の花もきれいに咲いています。
ここは、観光スポットではありませんが、校舎が歴史ある建築ですので、ご紹介いたします。 「建国高級中学(高等学校)」は、台湾の名門男子校。 その歴史は、1989年創立の「國語學校第四附屬學校增設尋常中等科」で、1909年にこの「紅楼」と呼ばれる校舎が造られました。 120年経った今も現役で、校長室や校史室がこの「紅楼」あり、生徒さんたちは、近年に新しく造られた校舎で学んでいます。 「建国高等学校」の校門から、正面に見えるので、この近くを散策の際は是非見ていただきたい建築物です!
名前にある「228」とは、1947年2月28日、政府の役人がたばこ売りの女性暴行を加え、それが引き金となり、台湾民衆と中華民国政権が衝突、最終的に台湾民衆が武力により鎮圧された事件。 その事件を今の人に知ってもらい、犠牲となった人たちの名誉回復も目的とした記念館です。 もともとこの建物は、近代化教育の実施、推進するため台湾総督府が「台湾教育会」を創設し、その会館として1931年に造られたもの。 当時は、美術展覧會などが行われるほどの、台湾芸術の拠点でもありました。 戦後は「台湾省臨時省議会」や「アメリカ文化センター」等として使用され、現在、228事件記念館となり開放されています。 月曜日休館。
二二八國家紀念館(旧台湾教育會館)
内部も豪華で、美しい建物です。 入館したら前方には中央階段があり、その上にはまるで百合の生け花のようなシャンデリアが下り、シックでゴージャスな空間を造っています。
二二八國家紀念館(旧台湾教育會館)
展示室に入ると、228事件の経緯や犠牲になった方たちの名前や写真が、展示されています。
二二八國家紀念館(旧台湾教育會館)
228事件が起こった原因、関連の物事、報道などについてもパネルで簡潔に紹介されていました。 説明文は中国語ですが、大筋は理解できます。
二二八國家紀念館(旧台湾教育會館)
ここを訪れた人が、平和や冥福を願って書いたコメントがありました。 いろいろな気持ちが込められています。
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1965年に「新店」という所に造られた「郵政博物館」、翌年、中国郵政70周年を記念して、一般開放されるようになりました。 現在の場所にお引越しをしたのは1984年で、展示室は4フロアーあり、切手の種類から郵政の歴史、子供たちが楽しく郵政を学べるスペースなど、博物館の規模は大変大きく、郵政関連に興味がある人は1日では時間が足りないかも! 清時代のポスト(レプリカ)や貴重な資料なども展示してあります。 月曜日、旧正月、台湾三大祝日休館 要入場料
郵政博物館
4階の展示室を入った所に、切手の種類の説明がありました。 以前は切手の種類などあまり考えたことがなかったので、とても新鮮でした。 最近はメールが普及して、なかなかお手紙や葉書を出さなくなったので、郵便に関してとても興味が湧いて加奈ました。
郵政博物館
台湾の景色や建築の切手。 台湾の魅力的な所が切手になって世界に届けられている。と考えたらワクワクしてきました。
郵政博物館
世界各国の切手が収められている展示室もありました。 収納パネルがお部屋中びっしり並んでいて、見たい国のパネルを引くと、見ることが出来ます。 この展示室だけで1時間近く見学してました。😍 あまり聞いた事の無い国の切手を主に見てしまいます。💦
郵政博物館
以前使用されていた郵便ポストも展示されていました。 形の移り変わりも興味深い。📮
郵政博物館
中華郵政のマスコットキャラクターコーナーもありました。 代々少しずつ微妙に変化していますね! かわいらしい郵便集配車のミニカーもあります♪
「孫立人将軍官邸」は、1907年に建てられた当初は「水道局長官邸」で、1911年に「古庭荘(街)高級官邸」として再建された後、1922年より「台湾陸軍の官邸」として使用されました。 名前にある「孫立人」は、中華民国の軍人で、戦後、台湾に来て「陸軍総司令官」を務めたいた時の約8年間、ここを住居としていたため現在こう呼ばれています。 1955年からは「陸軍軍官俱樂部」となり、国軍迎賓館として1993年まで使用、台北市の古跡に指定された後、2016年にリノベーションされ、館内に中華レストラン、日本料理レストラン、カフェのあるギャラリーになっていて、不定期で展示会などが行われています。
孫立人将軍官邸(陸軍聯誼庁)
館内の中華レストラン。 この場所の歴史を融合させた創作中華をいただけます。 館内に個室もありますが、写真はテラス席で、ここで結婚披露宴を行うことも出来るそうです。 ボタニカルな感じも開放感があっていいですね。
孫立人将軍官邸(陸軍聯誼庁)
建物の入り口は堂々としています。 夜に来ると、またちょっと違った雰囲気です。
孫立人将軍官邸(陸軍聯誼庁)
建物の入り口には、「陸軍軍官俱樂部」時代の入り口看板が残されています。
孫立人将軍官邸(陸軍聯誼庁)
敷地の奥には、日本式の木造建築があります。 ここでは、日本式の軽食やお茶をいただくことができます。
「前南菜園日式宿舎群」は、日本統治時代の公務員宿舎だった所で5棟残っており、現在はこのエリア全体で整備工事、保留工事が行われています。 元来、2023年2月に完工予定でしたが、今(2023年5月現在)も行われています。 完工すれば台北に新しい観光スポットとなるので、とても楽しみです。 また、「南菜園」とは、第4代総督「児島源太郎」の別荘の名称で、今はその一部だった所が小さい公園になっています。
南昌家具街
「前南菜園日式宿舎群」の近く、「南昌街」は台北市内で有名な「家具街(ストリート)」。 約100年前、「李謝生」という人が木材産地でも有名な「大溪」からここへきて家具屋をオープン。 厳選された素材と使いやすさが、当時ここ周辺に住んでいた日本政府関係者より好まれ、南昌街はオーダーメイド家具の街へと発展していきました。 「前は店舗、後ろに工場」という造りのお店で、ニーズに対応していました。
南昌家具街
お店の前にも商品が並べてあります。 家具を見ながらプラプラするのも意外と面白いです。
台湾総督府専売局庁舎として1922年に落成した建物。 当時、専売局はアヘン、食塩、樟脳、タバコ、酒、マッチ、度量衡儀器、石油を取扱っていました。 戦後は台湾公売局となり、樟脳や石油、マッチ等は徐々に除外されお酒と煙草のみを販売。 2002年には民営化されましたが、建物は現在も台湾菸酒股份有限公司の本社として使用されています。
「国立台湾博物館南門園区」は、博物館の4つのエリアの中の1つ。 以前は、日本統治時代に建てられた、樟脳とアヘンの生産工場だったところで、樟脳とアヘンは専売品に指定されていたため、当時は唯一の公営工場だったそうです。 工場の敷地は大変広いものでしたが、戦後、工場の建物は解体され、土地も中央銀行や財政部などに譲り、現在はレンガ造りの建物と倉庫だった建物の2つしか残っていません。 レンガ造りの建物が博物館となっており、樟脳を生産していた時のことや輸出していた製品のパッケージなどについて展示してあります。 月曜日、旧正月休館、要入場料
国立台湾博物館南門園区
当時の、樟脳販売所と藤沢樟脳と書かれた看板。 他にも、台湾の産業発展についての紹介や生産方法など当時の樟脳、アヘンに関してのものが展示してあります。
国立台湾博物館南門園区
樟脳産業の発展史だけでなく、台湾の植物についても一部で展示がしてありました。
国立台湾博物館南門園区
こちらは台湾の生物についての展示です。 台湾のこと、勉強になりました。
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台湾の食文化の1つである「熱炒」、「快炒」のお店。 「熱炒」、「快炒」とは、「アツアツに炒める」、「さっと炒める」の意味。 「台湾式居酒屋」とも言われている大衆酒場で、夏になるとほどんどのお店が満席状態になるので、18:30以降は要予約です。 お店のほとんどが開放的な造りになっていて壁がなく、おしゃれにいうとオープンテラス風。 海鮮食材を指さし注文したり、今ではタッチパネル注文のところもありますが、定番はクリップファイルに挟まれた紙メニューの食べたいものの横に、自分たちで必要個数を書き入れるもの。 中国語だからわからないものもあるけど、想像しながら食べたいものを選ぶのも楽しみの一つです。
打咔生猛活海鮮
ほとんどのお店で、厨房とは別のところに、サラダなどを作るスペースが設けられています。 日本料理のカウンターを真似た造りに親しみを感じます。
打咔生猛活海鮮
台湾にきたらぜひ食べてほしい! 挑戦メニューの一つ「麻辣臭豆腐」。 スパイシースープで、臭豆腐と鴨血(アヒルの血を固めたもので、見た目はレバー)を煮込んだもの。 器は小鍋で、鍋下はアルコール燃料で、弱火状態でテーブルで運ばれてくるので、アツアツでスパイシー。 辛いけれどなんとなく口に残るスープのコクがクセになる一品です。
打咔生猛活海鮮
他にも、日本ではあまり見かけない食材や定番食材のお料理もたくさん。 品数も多く手ごろな値段なのが、いいですよね。 お酒を楽しみながら、台湾の味と夜を満喫できます。🍺
駅名のごとく「中正紀念堂」の最寄駅。 赤ラインの「淡水信義線」と緑ラインの「松山新店線」が乗り入れています。 5番出口を出れば、「中正紀念公園」内にある「國家戲劇院」に続き、7番出口を前方進むとすぐ、「台北城府南門(麗城門)」があります。