
室津道と才の地蔵。広畑天満宮の今
兵庫室津道と才の地蔵。広畑天満宮の今
まいどまいど! 世界遺産のまちとして注目を集める兵庫県姫路市。 市内中心部には白鷺城としての異名を持つ姫路城がありその周辺には城下町の雰囲気が色濃く残ってまんねん。 そんな市内中心部から一歩外れた場所に位置する広畑区。 ここにもぎょうさんの工場や住宅が立ち並び、市内中心部とはまた違った賑わいを見せてはりまんな。 諸国巡拝の行者玄達が地蔵菩薩として建立された才の地蔵は夢前台に。 姫路藩領であった室津と姫路城下を結ぶ街道「室津道」の一部が東西に抜ける。 書写山円教寺の別院として慶雲山満乗寺に飼われていた犬を惜しんで建立された塚。 そして司馬遼太郎ゆかりの神社として知られる広畑天満宮など、広畑区にはおもろいスポットがぎょうさんおまっせ。 日本最大手の鉄鋼メーカー(高炉メーカー)として知られる日本製鉄の研修センター内にある社員食堂ではメニューは日替わり定食をはじめ、若鶏から揚げ定食、うどん、そばなどを味わうことができまっせ。
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1800年代、諸国巡拝の行者玄達が地蔵菩薩として建立。 高さ約3m。 石工は塩市村(高砂市)庫本伊兵衛。 現在、延命地蔵大菩薩として信仰を集めている。
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宗派は臨済宗妙心寺派。 才構居跡としても知られている。 「兵庫県の中世城館・荘園遺跡」によれば、「飾磨郡誌」に領主は才伊三郎正直。 置塩城主赤松晴政の子にして義祐の兄也。 「播磨鑑」には領主は権野四郎左衛門。 「日本の城と歴史」には二つの才村砦が記され、大字則村は才伊三郎則直置塩城主赤松義祐の兄。 大字才村は権野四郎左衛門英賀の臣。 「日本城郭全集」では「播磨鑑」に置塩義祐の弟の才村伊三郎則直とある。
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江戸時代、姫路藩領であった室津と姫路城下を結ぶ街道「室街道」が整備。 別名、室道、室津道、室海道。 兵庫県のたつの市・室津は古代より栄えた湊であり、江戸時代は参勤交代の大名、幕府上使や朝鮮通信使などの陸路・水路の分岐となり、姫路藩は御茶屋 ( 接遇所 ) と番所を設置して対応にあたった。 姫路城備前門を起点に福中村から西延末・岡田・町坪・玉手・苫編・付城・山崎・才・小坂・西土井・天満・長松・田井・宮内・津市場・下余部・下・山田・稲富・伊津村の各村または村境を経て室津に至る。
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書写山円教寺の別院として慶雲山満乗寺に飼われていた犬は、人の言葉をよく聞き分けていたとか。 手紙を首に掛け書写山との間を往復したが、この犬が病死。 村人らは丁重に葬り、塚を作って弔った。
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別名、廣畑天満宮、天満社、天満神社。 祭神は天滿大神(菅原道真公)、蛭子大神、春日大神。 境内には司馬遼太郎の祖父・福田惣八が広畑出身であることに因み、司馬遼太郎文学碑が建立。 1869年、天満社として創建。 蛭子大神と天児屋根命(春日大神)を合祀。 菅原大神は京都官幣中社北野神社の分霊を迎えて祭祀したことにより地名「北野」の由来となった。 蛭子大神と天児屋根命の二神は1840年頃、夢前川の堤防上の祠に遷されたが、当神社に迎え、菅原大神と合祀。
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日本最大手の鉄鋼メーカー(高炉メーカー)として知られる日本製鉄の研修センター内にある社員食堂。 店内はテーブル席と座敷がある。 メニューは日替わり定食をはじめ、若鶏から揚げ定食、うどん、そばなど。
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海鮮丼とミニうどんのセット
海鮮丼とミニうどんのセット。
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