
ちょっとDeep台湾 台北から気軽に日帰り旅行。淡水河沿いのスポット・関渡、八里と淡水老街1日旅
海外ちょっとDeep台湾 台北から気軽に日帰り旅行。淡水河沿いのスポット・関渡、八里と淡水老街1日旅
「淡水河」と「基隆河」の合流地点に位置する「関渡」は、台北市唯一の湿地帯で、以前より渡り鳥の渡来地となっています。 また、北台湾を代表する「媽祖廟(航海、漁業の神様)」としても知られている「関渡宮」もあり、多くの参拝者が訪れているところです。 そのお向かいにある「八里」は、約2000年前の「平埔族(原住民)」の遺跡が発見されたところで、その歴史と研究を展示する「十三行博物館」があるほか、「淡水河」のほとりは、サイクリングコースやフォトジェニックスポットとして整備されています。 そんな「関渡」と「八里」へは、台北市内からMRTやバスなどを利用して気軽に行くことができ、さらに渡船を利用すれば「八里」から「淡水」へ移動できるので、老街の地元グルメやお天気が良ければ夕陽を見ることができます。 今回は、そんな台北から日帰りで行ける「淡水河沿いスポット」をご紹介しますので、是非、行きたいところをチョイスして、満喫の1日旅にしてください。 そして、フォトジェニックスポットでは、思い出に残る素敵な写真を撮影してくださいね!📷
このプランの行程
12分
航海、漁業の神様「媽祖」の他、多くの神様が祀られている「関渡宮」。 パワースポットとして有名で、地元の人で毎日賑わっています。
11分
15分
19分
バスでも行けますが本数が少ないので、ここはタクシー移動する事をお勧め。
約2000年前の遺跡が発見され、出土品や当時の平埔族(原住民)の暮らしなどについても展示、紹介されています。
バス
紅13のバスや少し歩きますが927番のバスで移動できます。 バスの便数が少ないのでので、事前に運行時間や乗車の場所を確認をすることをお勧めします。
4分
原住民料理をいただける「八里」でお勧めのレストランです。
8分
素敵な写真が撮影できますよ!📸
3分
9分
船乗り場付近は、地元グルメや海鮮料理店などがあり賑やかです。
1分
船
約10分で向こう岸に到着します。
9分
地元グルメのちょい食べを楽しめます。
5分
お天気が良ければ夕陽がきれい!
6分
このプランのスポット一覧
1661年に建立された航海、漁業の神様「媽祖」を奉る道教のお寺。 北部台湾では最も古い「媽祖廟」だと言われており、台湾にはご先祖様が中国福建省から移住した人も多く、「無事に台湾に渡ることができた」と以前より広く信仰されています。 本殿には「媽祖」の他に「観世音菩薩」、学問の神様「文昌帝君」等が、本殿の横から進む「古佛洞」には「千手千眼観音菩薩」等が、裏手の「凌霄寶殿」には道教の最高神「玉皇上帝」、金運の神様「天官賜福」、「財神洞」に土地と地域の守神「福德正神」などの神様が祀られています。 毎日多くの方が参拝していますが、ここの「財神」は有名で、初詣には更に多くの方が参拝に来ています。
関渡宮
本殿に中央に鎮座している「媽祖像」。 今日も多くの方が参拝をしています。 私も遠くから手を合わせて三礼。
関渡宮
本殿の右側に、神様の参拝方法と順番が書かれたボードがあります。 線香を持ち、火をつけ順番通りに参拝していきます。
関渡宮
「古佛洞」に続く通路。 通路の左右には「千手千眼観音菩薩」の眷属「二十八部衆」が配置されています。
関渡宮
「古佛洞」の「千手千眼観音菩薩」。 とてもお優しい表情の中、威厳も感じられます。 ここでもしっかりと手を合わせました。 建築美も素晴らしいです。
関渡宮
金運の神様「天官賜福」。 多くの方が「関渡宮」来たら、必ずお参りする神様。 私もご利益がいただけるよう参拝しました。 今後は、お金の使い方も気を付けます!笑
「関渡自然公園」は「淡水河」と「基隆河」が合流するところに位置し、その付近のウェットランドは以前より渡り鳥の重要な渡来地となっています。 しかし、近年の人口の増加、都市の開発などの影響を受け、その自然生態が破壊され始めました。 そのため、自然保護活動が始まり、ここの豊かな生態系を保護するため、政府に保護区を設定するよう要請し、1985年「関渡自然公園」が設立、現在は「台北市政府」と「台北野鳥協会」によって管理されています。 毎週月曜休園、要入場料。
関渡自然公園
公園を入ると緑のトンネルが続いています。 付近の小学校の、自然野外授業などが行われている、持続可能な生態系を守る自然公園でもあります。
関渡自然公園
公園内には野鳥観察小屋が何か所か設置されています。 小さな窓からは「關渡水鳥保護エリア」の方を見ることが出来ます。 小屋の内部には、窓の上に鳥の絵と名前が書いてある説明図が張ってあり、今自分が見ている野鳥が何なのかわかるようになっています。
関渡自然公園
水辺を野鳥たちが泳いでいます。 気持ちよさそうですね。。🦆🦆
「関渡橋」は、1983年に開通した「新北市八里エリア」と「関渡・淡水エリア」を結ぶ重要な橋。 鮮やかな赤色が特徴で、この地域のランドマークとなっています。 この橋が開通する前は、渡船で行き来をしていましたが、「関渡」や「淡水」から車で「八里」への往来ができるようになり、現在では「八里」の観光にも大きく貢献しています。 「関渡宮古佛洞」から橋全体を望むことが出来ます。
2003年オープンの「十三行博物館」。 北台湾の考古博物館及び遺跡保存展示教育センターで、ここの出土品の展示と研究が行われています。 名前の「十三行」は、清時代に「八里」は重要な貿易拠点で13社の貿易商社があり、当時は誰もが「十三行」と呼んでいたことから。 また、博物館建物も「山と海」「過去と現在」をイメージした設計で、2002年度「台湾建築賞」優等賞を受賞しています。 ここから出土したものは陶器、鉄器などが多く、その研究によりここでも約1800年前より製鉄技術があったことが分かっていて、その時代にここに居住していた「平埔族(原住民)」についての展示も行っています。 毎月第一月曜休館、要入場料
十三行博物館
写真は博物館の2階展示場入口の横にある、発掘の様子を再現したエリア。 「十三行博物館」設立のきっかけは、1900年に遺跡のある場所が汚水処理場建設予定地の指定されたことが始まり。 これにより考古学者や付近の住民による文化財保護の呼びかけにより、ここの遺跡は1900年に国の文化財指定を受け、発掘と研究が開始され、出土品の展示館、研究室として博物館が造られることとなりました。
十三行博物館
考古学作業を知る展示室もあります。 出土したものを紹介するだけでなく、出土品をどのように調査・分析し、どのような保存をしているのかなど、研究面でも理解することが出来ます。
十三行博物館
この展示品は、この博物館で一番貴重な出土品である「人面土器」。 台湾国内では、人間の顔が立体的に描かれたこのような土器は、ここ十三行遺跡でしか見つかっていないそうです。 海外の考古学者も研究に協力し、破片で出土したこの土器の接合復元に努め、元来の姿が蘇りました。
十三行博物館
博物館のお隣には、考古学をテーマにした「新北考古公園」公園があります。 お時間がある時、お散歩してみるのもいいですね。
2006年に開業した、主にパップコーンを製造している製菓メーカーで、店名の「卡滋」はポップコーンを食べる時の擬音語からきていて、「爆米花」は日本語でポップコーンの意味。 ここでは、商品の販売をしているとともに、ポップコーンDIY体験などが出来る観光工場(産業施設)で、子供たちの体験イベントなどで人気の場所でもあります。 建物を入るとすぐに商品販売スペースがあり自由に購入できますが、DIY体験と内部見学は有料で事前予約が必要です。
卡滋爆米花観光工廠楽園 Pop-Smile Popcorn Factory
店内の一角にあるポップな内装。 インスタ対応もばっちりですね!
卡滋爆米花観光工廠楽園 Pop-Smile Popcorn Factory
いろいろな商品が店内に並んでいます。 写真には写っていませんが、バケツ型パップコーンの商品もあり、そのフレーバーには、チョコレート、キャラメル、イチゴミルク、コーンスープなどの定番味の他に、韓国キムチ、麻辣、ヨーグルトオニオンなどの変わったフレーバーもあります!
卡滋爆米花観光工廠楽園 Pop-Smile Popcorn Factory
タピオカミルク風味のポップコーンもありました! この商品はパッケージがかわいく目立つデザインでした。
卡滋爆米花観光工廠楽園 Pop-Smile Popcorn Factory
コーンスナック菓子もありました。 お値段もお手頃で、お子様たちに人気の商品だそうです。
「八里」で有名なレストランといえば原住民料理をいただくことが出来る「芭達桑原住民主題餐庁」。 店名にある「芭達桑(badasan)」は「泰雅(タイヤル)族」の言葉で「紋面(顔に施すタトゥー)」の意味で、その「紋面文化」は「成年し成果を得た印」の他、「厄除け、勇気を持つ」などいろいろな意義を持ち、日本統治時代に刺青禁止令が出されたこともあり1930年後半でその文化はなくなってしまいました。 このレストランは、原住民文化を伝えて行くことを理念に、「八里観光」に来た人の安らぎの場所になることも目標にしているそうです。 (※原住民という名詞は現地の呼称で、ここでもそのまま記載しております。)
芭達桑原住民主題餐庁
3フロアーある店内は、入口部分は吹き抜けになっていて、天井には南東沖の孤島「蘭嶼」に住む原住民「達悟(タオ)族」の「チヌリクラン(ボート)」がぶら下がっています。 他にもたくさんの木彫りのオブジェや装飾品があります。
芭達桑原住民主題餐庁
ライブスペースもあります。 夜や休日には歌を聴きながら食事をとることが出来ます。 ライブイベントの実施状況は、事前にお店のフェイスブックや直接お電話をするなどしてご確認くださいね。
芭達桑原住民主題餐庁
「鶏汁檳榔花」は、行くと必ず注文する大好きな料理。 「檳榔花」はヤシ科の植物で、その実は「噛み煙草」の原料であまりよくないイメージがありますが、なんと、お花部分は調理されると、シャキシャキのなんとも言えない歯ごたえが癖になってしまう食材なのです。 このお料理にはエリンギも入っていて、その柔らかい口当たりとチキンスープの風味がとってもおいしい!!
芭達桑原住民主題餐庁
お勧めのメニュー「泰雅族竹筒蒸飯」。 写真は竹筒の半分を開いた状態です。 竹筒に入ったもっちもちもごはんをいただきます。 食べやすいちょうどよい量ですよ。
芭達桑原住民主題餐庁
「長老碳烤石板肉」は、塩っ気のあるポークを炭焼きした一品で、酸味のある特製の調味料を付けていただきます。 お肉だけだとしょっぱいですが、ソースがさっぱり味にしてくれます。
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ここは「淡水河」をバックに写真撮影ができる、フォトジェニックスポットとして人気の場所。📷 写真のオブジェは、地名「八里」の発音を英語表記したもので、ここのランドマークにもなっています。 また、「左岸公園」にはサイクリングロードも整備され、お子様連れでサイクリングを楽しむところとしても人気の場所になっています。
八里左岸公園
白い桟橋があり、ここも向こう岸に見える「淡水」をバックにしたり、桟橋にもたれて撮影できると人気のスポット。 ついつい撮影したくなります。
八里左岸公園
桟橋を進むと少し広くなったスペースがあり、そこにも黄色のオブジェが。 ここでも撮影したくなりますね。📷
八里左岸公園
ここからの景色は、「淡水河」を進む渡船と向こう岸に見える「陽明山」。 ずーっと眺めていたい。
八里左岸公園 サンドアートフェスティバル
毎年8月中旬から10月中旬まで、サンドアートフェスティバルが行われています。 フェスティバル期間中は、公園の「淡水河」沿いにずらっと素晴らしい作品が並びます。 入場料無料で楽しめるのもうれしいんです!
「八里左岸公園」内にある「婚紗広場(ウェディング広場)」。 別名「告白広場」と呼ばれるデートスポットで、いろいろなオブジェをバックに、多くのカップルが写真撮影をしています。 また、台湾では結婚式を挙げる前にフォトウエディングアルバムを作るのが定番で、結婚式当日も新郎新婦の大きな写真が入口などに置かれ、ここでその写真撮影をしている方たちを見かけることもあります。 幸せを少し分けてもらえます。❤
八里婚紗広場
銀色の大きなハートのオブジェ! これは、撮影する人のカメラを持つ姿がオブジェに映ってしまったり、時間によっては、太陽光が反射したりと、撮影がなかなか難しいんですよね。笑
八里婚紗広場
「淡水河」沿いに続く遊歩道。 天気が良くって、景色も素敵です。
「八里」は以前、中国大陸との貿易が大変盛んだった場所で、「淡水」より早い時期に開港したと言われています。 「八里老街」を抜けたすぐの所に船の乗り場があり、その付近もにぎやかで、地元グルメや海鮮料理が並び、現在、「八里」の外せない観光エリアになっています。
八里老街
「八里」で淡水河沿いの公園をゆっくり観光したいなら、日よけ付きの四輪自転車をおすすめ。 船乗り場の所にレンタルをするお店があります。 座席は4席なので、ご家族やお友達と一緒に利用できます。 日差しが強いときにいいですよね。
八里老街
台湾の海鮮プチグルメのイカ焼き、ソーセージなどを販売している屋台。 ソーセージは串1本からで販売しているので、ちょい食べにはいいですよ。 老街を歩くと、地元グルメの香りの誘惑がたくさん。
八里老街
ここは「八里」の行列が出来るお店「姊妹雙胞胎」。 人気の台湾ドーナツ屋さんで、朝9時から夜まで営業しているからスゴッ! そして、お値段もとてもお安く、3種類の10個セット等がNT200から。 列ができるはずです!
八里老街
ジャンボソフトクリーム店は、「淡水」が有名ですが、ここ「八里」にもあるんです。 はやり、暑い日には列ができています。
「淡水」と「八里」間の住民の足として渡船が停泊する「八里渡船碼頭(ふ頭)」。⛴ この渡船は台湾ならでは、オートバイと一緒に乗船することが出来ます。 ここからは、「淡水」へ行くほか「淡水漁人碼頭(フィッシャーマンズワーフ)」への航路も運行しています。 コンクリートの防波堤のようなふ頭ですが、「八里」から乗船する場合、乗船場所はここだけなのですぐわかります。 向こう岸には、淡水の建物を望むことが出来ます。
八里渡船碼頭(ふ頭)
ICカード乗車券「悠遊卡(イージーカード)」での運賃清算が可能ですが、ICカード乗車券を所持しない方は、先に乗り場斜め前にある乗船券売り場で切符を購入します。
「淡水」と「八里」間の住民の足として渡船が停泊する「淡水客船碼頭(ふ頭)」。 この渡船は台湾ならでは、オートバイと一緒に乗船することが出来ます。 ここ、淡水からは「淡水漁人碼頭(フィッシャーマンズワーフ)」、「關渡碼頭」、台北市内の「大稻埕碼頭」等を結ぶ航路も運行しています。 生活上の水上交通の重要な役割を果たすだけでなく、観光船の乗り場としても多くの人が利用をしています。
淡水客船碼頭(ふ頭)
船着き場の前の通りは、たくさんのお店が並ぶグルメストリート。 地元飯のお食事を楽しむことが出来ます。
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夕陽の名所と知られる淡水。 清の時代は商業港として栄え、以前、老街は集散地として物流の拠点になったところで、現在は、台湾のストリートフードが並ぶ淡水で最もにぎやかなエリアです。 台湾の地元グルメの食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょう! 老街の近くにはフェリー乗り場があり、お向かいの「八里」や「關渡宮」などへ行くことも出来ますよ。
淡水老街 淡水魚丸阿給
淡水と言えば魚丸(つみれ)。 阿給のつみれは、スープでいただいたり、おでんのようにして食べたりといろいろ。 メニューには中華まんもあるんです。 料金もお手頃ですよ。
淡水老街 古早味蛋糕
台湾カステラのお店。 2軒並んでいますが、2軒とも列ができていますね。 ふわふわの食感がたまりませんよね。。
夕陽の名所と知られる淡水。 夕陽を見に来る方はもちろんのこと、ここ「淡水金色水岸」はデートスポットとしても有名で、最近ではサイクリングロードの整備も行われ、サイクリングを楽しむ方や夕涼みにお散歩をしている方も多い憩いの広場となりました。
淡水金色水岸
お向かいには、トレッキングも楽しめる「観音山」を望むことが出来ます。 残念ながら、曇りの日のお写真で「淡水」の美しい夕日をお届けできませんが、是非、夕陽を見に行っていただきたいところです。
1997年に開業した「台北MRT淡水信義線」の終着駅。 前身は1901年開業の「台湾総督府鉄道部淡水線」の停車場だった所で、1988年に運行が終了後MRTの路線工事が開始されました。 「MRT淡水駅」からすぐの所に、観光地で大変有名な「淡水老街」などがあるため、また、「淡水」はベットタウンでもあるため、毎日多くの方が利用している駅です。
1997年に開業した「台北MRT淡水信義線」の駅。 前身は1903年開業の「台湾総督府鉄道部淡水線」の「江頭停車場」だった所で、戦後、「関渡」に改名され、「鉄道淡水線」の運行が1988年に終了の後、MRTの路線工事が開始されました。 「関渡」には、有名な「関渡宮」や野鳥観察ができる「関渡自然公園」などがあるため、「MRT関渡駅」の利用者も少なくありません。
MRT関渡站(駅)
MRTの駅をでてすぐのところにバス停があります。 ここから「八里」へ行くバスが、20分~30分に1本出ています。
MRT関渡站(駅)
「関渡」の有名なスポットと言えば「関渡宮」。 MRTの駅から「関渡宮」までは、道沿いにぶら下がっている提灯が道案内をしてくれます。