東京・町田の原町田を散策
東京東京・町田の原町田を散策
まいどまいど! 東京都内では東京23区、八王子市に次いで3番目に人口が多い町田市。 東日本旅客鉄道横浜線と小田急電鉄小田原線とが交差する町田駅周辺は商業地・繁華街としての一面を持ち、百貨店や複合商業施設が乱立する一方、昔ながらの雰囲気漂う商店街もあり、今と昔が入り混じってまんねん。 また、そんな華やかな街並みが目立つ景色に今も昔も変わらぬ姿でひっそりと佇む神社、仏閣寺院。 一部、七福神としての町おこしも活発なため、七福神巡りの人の姿も。 そんな町田のはじまりは安土桃山時代にまでさかのぼる。 原町田商店街では「二・六の市」が開かれ、炭や薪、蚕糸、畑作物、衣料、農具などが扱われた。 明治時代、八王子と横浜港とを結ぶ「絹の道」の中継地点にあたる原町田では繭や生糸の運搬が盛んになった。 あれ?こんなところにも・・・。 町田駅前の商業地・繁華街から外れると住宅街が広がり、その中に縄文時代の集落跡が見られた。 敷石住居跡、稲荷山遺跡は牢場遺跡に隣接した配石遺構であるといい、貴重な遺跡であることから保存、展示されてはりまんな。
谷保天神等を中心とした武蔵国の天神信仰の流布により、北野天満宮(京都府京都市)より菅原道真公の尊像をお祀りしていた大沢正純が柚木大沢村にいた。 孫七代を経て一色村に移住の際、本町田菅原神社に尊像をお祀りし、境内地と社殿を村に寄進。 北条氏輝は、社寺政策によって村民を統治する方法に熱心に取組む。 原町田に移住した三橋家、武藤家らと話し合い、菅原道真公を祀る。 恵比寿様は、七福神では唯一の日本の神様。 いざなみ、いざなぎの二神の第三子で、満三歳になっても歩かなかった為、船に乗せられて漂流し、漂着した浜の人々の手によって祀られた。 左手に鯛、釣竿を持ち、漁業の神で、商売繁昌の神様。
宗保院の境内には布袋尊像が建立。 金森山曹洞宗寺院の宗保院。 大河伊与によって開基、1500年代に創建され、吸江呑恕和尚によって開山。 布袋尊は弥勒菩薩の化身、笑顔を絶やさず人に接していた。 大きな袋には宝物が入っていて、人に与えていたという笑門来福、夫婦円満、子宝の神。
JR東日本の町田駅の前身にあたる「原町田駅」は1908年に横浜線開業以来1980年まで営業していた。 駅舎は現在地から離れた成瀬駅寄りにあり、この駅票は、ビルの側面に保存されている。
安土桃山時代、毎月2のつく日に立つ市「二の市」が始まる。 江戸時代、「二・六の市」が開かれ、炭や薪、蚕糸、畑作物、衣料、農具などが扱われた。 明治時代、八王子と横浜港とを結ぶ「絹の道」の中継地点にあたる原町田では繭や生糸の運搬が盛んになった。 当時の運搬は馬や荷車が使用され、横浜で生糸を降ろした帰りには乾物など保存できる海産物や肥料(干鰯)、舶来品などを仕入れた。 「二・六の市」では横浜で仕入れた商品も販売され、賑わった。 1908年、横浜鉄道(東日本旅客鉄道横浜線の前身)が開通し、乾物・呉服・洋品・道具などの店が開業後、商業地へと発展。 現在も明治時代から大正時代にかけて創業した店が点在。
東京都町田市にある町田商工会議所前にある七福神の一つ。 幸福の福、身分をあらわす禄、寿命を表わす寿の三文字からなる中国、道教の長寿神。 南極老人星の化身であり中国の村や町に住み、人々の信仰を集めた仙人。 長寿、幸福の徳を持ち、鶴と亀を連れて、左手に宝珠、右手に巻物を括り付けた杖をもつ姿が特徴。
勝楽寺の境内には寿老人像が建立。 正式名称は、三寶山紹隆院勝楽寺。 本尊は、阿弥陀仏。 1573年、源蓮社光誉上人によって開山。 三橋新右衛門によって開基された東京都八王子市の極楽寺の末寺として創建。 釈迦堂には造形作家の三橋國民氏による釈迦如来像(通称、潮音大仏)が安置。 寿老人は、福禄寿と同じ星の化身で、にこやかな微笑みをたたえ、手には巻物を括り付けた杖、そして団扇や桃などを持ち、鹿を従えている。 団扇は難を払い、桃は長寿の印で、鹿も長寿の象徴。
- アプリで地図を見る
高ヶ坂石器時代遺跡は牢場、稲荷山、八幡平遺跡の3地点で構成された縄文時代の集落跡。 1925年、畑のゴボウが曲がって成長していることをきっかけに発見。
牢場遺跡
牢場遺跡は縄文時代の敷石住居跡、稲荷山遺跡は牢場遺跡に隣接した配石遺構。
母智丘神社の祭神は、豊受姫大神、大歳神。 大正時代、宮崎県都城市の石峰山山頂に鎮座していた母智丘大神を黒木昇・ハナ両氏が自宅内に奉斎したのがはじまり。 弁財天は七福神では唯一の女神で、インド河(水)の神であった。 やがて音楽の神、言語の神となり、弁才天と呼ばれた。 その後、財宝・芸術の吉祥天とともに弁財天といわれるようになり、知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるとか。
東京都町田市にある都市公園(特殊公園)。 園内には町田市立国際版画美術館がある。 1982年、開園。 毎年春には「まちださくらまつり」、毎年10月には「町田時代祭り」が開催され、流鏑馬・砲術演武などが披露される。 虹と水の広場には、「彫刻噴水・シーソー(飯田善国作)」が設置され、水の重みでシーソーが動く。 この他、園内には「my sky hole 88-4(井上武吉作)」、「開かれた宇宙(高橋清作)」、「トキオコシ(平野杏子作」などのモニュメントが設置。