西の法隆寺・鶴林寺とその界隈には
兵庫西の法隆寺・鶴林寺とその界隈には
まいどまいど! 皆さんは、太子建立七大寺をご存知でっか? 日本最古の仏教寺院として伝わる大阪府大阪市天王寺区の四天王寺や奈良県生駒郡斑鳩町の法隆寺に代表され、加古川にある鶴林寺(かくりんじ)も七大寺の一つでんねん。 人の頭を見ながら、「つるりんじ」と言わへんようご注意ください(笑) さて、そんな鶴林寺には、昔ながらの蒸気機関車の展示や公園が整備されてまんねん。 1980年代、JR西日本山陽本線の加古川駅と旧高砂駅、旧高砂港駅までを結ぶ日本国有鉄道の高砂線が存在していたが、廃線。 途中、旧鶴林寺駅にも停車していた。 境内でゆっくり過ごした後は宮本武蔵にもゆかりがある泊神社へ。 宮本伊織ゆかりの神社として知られ、田原氏(宮本伊織の実家)の氏神であるとか。 聖徳太子が鶴林寺を建立した際、側近で棟梁であった秦河勝が紀伊国から彼の氏神である国懸大神を勧請し社殿を建立したという。 1339年、大井三樹伊予守宰によって築城されたと伝わる石弾城址がある。 現在は、更地となっているが、宮本伊織が宮本武蔵の供養の意を込め全社殿一式を再建したとか。 ほんでまた何やら珍しい自動販売機があるんやて?
兵庫県加古川市で活躍する「てるひめちゃん」。 兵庫県姫路市出身の黒田官兵衛(黒田孝高・黒田如水)の妻・光(てる)がモチーフ。 光は兵庫県加古川市志方町に存在した志方城の城主・櫛橋伊定の娘、小寺政職の従姪、養女。 官兵衛を影で支えた光の才色兼備であったとされる。 兵庫県加古川市の志方という地に咲くささゆりを着物と髪飾りにあしらい、着物は市花のつつじの鮮やかなピンク色が特徴。
かんべえくん
「てるひめちゃん」 と、黒田官兵衛をイメージしたマスコットキャラクター「かんべえくん」は結婚し、「てるひめちゃん」の結婚お祝い式が、加古川市東神吉町のウェルネスパークで開かれたとか。
大阪府大阪市天王寺区の四天王寺や奈良県生駒郡斑鳩町の法隆寺と同様、聖徳太子によって開基されたと伝わる。 太子建立七大寺の一つともいわれている。 「西の法隆寺」との異名を持ち、地域で親しまれている。 589年、聖徳太子が当時播磨の地にいた高麗僧・恵便(えべん)のために建立した。 創建時は寺号「四天王寺聖霊院」であった。 1112年、鳥羽天皇によって「鶴林寺」へと改称。 境内では、飛鳥時代の銅造聖観音像、平安時代の本堂本尊の薬師三尊像など、国宝、国の重要文化財、県の指定文化財に指定された歴史的に重要な像や建物が現存する。
梅の花
鶴林寺の境内を散策していると、いろんな出会いが待っている。 その一つが季節との出会い。 春は春に感謝して。 その時期に見合った出会いをしてみませんか。
1980年代、JR西日本山陽本線の加古川駅と旧高砂駅、旧高砂港駅までを結ぶ日本国有鉄道の高砂線が存在していたが、廃線。 途中、旧鶴林寺駅にも停車していた。 そんな名残を今に伝えようと、現在は車道になった軌道跡から近い場所に当時、使用されていたSL蒸気機関車が展示されている。
西の法隆寺とも称される鶴林寺には、駐車場も完備。 鶴林寺は、駅から少し離れた場所にあるので、バスまたは乗用車が便利。
冷凍自動販売機「ど冷えもん」ではオリジナル餃子やスタミナ餃子などが販売されている。 浜松餃子は皮の底はパリッと、周りはもちもちとしていてキャベツの量が多く、あっさりとした味わいが特長。
別府鉄道野口線との接続駅であったとされ、動輪のモニュメントが展示されている。
- アプリで地図を見る
ハリマ化成株式会社の創業者・長谷川末吉氏より寄贈。 館内は、絵画等の展示室、多目的ホールがある。
医療機関・整骨院前に設置されたコロッケと餃子の自動販売機。 左にはコロッケや桃焼き、ホルモン、ひねぽん、牛すじ煮込みなどが販売されている自動販売機。 右には薄皮白ネギ エビ餃子、黒豚餃子、えび餃子が販売されている自動販売機。
祭神は、天照大神、少彦名神、国懸大神。 宮本伊織ゆかりの神社として知られ、田原氏(宮本伊織の実家)の氏神であるとか。 天照大神が天岩戸に隠れたとき、八百万の神々が、大神の怒りを解くために鏡を造り、1つは伊勢神宮に祀られ、1つは海に流された。 それが当神社付近に泊まり着き、そこにあったアオキの木を檍原泊大明神として祀ったのが泊神社の始まり。 聖徳太子が鶴林寺を建立した際、側近で棟梁であった秦河勝が紀伊国から彼の氏神である国懸大神を勧請し社殿を建立したという。
1339年、大井三樹伊予守宰によって築城されたと伝わる石弾城址がある。 現在は、更地となっているが、宮本伊織が宮本武蔵の供養の意を込め全社殿一式を再建したとか。
山陽電気鉄道の尾上の松駅を出て、南東に2~3分歩いた場所に位置する駅跡。 かつての国鉄高砂線の尾上駅であったとされ、動輪のモニュメントが展示されている。
- アプリで地図を見る
テイクアウト専門の弁当販売店と喫茶店が併設。 テイクアウト専門の弁当販売店では幕の内弁当をはじめ、ヒレカツ弁当、ロースカツ弁当、串カツ弁当、カキフライ弁当などを販売する。 また、かつめしも。
黒毛和牛A4、A5ランクの播州牛を使用してるという播州名物の「かつめし」。 メニューは、かつめしのみで、ごはんの大盛りをはじめ、特選ダブルかつ(肉1.5倍)、特選ダブルかつ大盛りなど幅広い。
ダブルかつのかつめし
かつめしにかけられたデミグラスソースは35年間以上、守られてきた門外不出の秘伝の味といい、とんこつと鶏ガラ、野菜も調合。 かつめしと相性ばっちりのデミグラスソースとの味をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。
お弁当や総菜などを製造販売するテイクアウト専門店。 メニューはからあげ弁当、チャーシュー弁当、牛スタミナ弁当、チャーから弁当など。 日替わり弁当は平日20食限定であるという。
宗派は曹洞宗。 正式名称は生竹山観音禅寺。 917年、肥後(熊本県)に鎮座する阿曾神社の宮司である阿蘇友成氏は当地に立ち寄った。 高砂の浦に船を停泊させて付近を見学し、再び船に戻ったときに竹の杖を浜に突き立てた。 すると杖が根を張り、枝葉が茂って抜けなくなった。 杖を諦め出発しようとすると船が動かない。 仕方なく当地にて一泊すると夢の中に観音様が現れ、観音様のお告げに従って一宇を立て観音像を安置。 地元の有志たちによって建立。 当初、「刀田の太子」で有名な刀田山鶴林寺を本寺とする天台宗の寺院であった。
1937年、日本陸軍により主に戦闘機による防空及び少年飛行兵の訓練の拠点として加古川飛行場が開設。 別名、尾上飛行場、3本の舗装滑走路が三角に交わる構造から「三角飛行場」とも。 飛行第13戦隊、飛行第246戦隊、第1教育隊が展開、九七式戦闘機などが運用、航空分廠などが設置された基地。 1944年、各地の陸軍基地から鹿児島県知覧町の特攻基地に向かう戦闘機の集結・燃料補給拠点として機能。 当基地からは特攻隊(第76、213、214振武隊)が出撃。 1950年代、滑走路は藤田航空による小型機の遊覧飛行、自衛隊によるトラック運転の訓練所にもなった。
陸軍加古川飛行場跡
基地付近で営業していた旅館「中村屋」は出撃前の隊員の慰安施設として利用され、隊員の遺した遺書や手紙とともに慰霊碑が建立。 旅館は取り壊され、鶴林寺に移設。
- アプリで地図を見る