大須探検隊がゆく! 大須グルメ編。
愛知大須探検隊がゆく! 大須グルメ編。
名古屋の繁華街は名古屋駅前でも栄地区でもなく、今は大須が一番。 その大須界隈も古い店が消えて新しい店が増え、以前とは随分姿が変貌しつつあります。 最近では特に飲食関係の店に動きが激しく、一時期はタピオカドリンク系が目立っていましたが、 現在では「唐揚げ系」が繁殖しているようです。 しかし、そのような新しく出来た店や、一時期の流行り廃りのお店なんてどーでもいいです。 大昔から続く老舗こそ大切にしたいという気持ちを込めた今回のテーマ。 とはいえ、個人的趣味が200%程加味されますので充分にご注意願います。
「揚げまん棒」というのは「納屋橋饅頭」に衣をつけて揚げた菓子。そもそも納屋橋饅頭って大昔から大須に本店と工場があるれっきとした大須名物だということをご存知の方は案外少ないようです。ちなみに本町通り赤門交差点近くにある本店横の工場では、店舗が営業する前でも出来立てホヤホヤの饅頭を購入することが可能。朝早くから手土産として持参したい際など、よく購入しに行きました。かつては知る人ぞ知る情報でしたが、今ではHPにも記載してあります。遠慮無く入っていけば良いです。 ※2022年1月11日を以て休止らしい
大須万松寺通店
「あげまん棒」はこちらで購入できます。店頭で出来たてをアツアツの状態で食べてしまうのがベスト。最近では納屋橋まんじゅうをジェラードにしてもなかに挟んだ「ハイカラアイス」も登場。これでアツアツとヒヤヒヤが揃った事になります。
大昔から大須仁王門通本町交差点で営業している「新雀」。ウン10年前には母が10本単位で買ってきてくれたものです。その当時は先代の婆ちゃんがみたらしを焼き、先代の爺ちゃんが奥でせっせと団子をこしらえていたものでした。現在焼いてるのは息子さんでしょうか。味は昔から変わらず、と言いたいところですが、昔はもう少しタレに「甘み」が少なかったと記憶しています。店にはみたらし団子以外の商品もありますが、今迄一度も購入したことがありません。
大昔からここで
他店の団子とは違ってきっちり焦げ目が出来るまで焼くのが新雀の特徴。タレが染み込んだ焦げ目が美味しいんですよ。昔は串が焼け落ちる寸前迄ガッツリ焼いてあったものでした。
秘伝のタレ
あのタレはいったい何年前から継ぎ足して使用してるのでしょうか。カメの年季の入り方が凄いですね。
テレビ愛知の南側、赤門通の並びに位置するうどんの店「丸福」。外見は何の変哲もない食堂です。しかし一歩店内に足を踏み入れると懐かしい昭和の雰囲気。基本何を頂いても美味しいのですが、イチオシは「どてめし」。どんぶり飯を完全に覆い隠すようにたっぷりと「どて」が乗っています。赤味噌を使用しているので一面に真っ赤というより、真っ黒に見える。この地方以外の方はその様を見て大変驚かれるのではないでしょうか。どてめし自体はどの店にもあるポピュラーなメニューですが、個人的にこの店が一番。 ※閉店という噂があります。(未確認)
名物どてめし(小)
どてめしは大、中、小があります。小でも牛丼並以上のボリューム。是非、怖いもの見たさで大を注文してみよう。あとの責任は持ちません。w
名古屋で老舗のコーヒー店といえばコメダでもスタバでもありません。誰が何と言おうとコンパルです。中でも昔ながらのレトロな内装を維持している大須新天地通り万松寺横の「大須店」こそ昔から変わらないスタイルの店舗で。ネルドリップによる香り豊かで濃厚なコーヒーが特徴。この味が名古屋の標準になっていて、実際我が家では祖母の代から3代に渡ってコンパルを贔屓にしています。コーヒーの他にはサンドイッチが名物で、通はメニューを見ないで「アイスコーヒー」と「エビサンド」又は「カツサンド」と注文します。
アイスコーヒーが面白い
オリジナルホットコーヒーこそが王道ですが、アイスコーヒーもまた独特で、濃厚コーヒーが写真のようなセットで出されます。自分で砂糖量を調節してからグラスに注ぐスタイルです。一気に注がないとこぼれますので注意。
ここもやはり歴史が長い老舗の洋食屋さん。洋食屋なのでフライものとハンバーグ、ハヤシライスと肉料理がメイン。最近ではグルメ系の番組ですっかりお馴染みになってしまった感じもありますが、実際何を注文してもハズレは無く美味しいです。いつ行っても裏切られない味。ただ、お昼時はとても混雑しますので昼時を少しずらしたほうが得策ですね。
休日のランチ
平日お馴染みのお得なランチは、休日には内容が変わり、専用ランチになります。通常の3倍程の厚さもあろうかという食べ応え充分のロースハム、オリジナル味噌ソースがかかってるエビフライとトンカツ。これだけでも充分に堪能できます。
大須で「ういろう」あるいは「栗むし羊羹」を購入するなら万松寺商店街上前津寄りにある「山中羊羹舗」が一番。おつかい物や遠方へのお土産なら名前が通った有名店舗のういろうでもいいかもですが、自分で食べるなら断然「山中羊羹舗」で購入します。大須をよく知る地元の方はむしろここでしか購入しません。
青柳ういろう
白黒抹茶というCMソングで有名なういろう屋さん。仁王門通の店舗が本店です。手っ取り早く購入するならこちらかな。
大須ういろ
ボンボンボンと時計はみっつというCMソングで有名なういろ屋さん。青柳ういろうと同じ並びにある仁王門通の店舗が昔からあるお店です。
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新天地通り北端から出て赤門通り向かい右側角にある公設市場の中で営業しているうどん屋さん。大昔からお手軽に安くうどんを食べることが出来るお店で、テイクアウトも可能。母はここでよくうどんの玉と「濃縮していないオリジナルうどんつゆ」を購入してきたものです。 ※残念ながら再開発で建物ごと取り壊されました。
公設市場自体がレアな存在
以前は何処にでもあった公設市場ですが、時代の波を被りどんどん姿を消しつつあります。現在では営業している公設市場を見つけるほうがレアかも。
万松寺通りと新天地通りが交差する南西側にあります。ここは子供の頃からお世話になってる店で、店の正式名はなんなんでしょう。いつも「サノヤの隣り」と呼んでました。記憶の中で最も古い店の1つです。今ではアーケード内に焼きそばとお好み焼きの店は何軒かありますが、ここが原点。いつでも格安な価格が愛される理由ですね。
大潮屋
観音通りの大須観音寄りにあるお店。大須観音辺りで小腹が空いた時に非常に重宝する存在。高校の頃に買い食いした記憶があるので、それだけでも数十年の歴史がある古い店舗です。その当時はお肉入りの好み焼きが150円だったんじゃなかったかな。
大久保
場所は新天地通北の端で中公設の対面。サノヤの隣と比較するとはるかに新しい店舗。店頭売りオンリーですが、店舗前にベンチが設置してあるおかげで腰掛けて頂けます。価格はサノヤの隣を意識してるかも。
大須スケートリンクから岩井通りを挟んだ北側の国道19号線横にあります。この店もまた歴史が古く、店内に入ると古さを実感するのではないでしょうか。メニューは和食方面が中心。間違っても若者向きではありませんが、浅田真央さん達が贔屓にしていたという話を後で聞きました。時代的にすれ違いですので残念でした。
真央ちゃんチャーハン
浅田真央さんがよく注文していたというチャーハンらしいです。実は別の定食を注文した後で発見したので未食です。
東仁王門通の本町通り寄りにあります。いわゆる甘味の店。ここもまた大須では老舗。店舗は建て直されて新しくなり、上はマンションになっているようです。夏はカキ氷、冬はぜんざいといった季節商品が並びいつでも美味しい甘味が頂けます。お値段もそれなりなので、オバちゃん達が少し休憩する為立ち寄る感じでしょうか。昔からふわふわ氷が売りでしたので、小遣いが溜まってから食べに行った記憶があります。 ※残念ながら閉店の様子
本町通り第二アメ横の斜向かいにある「キッチントーキョー」は、古くから同じ通りにある「御幸亭」と洋食では双璧と言ってもいい存在。料理はどちらも同様に美味しいです。店内は御幸亭が「食堂」なら、こちらは「ビストロ」といった印象。デートならこちらかなーっと、少しだけ持ち上げておきます。
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名古屋市内に2軒ある超絶美味しい甘栗店のひとつがココ。何がどう違うのか。とりあえず何も考えず「天津甘栗」を購入し、アツアツのうちに食べてみるといいです。栗を手に持って殻を割る瞬間から既に他とは全く違うと感じることでしょう。この店の天津甘栗を食べると他の店の甘栗やスーパーの安物甘栗が食べられなくなるのはちと困りモノかも。
大須といえばこの名物店を忘れてはいけません。岩井通り大須交差点角の焼き鳥屋さんです。いったい何時からここで営業しているのでしょう、幼稚園に通っていた頃にこの店を認識していますので恐るべき年数のはずです。しかし実際この店に通うようになったのはずーっと後年のことで、初めて「雀」を食べたのはこの店です。
この店をご存じの方は相当の大須マニアですね。オリジナルの味噌とんちゃんが名物。場所は説明しにくいので地図を見て理解して下さい。ビールが進むこと間違いなし! 店内はあまり綺麗とは言えません、悪しからず。