
奈良 花の寺、般若寺~ならまち街歩き
奈良奈良 花の寺、般若寺~ならまち街歩き
花の寺として知られている般若寺を訪れ、昔ながらの町並みが残る”ならまち”へ。 古都、奈良でちょっぴり歴史を感じながら、おいしいものを食べ歩き、カワイイものをショッピング…。 女子旅にぴったりのプランです。 般若寺のコスモスを見た後、ならまちへ。ならまちは、この地域の人々の信仰を集めた神社やお寺が点在し、昔からあるお菓子屋さん、酒屋さんなどもいろいろ…。ゆっくりぶらぶら歩きして街の風情を味わいましょう。 歩いてこそ、街のよさを味わえるスポットです。 古い日本家屋を改装したカフェや雑貨屋さんなども新しくできています。 行くたびに魅力的なお店を発見(?)するならまちは、奈良を訪れる時に必ず立ち寄るスポットです。 印象に残ったスポットをいくつか紹介します。
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般若寺は、近鉄奈良駅からバスで10分のところにあります。 普段はひっそりとした古寺ですが、”コスモス寺”として知られ、秋になると境内はコスモスの花でいっぱいになります。 コスモスの花は、9月中旬から咲き始め、例年11月始め頃まで楽しめます。 驚いたことに、初夏に訪れた時もコスモスが咲いていました。上の写真はその時のものです。
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ご本尊文殊菩薩さま
般若寺のご本尊は、ぱかっと口を空けたお獅子に乗った文殊菩薩さま。後醍醐天皇ゆかりの仏像で、もと経蔵の秘仏本尊だったそうです。文殊菩薩は、知恵の仏様。学問成就の守り仏です。
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国宝の楼門
鎌倉時代の楼門は国宝に指定されています。楼門の遺構としては日本最古のもの。コスモスの花の咲く季節には、楼門のあたり一面のコスモスに「おおっ~!」と感動…!
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西国三十三所観音石仏
お堂の周りを西国三十三所観音石仏がとり囲むように置かれ、季節の花が彩っています。色とりどりのコスモスの花、彼岸花の咲く季節は特に絵になる風景です。
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十三重石宝塔
境内には鎌倉時代の石塔があります。日本を代表する石塔だと言われています。石塔のまわりは、秋になるとコスモスの花でいっぱいになります。風に揺れるコスモスの花が印象に残りました。
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白鳳仏特別公開
般若寺では、春、秋の観光シーズンに秘仏を特別公開しています。聖武天皇が奉納したと伝えられる白鳳仏、阿弥陀如来像が公開されます。昭和の大修理の時に発見されたものだそうです。
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パワースポット、カンマン石
境内にあるカンマン石に注目…! カンマンは不動明王を象徴する梵字です。この石の突起部にお腹や背中を押しあてると、健康が増進すると言われています。
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ならまち散策で見つけたオススメ和食の店です。 このお店は大和野菜を使ったお料理が人気です。 野菜たっぷり味わえるランチコースの一つ、”ひなた”2200円をご紹介します。
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まず、冷たいスープ
ランチコースの最初には、かぼちゃの冷製スープが和の食器で登場しました。かぼちゃのやさしい甘さが生きていました。ほうじ茶もおいしかった
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野菜料理いろいろ
自家製の胡麻豆腐を囲んで、野菜料理の数々が登場。オーソドックスな菜っ葉のお浸し、中華風お浸し、胡麻酢和えなど何種類ものバリエーションをちょっとずつ味わいました。
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野菜の天ぷらなど
えびの焼き物には野菜の白和えが添えられ、サトイモの蒸し物、ゴーヤ、サツマイモ、カボチャの天ぷら、茄子の揚げ浸しなどが登場しました。
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ご飯とみそ汁もおいしい
古代米のご飯、白味噌のお味噌汁もおいしかったです。こんなおいしいお味噌汁に出会えたのは久しぶりです。この後、デザートのわらび餅でコース終了。満足度100%でした。
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ならまちにあるケーキのお店とカフェ。古墳を象った”古墳ケーキ”で知られています。 大型の古墳ケーキは予約注文制、小型の古墳ケーキは土曜日、日曜日営業のカフェで販売しています。 ”古墳ケーキ”の他にも、”古代妄想”というお菓子のセットがオススメです。
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話題の古墳ケーキです
スコップ型の”発掘スプーン”で古墳ケーキを発掘(?)しながらいただくと、中から勾玉(実はカシューナッツ)が現れる…!というスグレモノです。
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”古代妄想”と木簡メモ
”古代妄想”とは笑えるネーミングのお菓子セットです。歴史好きの方へのお土産にぴったり。また、お店のオリジナル、奈良時代の木簡を象った”木簡メモ”も素敵な奈良のお土産です。
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”古代妄想”セットの中身です。
箱の中には、発掘された奈良時代の木簡を象った”木簡グリッシーニ”、”古墳型クッキー”、”3色勾玉クッキー”、そして”発掘スコップスプーン”が入っていました。
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ぷちまるカフェ
土曜日と日曜日だけ営業するレトロ調のカフェです。かわいいパフェもあります。お菓子を買うだけなら、水曜日~日曜日の12時~18時30分までOKです。
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ならまちで古くから信仰されてきた庚申さまのお堂です。 本当に”ならまちらしい”雰囲気…。 小さなお堂に、たくさんの身代わり猿が奉納されています。この身代わり猿は、災いを除けるお守りだとか…。 ならまちの民家には、この身代わり猿がたくさん吊るしてあります。ならまちのシンボル的存在です。
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ならまちに古くからある、昔ながらの雰囲気の和菓子屋さん。 ”奈良町団子”など、奈良らしいお菓子がいっぱいです。 ここだけでしかゲットできないお土産を見つけては…。
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お土産に”奈良町団子”
団子は、奈良時代に唐から伝わったものだそうです。もとは神様にお供えするお菓子だったとか…。奈良町だんごは、それをもとに生まれた三色のお団子。ういろのような食感でした。
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お抹茶と一緒に”庚申さん”
ならまちのトレードマークになっている庚申さんの”身代わり猿のお守り”を象った和菓子です。「ならまちならでは…!」のお菓子です。奥の茶房でお抹茶と一緒にいただくこともできます。
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茶房もあります
お店の奥には、古い住居を改装した茶房ができています。お店で売っているお菓子を抹茶と一緒に…。ならまち散策の休憩にオススメです。
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ならまちの民家の並ぶ一角に「よつばカフェ」のバス停風案内板が…! 足を止めれば、古民家がカフェになっていました。 玄関から「ごめん下さ~い。」と上がって、奥のお庭に面したお座敷へ。 ちゃぶだい風テーブルや古いオルガン、ステレオが置かれ、かわいいアクセサリーや小物も売っています。 ならまち散策の後の休憩にぴったりのお店でした。
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キャラメルみかんパフェ
パフェ好きにはたまらな~い”大人味のパフェ”でした…!みかんにキャラメルソースのほろ苦さが生きています。この昭和レトロな雰囲気の中でいただくパフェは最高でした。
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ならまちの民家の立ち並ぶ一角に古い歴史を持つお寺があります。元興寺は、蘇我馬子が飛鳥の地に建てたお寺を奈良に移したもの。つまり、日本で一番古いお寺の一つなのです。 本堂は国宝。世界文化遺産に指定されています。 行基葺と呼ばれる屋根瓦は、飛鳥時代からの瓦も混ざっているそうで必見です。
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極楽堂(本堂)にお参りを…!
奈良時代の元興寺の僧、智光が極楽曼荼羅を安置したのが始まりだそうです。本尊は阿弥陀如来。ここは極楽浄土を観想する僧坊なので、「極楽坊」と名付けられたそうです。内陣には奈良時代に建てられた僧坊の一部が残されています。
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極楽浄土の観想を…!
本堂裏には曼荼羅図があり、図の前に金色の座布団が…。「ここに座って、極楽浄土を観想しましょう。曼荼羅を眺め、カネを三度鳴らして祈願を…。」とありました。ここに座ると、極楽浄土の世界に包みこまれていくような気が…。
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飛鳥時代の瓦も…?
極楽堂、禅室の屋根には飛鳥、奈良時代からの瓦も混ざっています。いまだに”現役”はスゴイ…!よく見ると瓦の色が微妙に違います。それぞれの時代を表しているのだとか…。
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法輪館(収蔵庫)の見学
寺宝を展示しています。通常見ることができない「厨子入り智光曼荼羅」と、「元興寺極楽坊縁起絵巻」などが特別公開されることも…。奈良時代の瓦に触れてみることもできました。
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小子房を覗いてみました
小子房は台所と呼ばれた極楽院の旧庫裏です。ちょっと覗いて見ました。なかなか趣きある佇まいでした。元興寺周辺には季節の花でいっぱいです。9月中旬からの萩の花で知られています。
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地蔵会 万灯供養会
8月23日、24日に行われる元興寺の地蔵盆は、地元の人にとっても観光で訪れる人にとっても楽しいイベントです。国宝の極楽堂では献灯があり、境内では食べ物やさんの屋台も…。境内の石仏の前の灯明皿に灯りをともし供養します。
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”ならまちらしい雰囲気”…を味わえるお食事のお店を…!とのリクエストに答え、この店を紹介します。 ”ならまち”によくある、古い町屋を改装したお食事の店です。 「江戸川」というと「鰻」で知られていますが、奈良の食材を生かしたお手頃なお値段のランチメニューもあります。
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古い商家の建物です
お店の中は、昔の古い商家の建物の様子がよくわかります。ならまちには、このよう古い商家の建物を生かした新しい店が次々生まれているようですが、ここはその典型的なお店です。
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今西家書院は興福寺大乗院家の坊官だった福地院氏の住宅でした。現在は今西家が所有。重要文化財の邸宅を、一般公開しています。室町期に作られた風格ある建物です。 一部屋一部屋、詳しい説明を聞きながら、書院造りの建物内部を案内してもらいました。 身分の高い人のための建物、御供の人のための建物、お部屋の作りが全く違います。 当時の身分制度を垣間見ることができました。
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お庭を眺めてひと休み
このような建物は、内部の写真撮影禁止になっているところが多いのですが、撮影OKでした。書院からは、樹木を配したきれいなお庭が眺められました。ひと休みにもってこいの場所でした。
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ならまちにあるお抹茶とお抹茶スイーツのお店です。お抹茶とクリームぜんざいを注文しました。 お抹茶はお茶碗を選ぶことができます。 まずお店にある抹茶茶わんの写真を見て好みの柄を選びます。 また予約すればお抹茶を自分でたてることやお茶会体験もできるそうです。(コーヒーはメニューにありませんでした。)
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お抹茶とクリームぜんざいのセット
つゆくさの柄の上品な抹茶茶わんを選びました。クリームぜんざいはボリューム満点です。たっぷりのクリーム、あんこにはお濃茶がかかっていて、抹茶白玉団子が添えられていました。
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ならまちの一角にあるお寺です。 奈良の古寺らしい優美な建物に思わず足を止めました。 このただモノではない雰囲気は、もしかして国宝…? アタリでした。 もと元興寺の別院だったお寺で、朝野魚養が元正天皇の旧殿を拝領して開いたものだそうです。 現在の建物は鎌倉期のものだとか…。 空海が地蔵菩薩を刻んだと伝えられる石仏龕で知られています。 十輪寺では第一日曜朝に”朝カレーをいただく会”を開催しています。朝の勤行に参加すると、カレーの接待があり、だれでも自由に入会できるそうです。
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石仏龕
本堂の奥まったところに安置されている石室です。正面に地蔵菩薩、左右にも諸仏や五輪塔、梵字などが刻まれています。空海が刻んだ…は、伝説かもしれませんがちょっと珍しい遺構です。
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近鉄奈良駅のそばのビルの2Fにある、奈良ファンにおススメの雑貨屋さん&カフェバーです。 奈良で活躍した歴史上の人物の名前の付いたお酒やかき氷も…! 雑貨コーナーには、「発掘スコップスプーン」や、勾玉のキーホルダー、古墳グッズなどいろいろ…。 個性的な奈良のお土産が揃います。 奈良が大好きな人達の間で人気の雑貨屋さん「フルコト」の2号店です。「フルコト」より、こちらのお店の方が営業日が多く、駅に近いので便利かも…。
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奈良のお土産買いました。
「発掘スコップスプーン」「ハニワのミニレターセット」「仏像のイラストの付箋」「レッサーパンダの柄のご朱印帳」「ハニワのシールセット」ここでしかゲットできない奈良土産です。
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カフェスペースもあります。
コーヒーに「ぷちまるカフェ」の勾玉クッキーが添えられていました。スプーンは「発掘スコップスプーン」本棚には奈良に関する書籍や歴史漫画がいっぱい。ついつい長居してしまいそうです。
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