
松尾芭蕉「奥の細道」むすびの地、水の都大垣で路地散歩♪
岐阜松尾芭蕉「奥の細道」むすびの地、水の都大垣で路地散歩♪
松尾芭蕉の奥の細道って江戸を出発して東北を巡る旅だと思ってたら、実は東北をぐるり回って大垣まで辿り着いて終了だという話を知ったのは最近のことだったりします。そんな縁で大垣には芭蕉にまつわる観光施設や、水の都として歌われた市街地を巡る水路があり、歴史の街としてのアピールを見せています。 その大垣市も残念ながら近年ではあちこちリニューアれされ、味がある(言い換えると古い)建物が姿を消しつつあります。今回は大垣名物の「水路」とまだ残る「路地」、更に「城」と「神社仏閣」がテーマです。 <水の都おおがき舟下りの情報> 詳しくは→http://www.ogakikanko.jp/event/fune/
-
この辺り、水の都というと聞こえがいいのですが、昔から長良川や揖斐川、根尾川といった川に挟まれ、「水」に悩まされた地域だとも言えます。流れてきた水は効率よく流すという発想で水路が多く作られたのではないでしょうか。この水路周りが現在では散歩道として整備され、これが大垣のシンボルとなっているようです。 詳しいお話はこちらから→
-
水路がいっぱい
この辺りの水路は、要するに大垣城の堀なわけです。大垣城を囲むような形で作られています。
-
滝がある公園
途中一箇所水路が広くなったところがあり、滝がある公園として整備されています。
-
常夜灯
奥の細道むすびの地記念館近くの常夜灯。
-
テーマは水
水の公園には常時水の流れがあり、日が当たらないところの苔が何とも言えない表情を見せています。
-
水藻が光るとき
水路の底を覆うような水藻。夕日が当たると黄金のような色の絨毯に。
-
たらい舟下りがある
毎年10月~11月辺りには水路を利用したたらい舟下りがあります。通常の舟下りもあるけど断然こちらの方が面白い。とにかく真っ直ぐ進まないので結果超のんびりとした舟下りになります。詳しくは大垣市のHPで。
-
-
資料によると、松尾芭蕉が江戸深川を旅立ってから約5か月をかけ、全行程約2400キロメートルを旅した後に大垣市で紀行を終えたそうです。そして大垣滞在後は船便で伊勢湾方面へ下ったらしいです。施設内では様々な展示や映像で解説されています。(有料)
-
松尾芭蕉像
記念館前にある芭蕉像。像自体の色が微妙なのでイマイチ写真写りが良くない。
-
茶室
記念館に併設されている茶室。俳人ということで作ったのだと思うけどよくわかりません。
-
むすびの地の看板
車でお越しの際はこの看板を目指してください。平日なら駐車場は記念館前を利用できるけど、休日は難しいかも。
-
この辺りに湊があった
現在、水路としてはすっかり機能していませんが、かつては船の駅というべき川湊として栄えたそうです。
-
-
大垣市は水の都だという。理由はこの辺り河が多いこともあり地下水流が豊富で地下水や湧き水が多い。市内外には誰でも汲み出せる水源が数多く存在し、わざわざ大きなタンクをいくつか抱えて汲みにやってくる方も少なくない。その1つが八幡神社入ってすぐのところ。市内ではココが一番メジャー。 ※2016年8月に映画「銀魂」の撮影で使用され、小栗旬さん、剛力彩芽さんらがやって来たという情報が流れています。真相はいかに?
-
大垣駅すぐ南にも水源が
目立たないが、大垣駅前商店街の脇にも水源がある。
-
少し離れた神社にも水源が
位置的にはソフトピアジャパンの北側の神社境内。ここは車が停めやすいため大胆に汲みに来る人が多い。
-
-
スイトは「水都」を意味し、スイトピアセンターは「文化センター」「学習館」「こどもサイエンスプラザ」の総称。文字通り大人から子供まで文化に触れる事ができる場所となっている。学習館奥には「水」で遊ぶ面白いコーナーがある。こどもサイエンスプラザに来た方はこちらもお忘れなく。
-
こどもサイエンスプラザ
子供向けの科学館。入館は無料で、順路に添って遊びながら学習するように出来ている。普段それほど混んでいないので存分に楽しむことが出来る。1階の実物SLも必見。
-
遊びながら学ぶ
子供向けの様々な仕組みが用意されています。子供たちにとって、科学を学ぶというよりもゲーセンの感覚に近いかも。
-
水のパビリオン
水のパビリオンでは水にまつわる不思議現象を体験出来ます。お子様用ですから安心して遊ばせることが出来ます。
-
- アプリで地図を見る
-
大垣名物といえば「水まんじゅう」。この辺りの和菓子店ならたいてい何処でも扱っている。とりあえず大垣駅前なら一番目立つこの店。あと、駅前商店街に数軒扱ってる店があり、それぞれに味が違うので食べ比べてみるといい。かつては一個買いで、手のひらに直接乗せて貰って食べたものだが、最近ではちと恥ずかしいかも。
-
もう一つの金蝶堂
大垣駅前のメジャーな店から更に美並に進んだ対面にもう一つの金蝶堂があります。落ち着いた店内で水まんじゅうを頂きたい場合はむしろこちらかな。
-
大垣といえば老舗の槌屋
元来大垣の老舗和菓子店といえば「槌屋」なのです。当然当店にも水まんじゅうを販売しています。近くの金蝶堂と食べ比べしてみてはいかがでしょう。
-
-
本来は、大垣駅前商店街の中にある何軒かある水まんじゅうを名物とする和菓子屋さんの一つです。場所は大垣城正面門入り口の南側。駅前からはやや歩くことになります。
-
名物は「水まんじゅう氷」
水まんじゅうを提供していた八角形升の上からかき氷を乗せたものが「水まんじゅう氷」。水まんじゅうの甘さがせんじ氷にぴったり。シーズンは並ぶほどの大人気。夏の風物詩となりました。
-
-
パンの上面に「大」の印が入ったパンがありました。店舗としてはチェーン店ですのでどこにもある店です。ご当地店のオリジナルでしょうか。
-
中身は小倉餡とホイップ
手のひらサイズ程あるパンを持つとずっしりと重く、中は小倉餡とホイップクリームがぎっしり詰まっていました。
-
イートインもできます
どの店舗も同じだと思うのですが、イートインコーナーがあって、店内で頂けます。改札真ん前なのに意外と空いていて穴場だったりします。
-
-
大垣駅前商店街の中にある店。要するにうどんと丼の店。外観を見ただけだと何処にでもありそうな店に見えるが中に入るとそのレトロっぽさに驚く。ずっと使われてたのだろう机が磨きぬかれて光ってるし、壁一面の扇風機(動くのか?)等のインテリアが時代を感じさせる。ところで何故大垣に東京庵なんだろうか。一度尋ねてみたいがいつも聞き忘れる。
-
素朴な味わい
超個人的な感想だが、何を注文しても旨い。丼以外では中華そばをオススメする。
-
以前はワンコインでした
以前はワンコインの500円ぽっきりでした。しかし、消費税等の影響によって現在(16.8.5)では550円になっています。
-
レトロな店内
店内の机や椅子、壁や建具にも歴史を感じます。
-
もしかするとあの方では?
写真の子供の方は当店の主人だそうです。大きい方の方は、もしかしてあの方では?
-
- アプリで地図を見る
-
大垣の玄関口、JR大垣駅南口。近年では北口側の整備が進み、本当の玄関口は北側に取られそうな勢い。この駅は西濃地区のターミナル駅で、樽見鉄道や養老鉄道等と接続していて、かつては相当賑わってた雰囲気がある。 ※駅前再開発の折にポスト共々現在行方不明です。
-
美濃赤坂方面ホーム
美濃赤坂駅はれっきとした東海道線の駅。かつては直通で行けたものですが、現在ではこのホームからしか行くことが出来ません。
-
樽見鉄道方面行き
旧樽見線、現在樽見鉄道の乗り場はこちらです。美濃赤坂方面とは全く真逆の位置にホームがあります。谷汲行きはこちらです。
-
幸せの黄色いポスト
幸せの…というのは冗談ですが、かつての大垣駅を偲んで貨物の車掌車が展示されています。なお、この黄色く塗られたポストはダミーですので悪しからず。
-
-
現在は養老鉄道と呼ばれているが、かつては近鉄だった。近鉄といえば大阪を中心とする近畿地方の鉄道というイメージがあるが、岐阜のこんな地の果てまで線路が伸びていたのに驚き。なお、休日にはサイクルトレインと言って自転車をそのまま乗せることが可能。見てると近所のオバちゃんらが堂々と自転車を乗せている。折り畳んで収納しなくて済むので非常に重宝している。
-
大垣はターミナル駅
レトロな鉄骨屋根が特徴の養老線ホーム。向かって右側が揖斐方面行き、左側が桑名行き。養老の滝へ行く場合は当然左側です。
-
自転車はそのまま乗車可
車内に自転車。不思議な光景だと思いませんか。休日は自転車を折り畳むこと無くそのまま乗せる事が出来てしまいます。効果的に利用すると超便利!
-
養老鉄道 西大垣駅
大垣市内にオール木造のまま現存する珍しい駅舎。これでも大垣駅の次の次の駅。
-
-
正直に言うと、大垣駅前商店街はかなり古い。新しいものを探すというよりもカルトな風景を探すほうが面白い。更に表側の古めかしさはまだしも一歩裏の方に入るとそこはもうワンダーランド。かつて賑わっていたからこそ面白い。写真好きの方ならきっと気に入って頂けるのはないかと思う。
-
古い商店
この辺り古い商店が並んでるのもわかるが、実はその建物がまるで長屋状に繋がっていて、アーケードの上が意外に面白い。
-
まだまだ
一歩路地に入ると途端にこのような風景になる。緩やかだが、この辺り順次建物が更新されつつある。無くなってしまう前に撮っておきたい。
-
入る勇気があるかどうか
見るとどうやら夜の街っぽい雰囲気のアーケード路地。昼間なのに中は真っ暗。行き止まりなのか、通り抜けられるのか。足を踏み入れるのに勇気がいる感じは貴重。
-
大垣駅南で最も怪しい路地
お城街の一歩足を踏み入れるとこの雰囲気になります。全てのお店があいてないかと思ったら僅かに営業しているお店がありました。まるで異空間に入ってしまった気分です。
-
営業してるみたいです
かつて全盛を誇ったと思われるビリヤード場。外観に歴史を感じます。でも、まだ営業してるようなのです。
-
吸い込まれそうな闇
怪しげな雑居ビルの入口に足を踏み入れて、中から外を撮ってみた。本当にここは現代の日本なのだろうか。気分はタイムスリップ。
-
営業してるのでしょうか
何年か前は確かに営業していて、店内で食べました。今も建物としてはあるようですが、現在も営業してるかどうかは疑問。
-
大昔からこのままで
衣料品のウィンドウです。猿岩石の若き日の姿ですね。すっかり放置されているようです。何時まで拝めるのでしょうか、見守っていますw
-
古い建物がいっぱい
この辺りにも再開発の波が押し寄せています。いつ消えてしまうかわかりません。
-
怪しい自販機
この自販機は、もしかするとアレでしょうか。そして現在でも稼働中なのでしょうか。誰か実証してみませんか。
-
消えたレトロスポット
大垣駅南を代表するレトロすぽっとでしたが、再開発の波に飲み込まれてしまいました。現在再開発中。
-
元銭湯だったみたいです
右側に小さく「大垣湯」という看板があることから、ここはかつて銭湯であったと想像できます。
-
-
神保金物。大垣を紹介する番組では外せない店。とにかく面白い。店内外に所狭しと様々な物が陳列してある。古いものばかりかと思うと意外に新しいものも混ざっている。最近では「おじさんぽ」で花田氏と温井氏がやってきたと親父が言っていた。
-
見逃したら損するよ
同じネズミ取りでもめちゃ旧式のものだったいする。その他にも金ダライとかアルマイトの弁当箱とか、マジに売ってるのか洒落なのかよくわからない。
-
- アプリで地図を見る
-
タイトルが「2人でワッハッハ」と書いてある謎のオブジェ。水路脇の散策路に突如現れる。タイトルがあるから笑ってると思えるけど、実際限りなく無表情。
-
全開で笑っているようです
見るだけで和んでしまうオブジェ。意外と巨大なのです。見ても良し、抱いても良し。蹴るのは良くないです。大事にしましょう。
-
-
奥の細道むすびの地記念館のすぐ南側にある銀行。一応雰囲気を大事にして「両替商」とか書いてある。まぁ、間違ってはいないと思うが。
-
大垣城主戸田氏の菩提寺。恥ずかしい話、ここに来て初めて大垣城主が戸田という事を知った。場所は水路のすぐ横で少し奥まっているから入りにくいかもしれないけど、堂々と山門をくぐればよいかと。
-
中濃三十三霊場第七番札所 大垣にもやはり善光寺があったんですね。場所は大垣競輪場の東側で、住宅街のなかにあるので若干探しにくいかも。石柱タイプの山門があるだけで境内やや殺風景だが、本堂はまさしく善光寺そのもの。
-
堂々とした佇まい
住宅街の中にこのような寺院があるなんて驚きです。建物は正面に唐破風がある善光寺っぽい建物です。
-
- アプリで地図を見る
-
ある意味大垣近辺で唯一のショッピングモール。大垣駅南に駐車場は殆ど期待できませんが、北側にいろいろあります。イザという時、逃げ込むのに最適。何かと便利ですので覚えておいて損はないです。
-
大垣駅と直結しています
写真の通り、大垣駅とは屋根がある通路で繋がっています。18きっぷ利用時にちょい下車して利用したりして便利。何かと利用価値があります。
-