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パワースポットマニアさんと巡る富山県の聖地

パワースポットマニアさんと巡る富山県の聖地

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パワースポットマニアさんと巡る富山県の聖地

パワースポットマニアさんの案内で、本当に聖地の雰囲気を感じることができる…という富山県のパワースポット社寺を訪ね歩きました。古くから霊山として知られる立山をご神体とする”立山信仰”の聖地、雄山神社がメインです。雄山神社のお社は3つあり、平地にある「前立社壇」、山麓にある「祈願殿」、立山頂上にある「峰本社」に分かれています。今回は立山に登山して参拝する「峰本社」を省いて、2つの雄山神社を回りました。そして、「祈願殿」に隣接する立山博物館へ。これは、立山の自然や”立山信仰”の文化と歴史を紹介するテーマパークです。その他、この地区のパワースポットとして知られる日石寺、立山寺、2つのお寺を見て回りました。どの場所も聖地の雰囲気を感じることができるところばかり…。それぞれ違った味わいがありました。このコースは車でのおでかけが便利です。早朝から夕方までの一日コースです。

  • 「本当は教えたくないんだけど…。」という、パワースポットマニアさんイチオシのスポットです。雄山神社は立山信仰の聖地と言われています。芦峅(あしくら)中宮は、3つの雄山神社のうち、山麓にある神社。戦国時代、戦乱で荒廃した社殿を、加賀藩主前田利家が復興。その後、明治時代の廃仏毀釈で多くの建物が失われ、今残っている建物はその一部です。今回、朝早く訪れました。参道は背の高い杉の古木に囲まれ、歴史を感じさせる建物がひっそりと鎮まっていました。「ここ、特別な場所だと思いませんか…?」マニアさんの言葉です。まさに聖地の雰囲気を感じさせるものがありました。

    • お寺のような祈願殿(拝殿)

      お寺のような祈願殿(拝殿)

      明治維新まで”大講堂”と呼ばれていましたが、現在は”祈願殿”と呼ばれています。芦峅中宮の中心的な建物です。ここに8時30分着。ドオンドオンと太鼓の音が鳴り響き、朝のお参りがスタート。神職さんの祝詞が響き渡り、厳粛な雰囲気を味わうことができました。

    • 参道がパワースポット

      参道がパワースポット

      イザナギ神、立山権現を祀る立山大宮までの参道は、背の高い木々に囲まれて独特の雰囲気です。立山からのパワーを受け取ることができるパワースポット…と言われています。

    • 霊気溢れる立山若宮

      霊気溢れる立山若宮

      うっそうと茂る木々に囲まれ、天手力雄神を祀る立山若宮本殿が鎮まっていました。厳かな雰囲気です。この場所も、樹木の生気、山からの霊気が届いてくるような感じでした。

    • ギクッ…!熊出没に注意…!

      ギクッ…!熊出没に注意…!

      手水鉢の水は、1キロ山奥の水神社境内に湧き出る石清水を引いているそうです。この周囲は熊出没の恐れがあり、「早朝、夕刻に参拝される方は充分ご注意ください」との札が…!

  • 雄山神社(芦峅中宮)のお隣に立山の自然と歴史文化を紹介するテーマパークがありました。「立山博物館」は、立山の自然、立山信仰を学ぶ”展示館”、大型マルチスクリーンで映像を上映する”遥望館”、立山に伝わる立山曼荼羅の世界を体感できる”まんだら遊苑”、そして、飼育しているかもしかを見られる”かもしか苑”や昔、立山登拝の拠点となった宿坊、”教算坊”などの施設が広い敷地内に点在しています。「この広い敷地は全部パワースポットです。自分が気持ちいいと感じる場所を選んで、のんびり過ごすといいでしょう。」パワースポットマニアさんのアドバイスでした。全部じっくり見ると半日ぐらいかかります。家族旅行にもお勧めです。

    • まず「展示館」常設展から…!

      立山博物館の中心となる施設です。立山信仰の歴史、立山の自然に関するものを展示しています。神秘の山、立山に古くから伝わる”立山信仰”とは…?をおおまかに知ることができました。

    • おしゃれな錫杖頭(展示館)

      展示館にある錫杖頭は必見…!明治40年に剣岳頂上で発見された、平安初期の錫杖頭です。古代の山岳信仰を語る遺物ですが、今でも素敵なデザインに感じます。この錫杖頭レプリカのペンダントも売っています。

    • 立山曼荼羅(展示館)

      立山に登拝すれば、阿弥陀信仰に基づいて極楽往生ができる…という”立山信仰”。その世界を大画面に描く”立山曼荼羅”が展示されています。立山地獄、立山浄土のシーン、女性の極楽往生を願う儀式などが描かれています。

    • 特別企画展に注目…!

      特別企画展に注目…!

      今回訪れた時、特別企画展は”閻魔の眼光”。閻魔大王の像が公開されていました。入場者に”閻魔帳”のプレゼントも…。また、8月26~28日には”地獄カフェ”もオープン。なんと…!「血の池地獄ジュース」などのメニューもあるそうです。

    • 復元された布橋

      復元された布橋

      江戸時代、立山は女人禁制でした。立山に登拝できなかった女性は”布橋潅頂会”という儀式に参加して、極楽往生を祈願しました。その儀式の中で、女性たちは目隠しされ、僧侶の導きでこの橋を渡ってうば堂に参詣したそうです。

    • 布橋潅頂会の映像も…!

      ”布橋潅頂会”は、最近になってイベントとして復活、再現されました。その時の映像が展示館で公開されています。この儀式に加賀藩主前田利家夫人(まつ)、2代藩主利長夫人(永姫)が一緒に参加した記録があるそうです。

    • ひっそりと”うば堂”跡

      ひっそりと”うば堂”跡

      女人のための儀式”布橋潅頂会”では、女性は、まず閻魔堂に参詣し、布橋を渡り、”うば堂”に参詣。うば尊に極楽往生を祈願するコースになっていました。”うば堂”は明治の廃仏毀釈で破壊され、今は基壇を残すだけとなっています。

    • 老婆の姿の仏様”うば尊”

      展示館には”うば尊”(おんばさま)という、ちょっと奇妙な姿の仏様が展示されていました。他では見かけない仏様です。女性の極楽往生をかなえる仏様として、うば堂や閻魔堂に祀られていたそうです。

    • まんだら遊苑(陽の道エリア)

      まんだら遊苑(陽の道エリア)

      まんだら遊苑は、立山曼荼羅の世界を五感で体感できる施設です。「陽の道」エリアは大自然の音と香りを楽しむ空間。ちょっとだけ立山登山の雰囲気を味わえる散歩道もありました。

    • まんだら遊苑(地界エリア)

      立山曼荼羅の地獄をイメージした空間が「地界」エリア。中でも地獄の閃光が飛び交い、鬼たちの叫び声が響き渡る閻魔堂が印象に残りました。地獄の恐ろしさを体験できます。

    • まんだら遊苑(天界エリア)

      立山曼荼羅の浄土をイメージした空間が「天界」エリア。中でも心静かに瞑想できる「天卵宮」はぜひ体験を…!母親の胎内をイメージしたドームの中に入って、瞑想を…。移り変わって行く天井の映像や音楽がキレイで心癒されます。

    • まんだら遊苑(闇の道)

      天界から現実の世界へ帰ってくる道をイメージしたもの。わずかな明かりを頼りに、5感を働かせて暗いトンネルの中を歩いていきます。まるで善光寺の”戒壇めぐり”みたいで面白かったです。

    • 教算坊

      教算坊

      江戸時代に建てられた、立山に登拝する人々のための宿坊、”教算坊”が改装され、昔の面影を残す姿で公開されていました。建物の前には美しい庭園が広がっています。子供向けの「立山の昔ばなし」の本なども置かれています。

    • 遥望館

      遥望館

      映像を見る施設です。「立山曼荼羅の世界」と「立山の自然」の2つの映像が用意され、上映時間は約40分。一日に5回ほど上映されるので、上演時間に合わせて行きましょう。

    • 上映が終わると…!

      上映が終わると…!

      遥望館では、畳の上に座って大きなスクリーンに映し出される映像を見ます。上映が終わるとスクリーンが跳ね上げられます。ぱっと明るい外の景色が現れ、その美しさに感動…!緑豊かな周囲の山々が心に残りました

    • かもしか苑

      かもしか苑

      国指定天然記念物のニホンカモシカの保護のために設置されています。ここでカモシカさんに会うことができます。子供達が、「かもしかさ~ん、こっち向いて~!」と声を掛けると、本当にかもしかさんがカメラの方を向いてくれました。

  • 前立社壇は、3つある雄山神社のうちの一つで、平野部にあります。ここも立山信仰の聖地です。「立山からのパワーが届いてくる地です。」と、パワースポットマニアさんは紹介していました。 そういわれると…、石の狛犬のあたりになんとなくパワー(?)が感じられるような気がしました。「昔の人は山からのパワーが流れてくる地に、お寺や神社を建てたのかもね。」マニアさんの言葉です。ご祭神は、イザナギ神、天手力雄神です。神仏習合の時代は、岩峅(いわくら)寺と呼ばれ、加賀藩主前田家の手厚い保護を受けたそうです。

    • 永姫さん寄進の石の狛犬

      永姫さん寄進の石の狛犬

      加賀藩主前田家の二代藩主利長公の正室、永姫(玉泉院)は、立山信仰に深く帰依しました。その永姫が寄進したと伝えられる狛犬がありました。同じ富山県の高岡では”利長くん&永姫ちゃん”は、ゆるキャラになって愛されています。

    • 前田家寄進の湯立の釜

      前田家寄進の湯立の釜

      境内には”湯立の釜”がありました。これは、加賀藩主前田家のお殿様が寄進したもの。春の祭礼では五穀豊穣、無病息災を祈る湯立神事が行われます。その神事の釜は、加賀藩主により寄進されることになっていたそうです。

    • 縁結びの夫婦杉

      縁結びの夫婦杉

      境内の中心には根本から力強く結ばれた二本の杉があります。これが、縁結び、夫婦円満、安産のご利益があるという”夫婦杉”。裏側から本殿側へ、彼と手をつないでくぐるとよいそうです。

  • ”梅花庭”は自然食レストラン。無農薬栽培の農作物を食材としているのが特徴です。オススメは、野菜料理がいろいろ楽しめるおまかせ定食980円です。立山博物館周辺では昼食のお店が見当たらなかったので、雄山神社から富山駅方面に戻り、お店を捜しているうちにこのお店を見つけました。調べていったワケではないのに素敵なお店をみつけることができて、嬉しかったです。

    • ランチの”おまかせ定食”

      ランチの”おまかせ定食”

      ジャガイモ、サツマイモ、玉ねぎの入ったお味噌汁。野菜の煮物、グラタン、キュウリのミョウガの酢の物。玉ねぎ、ジャガイモの揚げ物など小皿にちょっとずつ盛り付けられ、野菜料理がいろいろ楽しめました。

  • 日石寺は真言宗の大本山で、岩に刻んだ巨大な不動明王磨崖仏で知られています。広い境内は、三重塔や六本滝、観音堂、愛染堂など見どころもいっぱいです。「とにかく、お不動さまの存在感がスゴイ…!そのパワーに圧倒されますよ。」パワースポットマニアさんの言葉でした。加賀藩主前田家の三代藩主利常公が、お世継ぎの誕生を祈願したところ、祈願が成就。10年間の結婚生活で8人もの子宝に恵まれたそうです。(ご利益あり過ぎ…?)それ以来、日石寺は前田家の祈願所となり、不動堂が建立されたそうです。

    • 迫力の不動明王磨崖仏

      奈良時代末期のお坊さん、行基菩薩が刻んだといわれるお不動様です。ほの暗いお堂は神秘的な雰囲気が漂い、大きな岩に刻まれたお不動様が…!多くの人々の祈りの場となっています。

    • 六本滝

      六本滝

      明治元年に作られた6本の滝です。ここで、滝に打たれ心身を清め、仏様とご縁を結ぶ「ぷち修行」もできるそうです。「ぷち修行」体験は上市観光協会に申込みを…。

    • 開運推命おみくじ

      開運推命おみくじ

      日石寺では、生年月日からその年の運勢を判断する「開運推命おみくじ」があります。おみくじには吉も凶もなく、一年を幸運に過ごすためのアドバイスが書かれていました。

  • 日石寺の門前にある”だんごや”は創業120年。昔ながらの雰囲気を残す旅館ですが、お昼の時間帯のランチメニューも充実しています。山菜定食がオススメです。

    • 山菜定食

      山菜定食

      旅館の方が毎日、裏山に取りに行く季節の山菜が並んでいます。山菜の白和え、煮物、胡麻豆腐、こんにゃくの刺身など…。山菜の昆布じめやそうめんがおいしかったです。

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  • 眼目山立山寺は、1370年に建てられた曹洞宗の名刹です。本堂にお参りした後、パワースポットマニアさんは、どんどん奥へ…。ついて行くと、樹齢400年のトガ並木の参道が広がっていました。「ここが癒しのパワースポットです。参道をゆっくり歩いて体感してください。」木木の中で鳥の声を聴き、風の音を感じながら歩いて行くとストレスが解放されるような気分に…。「なるほど…。」と、思いました。森林セラピー基地にもなっているそうです。

  • 今回宿泊したのが、自家源泉の天然温泉も楽しめる「ホテル森の風立山」です。露天風呂やサウナはもちろん、ジャグジーや寝湯、冷泉もありました。肌がつるつるになるなめらかな温泉でした。お部屋もお料理も大満足…!館内に子供達の遊び場があったり、ビンゴやミニ花火大会が催され、家族旅行にぴったりの宿です。プチ贅沢を味わえる宿ですが、意外なことに宿泊料金はお値打ちでした。

    • 夕食は和食のコース

      夕食は和食のコース

      夕食は和食コースかバイキングを予約時に選びます。朝食がバイキングなので夕食は和食のコースに…。日本海の海の幸、北アルプスの山の幸、両方味わえるのがウリです。

    • ラウンジでリラックスタイム。

      ラウンジでリラックスタイム。

      ラウンジは全面ガラス張りで、緑豊かな山々が眺められます。静かにクラシック音楽が流れ、日常生活を離れ、のんびりするのにいい場所でした。宿泊者無料のドリンクコーナーも嬉しいです。

    • 朝食はバイキング

      朝食はバイキング

      朝7時からスタートする朝食バイキングは、その場で揚げる天ぷらコーナーがあったり、自家製ヨーグルトがあったり、種類豊富です。クロワッサンに餡が添えられていたのは不思議…?あれは名古屋だけのモノだと思ったが…。

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