フォトジェニック過ぎ!世界遺産の実力が半端ない知床半島を大満喫旅②【ウトロから知床岬まで】
北海道フォトジェニック過ぎ!世界遺産の実力が半端ない知床半島を大満喫旅②【ウトロから知床岬まで】
知床の世界遺産の実力を感じる上で外すことができないのがこのいわゆる流氷が先に漂着するウトロサイドです。突端の知床岬まで断崖が続くので人が歩いていくことができないという意味でも羅臼側とは全く違った構造になっています。そういう意味でも観光船に乗ってクルーズに行くのはある意味マスト。おそらく船上からヒグマに会うことができます。また岬まではいけませんが、陸上も自然性が高いため珍しい場所も数多くありかなり楽しめます。欲張って全部やってみるくらいの気持ちでぜひ。
観光船にはルシャ湾までのヒグマクルーズと岬までいく岬クルーズとあります。可能なら3時間かかりますが岬クルーズを。他にもカムイワッカまでの1時間ってコースもあります。
小型船
小型船は岸に結構近づけますので小型船の方が迫力があります。ただし、波が荒いと大型船しか出ないとかもあります。もちろん両方出ないこともあります。そういう意味ではスケジュールは天気に影響されますので、入れ替えを常にできる状態にしておくと良いでしょう。
象岩
一番有名でウトロから近くの岩です。そう象です。
こけし岩
こけしに見えるそう。ちなみに上の顔の部分は乗っているだけだそうです。ちょっとお辞儀しているようですね。
水晶岬
五湖の下にあって五湖の水が地下から染み出していると言われています。なので緑に変色しているとか。それを水晶と呼んでいます。
カムイワッカ湯の滝
硫黄山の噴火では硫黄を噴出し加工が黄色くなるなど独特の滝。そもそも温泉が流れ込んでおり、40−30度くらいの温度で流れており天然の川の温泉です。カムイ=神の、ワッカ=水ということでアイヌ語では神聖なものと受け止められていました。
流氷で倒れた岩
柱状節理地域の先にある岩なのですが流氷に押された傾いたそうです。 ちなみに柱状節理というのは岩体に入った柱状の割れ目のことで、マグマが冷却固結する際、収縮して生じるものです。この割れ目に雨水が染み込み崩れやすくなり柱状に崩落していくので非常に珍しい形状の崖になります。
ヨウシペツの滝(硫黄滝)
硫黄山を起源としています。ヨウシペツの滝とカムイワッカの滝の両者に挟まれた場所が硫黄山の山裾。
タコ岩
廃墟の番屋と屏風岩
手前の奇石である屏風のような岩がガードになってその後ろはやや風が弱くなったり流氷の影響を受けにくかったりで番屋がありました。しかし今では廃墟。
犬岩
セントバーナード的な岩に見えますね。
ルシャ湾のヒグマ
硫黄山と知床岳の間の山並みが切れた地域がルシャ。羅臼側はルサと呼び高さから風が強い場所になっています。谷筋で川が流れていることから、石ころの浜辺にヒグマが出没する確率が高い場所になっており、一説には9割以上で船から会うことができるとか。写真でも母グマに子グマが2頭。しかも1頭ははぐれていた子グマが合流できたって瞬間です。母グマの右上がはぐれた子グマ。左にいるのが連れていた子グマ。
隆起の痕
知床半島自体は海底火山がプレート活動で隆起してできた半島で、その上にさらに陸上火山が連なって活動してできています。そんなこともあって隆起の痕跡が地層という形で見られます。特にここは半島の付け根側に斜めになっていますので、岬の側から押し上げられていることがわかります。羅臼岳や硫黄山がある側が標高が高いのもこちら側が押し上げているから?なのでしょうかね。
チャラッセナイの滝と滝の下の番屋
滝もあって良い環境か?と思いきや崩落で番屋は潰れているとか。チャラッセナイの滝という名前があります。
カシュニの滝
海に直接滝が注ぐという世界的にも非常に珍しい滝だそうです。
観音岩
観音様に見立てられる岩です。
メガネ岩
メガネの右側の目に見立てられた岩はすでに上部が崩落してしまっています。この地域も例に漏れず流氷が漂着するので流氷に押されて色々なことが起きます。
獅子岩
正面から見るともっとわかりやすいのですが。獅子の顔に似ています。
弁慶にまつわる岩
弁慶のエピソードがあるように最果て感あります。
文吉湾
文吉さんという方が漁に使っていた湾だそうです。
知床半島全景
知床半島を先の方から一望できるのも船の魅力
驚きの箱のままウニが出てくる食堂。箱ウニ丼です。時価ですがこれで3000円とかだったりするとか。値段がありえないです。営業時間が8時30分から15時30分とかなので、どこで行くかよく考えてプランを組みましょう。
三色丼
サケがなにやらやばいです。
メニュー
店内
乙女の涙とも呼ばれる滝。二本の白い滝の筋からそんな別名も。知床自然センターから徒歩20分の林道を通ると滝上の展望台にもいけます。
船から
展望台
滝上の展望台。時折ヒグマが出て閉鎖されたりもします。
スポット内のおすすめ
五湖は3つの楽しみ方があります。①は整備された高架木道を通って一湖までいき折り返します。②は遊歩道を通って二湖と一湖をショートカットして回ります。③は五湖全てを遊歩道で周り最後に高架木道を通って戻ります。②③はガイドがいないと入れない時期もあります。クマの繁殖気を終えた夏休み期はガイドがいなくてもガイドビデオを見ると入れます。しかしガイドだし、色々知ることができるのでガイド付きがおすすめです。アイヌとのハーフの早坂ガイドはとてもよかったです。 時間があればやはり③のロングがおすすめ。半日かかります。
五湖までの道
道沿いは朝とかだと鹿がいたりします。
ビデオ
ヒグマ対策は自然を壊さないことへのレクチャーを受けなければ遊歩道へは入ることができません。
ネイチャーツアー開始
いよいよスタート。火山活動でできた大地にできた湖ですので溶岩と木々の関係などをよく見て行きましょう。また、もちろん最大の関心でもあるヒグマとの遭遇にも注意しましょう。ガイド期はヒグマと遭遇しても続けられることもありますが、ガイドなしも受け入れている時期はヒグマが出ると全部中止閉鎖になります。
ヒグマの爪痕
ヒグマの爪痕が歩きがあったりします。木に登るのです。あと普通に遊歩道の上に糞もあったりしますので、確実にヒグマがいますここに。
倒木
知床の強い風で根から倒れた倒木が見られます。もともとは火山で溶岩が下にありますから根を張るのも浅いところに限られます。そういうことから知床の風の強さも相まってこういうことが起きやすくなっています。
五湖
ロングコースで最初に着くのが五湖。意外に小さい。知床五湖はそもそも一湖は開拓の放牧地になっていたそうで、一湖二湖のみが知られていたものを5つさがして富士五湖のように売り出したというものだそうです。もともとは勝手な名前がついていたそうでそれをこのような呼び方に変えたそうです。中には自分の奥さんの名前をつけたものもあったとか。
四湖
四湖は実は二湖とすぐ近くにあるのですが、水位も同じ。実は地下で繋がっているのでは?と言われています。
ほこらの木
三湖は周囲をぐるっと回るのですが、その途中にあるほこらの木。中から上を見上げましょう。
うらないの木
ほこらの木のすぐ近くにあるうらないの木。秘密は裏側に。
倒木の上の木
倒木の上に木が生えているのがわかりますでしょうか。この辺りは笹がすごいので笹の森になりやすく日光を遮られ木が育ちにくい環境があります。なので笹が生えてこない倒木の上に木が連なって生え始めることで森を形成し始めたりするそうです。その木が生えると今度は笹に日が当たらず笹が死滅したり。木と笹の生存競争です。
岩の上に生える木
もう一つの珍しい木。岩上に木が生えています。そもそも知床は海底火山が隆起してできた地域とその上の地上溶岩が流れた地域が入り乱れているのですが、風化しやすい海底火山部分ではなく地上溶岩部分は樹木にとって根を張る場所が限られ、結果岩の上に根を張った木になったりしています。樹木の成長を妨げる笹問題も同時に起きていますので、岩の上に生えた木のみが笹を妨害を受けず生き残ったという意味もあります。
クマゲラの穴
10分くらいでこれくらいあくそうです。最大のキツツキ!カラスのような形状で頭が赤いのがいたらクマゲラ!
三湖
三湖の周りはグルーっと回るのですが、三湖最後のこのスポットが知床五湖1番の絶景ポイント。雲がなければ知床連山が湖に鏡のように写ります。
二湖
一番大きなのがこの二湖。ショートコースは木道からここの展望エリアまではきます。
一湖
高架木道からすぐの一湖のエリア。とはいえ高架木道からここへ来れません。
高架木道からの一湖
気が切られている一湖ならではの光景です。
高架木道
知床五湖にくる人の数が増えすぎたためむしろ知床五湖の自然を守るために作られた一湖の高架木道。ほとんどの人はここだけを見て踏み荒さずに帰ってねってことなんですね。だからこそ、遊歩道のネイチャーガイドツアーをぜひ。
カムイワッカへ
こちらからカムイワッカへという流れの場合。ここのバス停からバスで向かうことができます。
知床世界自然遺産を見て回る上で陸上の拠点となるがこの自然センターです。開拓小屋やプレペの滝へのトレッキングのスタートとなるのもここですし、夏場などマイカー規制のある時期にカムイワッカの滝への循環バスの発着もこちらからになっています。知床五湖よりも大分手前にあるのですぎてしまわないように。またカムイワッカと知床五湖のどちらをどの順番で回るのかもよく考えたほうが良いです。
ショートトレックコース
開拓小屋へのコースとフレペの滝へのコースがあります。いずれも20分程度でたどり着けます。
フレベの滝行き
ここからフレベの滝行きの道がスタート。
迫力映像
大迫力の知床映像を見る施設もあります。500円かかりますが、10分くらいで終わります。
ビーフカレー
なかなか良い味です。店もないのでランチなどに利用しましょう。
鹿肉カツカレー
せっかくだから鹿肉?ハンバーガーもありました。
水
知床連山から取れた水を提供してくれています。
ヒグマ解説
ヒグマが出てフレペの滝への道もクローズすることもありますしっかり話を聞いて行きましょう。
知床解説
実際にはいかなかったのですが、ブラタモリの「知床」の回でタモリさんが行ってました。開拓時代の生活などが垣間見れる開拓小屋をみることができるトレッキングコースです。
- アプリで地図を見る
アイヌ語で「カムイ」=神の、「ワッカ」=水、っていうことで神様の水が流れる滝ということになります。30度から40度くらいの温度のお湯の滝で、上の方はそのまま温泉として入れる川湯温泉になっています。非常に珍しい秘湯中の秘湯でしょう。しかし残念なことに上部は岩崩れで閉鎖。今は一の滝までしか行けません。滝壺でのお湯体験はできますが、このまでだとややぬるいです。 ただ子供が滝を歩いて登っていくのはとても楽しい体験。 行かないと勿体無い珍しいスポットです。
案内板
バスを降りて、500mくらいあるくと橋がありそこから滝がはじまります
靴下のぼり
靴下で登るのが滑らないと推奨されています。裸足でも運動神経良ければ大丈夫そうですが、靴下推奨。ちなみに自然センターでここ向けのグリップ靴下売ってますがそれまではいらないかも。
下から
実は硫黄が含まれた水が流れているので苔が生えずヌルヌルはしません。
上から
滝壺
ここでなら温泉気分も。ただし一の滝だとぬるいです。
上の滝
上の滝へは岩崩れで立ち入り禁止です。
海へ
海への注ぎ込みのところは有名な景色なのですが、歩いては行けません。船からどうぞ。一番下部には硫黄の採掘のための施設跡があったり、海が黄色くなったりもしています。
船から
船からだと硫黄山までのゆうだいなポスターにもなった景色が堪能できます。
硫黄山と知床岳の間の山並みが切れた地域がルシャ。羅臼側はルサと呼びます。かつては両方ルサだったそうですが、紛らわしいので変えたそうです。山並みが切れ風が抜けやすいので風が強い場所になっています。 同時に谷筋で川が流れていることから、石ころの浜辺にヒグマが出没する確率が高い場所になっており、一説には9割以上で船から会うことができるとか。 母グマと左にいるのが連れていた子グマです。
スポット内のおすすめ
はぐれた子グマが走っています。
スポット内のおすすめ
はぐれた子グマが川を渡ったところ。
スポット内のおすすめ
母グマに子グマが2頭。しかも真ん中上部の1頭はぐれていた子グマが母グマと左下の子グマに合流できたって瞬間です。
滝が海へ直接流れ込むという世界的にも非常に珍しい場所だそうです。
スポット内のおすすめ
最後に到達するのがこの知床岬。白い無人の灯台があります。灯台マニアとしてはとても満足。岬感も半端ないです。 日本最東端かとおもいきや根室半島の納沙布岬が最東端。風も激しくサケマス漁はかなりの厳しい気候条件で行われていたのだろうと思ってしまいました。