ホップ酵母を使った「サクふわ食感」の高級食パン店「ブランジェリーゼ」が名古屋市・栄に2018年3月12日(月)にオープン。

高級食パンブームの到来

昨今、高級食パンが人気となり、名古屋市内でも高級食パンのお店が増えた。それらのパンのほとんどが、もっちりとした柔らかさを特徴としている。一方、本場フランスのパンは外側が固くサクっとしていて、中がふわっと柔らかく、その食感が楽しめるものだ。そんな「サクふわ」の食感を日本でも楽しめる、高級食パンのお店が栄に誕生。3月12日に開店したブランジェリーゼは、イースト酵母ではなく、1週間手をかけて育てた天然ホップ酵母を使う。小麦粉もバターも、シェフが様々な素材を試した中から厳選した逸品を使用。ここでしか味わえない独自のサクふわ食感パンを楽しめる。

ホップ酵母でパンを作っていた時代も

実は戦前は普通にホップ酵母でパンを作っていたそう。ホップ酵母は発酵臭がなく、甘さがある。ただ、ホップ酵母は種を作るのに手間がかかります（ブランジェリーゼでは1週間かけている）。そのため戦後には、手間がかからないイースト酵母が普及した。ただ、イースト酵母はイースト臭（発酵臭）がするというデメリットがある。

店長のこだわり

ブランジェリーゼ店長の甲斐貴大シェフは、有名パン店で5年間修行を積んだ。パンの研究をする中で、ホップ酵母の存在を知り、試しに作ってみたところ、そのおいしさに気づいたのだ。このおいしさを多くの人に知ってもらうために、このたびブランジェリーゼを出店。ブランジェリーゼの食パンは、耳が薄く、ホップのさわやかな香りを醸す。焦げる直前が最もおいしくなる。

※食パン：2斤（1本）　1,000円（税別）、 1斤（ハーフ）　500円（税別）
ほかに、バゲット、クロワッサン、サンドイッチも用意。