古谷津純一写真展「seascapes」を3月15日(木) 〜 3月21日(水)の期間にフォトギャラリーシリウスにて、開催。

神秘的な海を写した写真展

海は広大で地球の表面積の約70%以上を占めている。太古には生命の源になり、悠久の時が流れ、今もなおその神秘性は計り知れない。そんな海に魅せられて写真作品を作製しているのが古谷津氏。作品の多くは「明け方から早朝の海」が対象で、特にドラマティックな「日の出」前後の時間帯は、人々の心を魅了してやまない。暗いうちから海岸に降り立ち、対象物を探してカメラポジションを決定し、その時を待つ。

こだわりの撮影・印刷方法

主として 8x10inchの大判カメラを用いて作画している。大判カメラの魅力は、なんといってもその緻密な描写能力と豊富なグラデーションであると言える。これらが揃うと大変美しい作品に仕上がるのだ。撮影から最終プリントまでの一連の工程は、zone systemに基づいて自宅暗室で自家処理し、現在広く支持されている永年保存処理のひとつであるselenium調色を施している。