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「なまはげ柴灯まつり」開催!ユネスコ無形文化遺産“男鹿のナマハゲ”を見に行こう

2019年2月8日(金) 〜 2019年2月10日(日)

ポイント!
  • 「男鹿のナマハゲ」は2018年にユネスコ無形文化遺産に登録
  • 「なまはげ柴灯まつり」はみちのく五大雪まつりのひとつ
  • 「ナマハゲ」と真山神社の神事「柴灯祭」を組み合わせた観光行事

ナマハゲとは、秋田が誇る雪国の民俗行事で、12月31日大晦日の晩、男鹿半島全域で行われる。
集落の青年たちがナマハゲに扮して、「泣く子はいねがー」などと大声で叫びながら地域の家々を巡る。男鹿の人々にとってナマハゲは怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす来訪神だ。

冬に囲炉裏に長くあたっていると手足にできる火斑を方言で「ナモミ」と言い、怠け心を戒めるため、ナモミを剥ぐナモミハギが語源と言われている。ナマハゲは地区ごとに面や衣装、持ち物などが異なることが大きな特徴。面は、木の皮や彫刻、ザルに紙を張ったもの、紙粘土など様々な素材が使われている。

この「男鹿のナマハゲ」が、第13回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において、全国の来訪神行事10件とともに「来訪神:仮面・仮装の神々」として、2018年12月1日(金)にユネスコ無形文化遺産に登録された。

地域の結びつきや世代を超えた交流を深める絆の役割を果たし、伝承されてきたことが世界的に評価された。地域に脈々と受け継がれてきたこの行事は、悪い心を戒め、災いを祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす男鹿の誇るべき文化だ。

「なまはげ柴灯まつり」開催

なまはげ柴灯(せど)まつりは、男鹿市北浦の真山神社で1月3日に行われる神事「柴灯祭」と伝統行事「ナマハゲ」を組み合わせた観光行事で昭和39年に始まり、毎年2月第2金・土・日曜日に真山神社で行われる。2019年の開催は2月8日(金)から2月10日(日)だ。

祭りの見どころ

  • 真山神社境内の広場に焚かれる柴灯火の明りのもと、男鹿地方独特の祓い神楽を奉納する「湯の舞」と、古い伝統的な湯立て神事である「鎮釜祭」
  • ナマハゲに扮する若者が神職にお祓いを受けた面を授かりナマハゲへと化し山へ戻る「なまはげ入魂」
  • 神楽殿では男鹿市各地で大晦日に行われる伝統行事「男鹿のナマハゲ」の再現やお面や衣装が異なる男鹿各地のナマハゲの登場する「里のなまはげ」
  • 郷土芸能として定着した勇壮な「なまはげ太鼓」の演奏
  • 柴灯火の前では秋田出身の現代舞踏家・故石井漠氏の振り付けと子息の作曲家・石井歓氏の曲による「なまはげ踊り」
  • まつりの終盤、松明をかざしたナマハゲが雪山から降りてくる幻想的な姿
  • 下山したナマハゲが観客であふれる境内を練り歩くクライマックス
  • 柴灯火で焼かれた護摩餅を神官からナマハゲに捧げられ、ナマハゲは山深くの神のもとへと帰っていく

「なまはげ柴灯まつり」は、「横手かまくら」「弘前城雪燈籠まつり」「八戸えんぶり」「いわて雪まつり」とともに東北の冬を彩る「みちのく五大雪まつり」のひとつだ。

イベント以外でなまはげが見られる「なまはげ館」

「なまはげ館」外観
「なまはげ館」外観

  • 男鹿60の地区に及ぶ多種多様なナマハゲの面・衣装の実物を展示する圧巻の「なまはげ勢揃いコーナー」
  • ナマハゲの里である男鹿の自然や風習、ナマハゲに関する資料を展示する「神秘のホール」
  • 大晦日のナマハゲ行事を紹介する映画を大スクリーンで上映する「伝承ホール」
  • 本物のナマハゲ衣装を身につけることができる「なまはげ変身コーナー」 など、多彩なナマハゲ情報発信館。

平成25年4月にリニューアルオープンし、なまはげ勢揃いエリアが拡充。里暮らし体験塾がオープンした。

「なまはげ館」内部
「なまはげ館」内部

開催場所

イベント情報

なまはげ柴灯まつり

開催期間

2019年2月8日(金) 〜 2月10日(日)

写真一覧

  • 「なまはげ館」外観
  • 「なまはげ館」内部