年間約5万人が鑑賞し、 生解説や観客参加型番組で宇宙を知る楽しさと感動を伝える「葛飾区郷土と天文の博物館 プラネタリウム」が2018年6月16日(土)にリニューアルオープンする。最新型光学式プラネタリウム「インフィニウム Σ」、最新バージョンのデジタル式プラネタリウムをはじめ、より良い体験ができるまったく新しいプラネタリウムになった。

「生きた」プラネタリウム体験を提供する 「Katsushika Cosmic Loop」

葛飾の歴史を知り、宇宙を知ることができる「葛飾郷土と天文の博物館 プラネタリウム」は私達を時空間から解放しつつも、今ここにいる自分の立ち位置をはっきりと示してくれる。
その特徴を活かし、葛飾を出発し時空間を超えまた戻ってくるという体験を「Katsushika Cosmic Loop」というデザインコンセプトに込めた。「Katsushika Cosmic Loop」が目指した体験は自分と宇宙が繋がっていることを実感すること。
今ここで起きていることに興味を持ち自分事として考え、スタッフや家族、友達との対話の中で理解し、宇宙を知る感動が体験できる施設を目指した。

ダイナミックで鮮やかな宇宙を表現！

今回の設備リニューアルの目玉として、ドームに最新型の光学式プラネタリウム投映機「インフィニウム Σ」を導入。LED光源により漆黒の夜空に明るく輝く、今まで以上にリアルな星々 を表現できるようになった。また、デジタルプラネタリウムも刷新。 新しい宇宙シミュレーションソフトで再現された映像を4Kレーザープロジェクター2台で投映することにより、さらにダイナミックで鮮やかな宇宙を表現できるようになった。美しいドーム映像は宇宙を知る感動をさらに高い次元で実現する。

リニューアル前まで使用されてきたプラネタリウム投映機をエントランスに展示

エントランスには開館以来26年間稼働し⻑年愛され、今回引退となったプラネタリウム投映機「インフィニウム β」を展示。 解説員が上演の合間にプラネタリムの原理を解説し、プラネタリウム体験をより深いものにする。内装デザインは「インフィニウム β」を中心としたループ状モチーフを用い、「Katsushika Cosmic Loop」の体験の輪が広がっていく。

「葛飾郷土と天文の博物館 プラネタリウム」とは

投映機の手動操作による生解説、解説員手作りのオリジナル番組、観客参加型番組が特徴のプラネタリウム。 1991年の開館から地元住民だけでなく全国の天文ファンが訪れ、年間約5万人に鑑賞されており、累計観覧者数は まもなく100万人に達しようとしている。
「葛飾郷土と天文の博物館 プラネタリウム」では独自に番組制作を行っており、王道の星座解説番組から、観客がクイズに答えるユニークな番組まで多彩な番組が揃っている。
ある番組では、座席についている3つの回答ボタンを使って解説員からのクイズにお客様が答えることができる。正解率が低いと罰ゲームもあり、笑い声も聞こえる中、大人も子どもも楽しみながら宇宙について考えてる。

リニューアル記念番組 『かつしかから宇宙へ 2018版』

「葛飾郷土と天文の博物館 プラネタリウム」オリジナル番組の原点である、『かつしかから宇宙へ』が、今回のリニューアル とともに生まれ変わります
『かつしかから宇宙へ』は、2007年3月の前回プラネタリウムリニューアルの際のオープン番組。この番組は全宇宙のデータを網羅した「デジタルユニバース」を日本初導入し、プラネタリウムの概念を大きく変えた伝説の番組であるとともに、その後作られるオリジナル番組の原点ともなる番組だった。多くのお客様に親しまれてきた番組の映像や音楽をリメイクすることで、今回のリニューアルにより映像や星空、そして音響 がどのように進化したのかを感じていただけ、地球から宇宙の果てまで、さらに迫力ある宇宙の旅を楽しむことができる。