生け花における"器"とは何か?その意味と役割を問う「草月いけばな展」が新宿で開催!
2018年5月31日(木) 〜 2018年6月5日(火)
- 出品者は器をゼロから考えることから始めた生け花を見ることができる!
- 今回の展示は”器”の役割、意味などを問うことから始まる!
- 草月流は「型」にとらわれることなく、自由に花と器を用いて表現する流派!
本展は、約230名の出品者が器をゼロから考えることから始まる。探す、作る、工夫するなど出品者それぞれが考え、選び抜いた器と、植物の出会いから生まれるいけばなを楽しむことができる。
勅使河原茜家元からのメッセージ
花と器、花と花、この組み合わせをいつも甘い常識に落ちぬように、弾力のあるものにしなければならない。
(勅使河原蒼風『花伝書』より)
手の技を極めるほど、思考するよりも先に体が反応し、手が動き出すことがあるものです。そうした域にまで達したからこそ生まれる作品は確かにすばらしいものですが、そこには知らぬ間に慣れへと流される危険が潜んでいることも忘れてはならないと思います。創作の現場においては、時に立ち止まり、様々な方向から見つめ直し、自問自答を繰りかえさなければ、真の創造性はたちまち失われてしまうと思うのです。
今回の展覧会において、私たちは“器”に対する真摯な問い掛けから始めてみたいと思います。いけばなは器と植物とが一体となって完成するものです。器とは何か。器が果たす役割とはなにか。素材、形態、質感、色など、追求すべき点はいくらでもあります。固定観念や常識を取り払うことができれば、ありきたりと思っていた器の存在感が増し、思わぬものが器として輝いて見えてくることもあるのではないでしょうか。
いけばなにとっての器という本質的なテーマを見つめ直すことが、新たな創造へとつながり、いけばなを大きく前進させると私は強く信じています。
家元・勅使河原茜(てしがはら あかね)プロフィール
草月流第四代家元。植物の生命感を最大限に引き出すみずみずしいいけばな作品を発表するかたわら、幼稚園教諭の経験を生かし、いけばなを通じて子どもの感性を培う「茜ジュニアクラス」を指導する。ダンサー、ミュージシャン、書家など他分野アーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組むとともに、いけばなの制作過程を臨場感あふれる大胆な演出で展開する「家元いけばなLIVE」を全国各地で開催し、新しいいけばなの表現を追求。国内外でのいけばなデモンストレーションやワークショップなどの活動により、国境を越えて、あらゆる世代に花をいけるすばらしさを発信している。
ホリデー編集部からのコメント
生け花というと、お花の方に目が行きますが、今回は器に注目するとのこと!いけ手がどんな風に器を捉えるのか楽しみです!
開催場所
イベント情報
草月いけばな展「何にいけるか−それが問題だ!」
開催期間
前期
5月31日(木) 〜 6月2日(土)
後期
6月3日(日) 〜 6月5日(火)
開催時間
10:00〜20:00
※入場は閉場時間30分前まで
(ただし6月1日(金)は20:30閉場、2日(土)、5日(火)は18:00閉場)
料金
当日券:800円(税込)
前売券:700円(税込)
※15歳以下は無料
オフィシャルサイト
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