LOCALSHIP 川中政宏の想い

“one of the way to keep the our art”

作家活動だけで生活出来ているアーティストは稀であり、 その大多数は生活する上でのメインの仕事を持っている。その合間で制作、発表を行なっているケースがほとんどだ。これは海外のアーティストにとっても、同じ事が言えると思われる。
我々の世代は、仕事や生活環境などが変わる年代に差し掛かり、段々と自身の表現に割ける時間が持てなくなってきている様に感じる。以前は頻繁に交換展等を行い、お互いの国を行き来する事も出来ていたが、それも困難な状況になり、私たちが作った関係は薄れていきつつもある。

そのような状況においてグループ展は、その関係を保ち、お互いコミニケーションを取る事の出来る役割の1つを果たしてくれるものとなる。小作品を送るだけなら海外での発表もそう難しくはない。グループ展は参加する作家にとっても、観覧する側の人達にとっても、たくさんの作品やそのアイデアを一度に見て楽しむ事が出来る。 しかしその一方で、グループ展は作家側にとっても観覧者側にとっても、緊張感に欠ける部分もあると思われる。 特に観覧する側の立場がそうである様に感じる。その様な想いの中、何か別の形での展覧会の方法はないかと我々は模索した。この企画はグループ展の要素と個展の要素を含む。個としての緊張感を持ちつつ、全としての楽しみを味わえる展覧会を目指したものである。

展示規定

一階展示室では1つの彫刻台を必ず使用する。二階展示室ではメインの壁を必ず使用する。双方の作品は、お互い何かしらの関係性を持つ。

作家

• Christian Psyk (Germany) 2018年6月5日(火) 〜 10日(日)
  http://www.christianpsyk.de/
• Kaname Matsumura (Japan) 6月12日(火) 〜 17日(日)
  https://artspotkorin.wordpress.com/%E6%9D%BE%E6%9D%91-%E8%A6%81-%E5%B1%95-4/
• Joseph Calleja (Scotland) 6月19日(火) 〜 24日(日)
  http://www.josephcalleja.co.uk/
• K. Kough (Japan) 6月26日(火) 〜 7月1日(日)
  https://m.facebook.com/KKough-461315564007268/