星野リゾートは、箱根・仙石原エリアに「星野リゾート 界 仙石原」を2018年7月27日(金)に開業する。コンセプトは「アトリエ×温泉旅館」。温泉旅館の滞在を通して、五感を研ぎ澄まし、自身の内側にある表現欲を刺激する場所になることを目指す。

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」

｢界」は、星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド。 「あたりまえ」にとらわれず、あたらしい王道をつくっていきたいという理念のもと、和の趣や伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求している。また、旅の醍醐味であるご当地の魅力を体験する「ご当地楽（ごとうちがく）」のおもてなしと、滞在を通して地域の文化に触れる「ご当地部屋」が特徴。

界 仙石原とは

界ブランドの15施設目となる｢界 仙石原（せんごくはら）｣は、標高約700メートルの仙石原高原の雄大な自然に抱かれた全室露天風呂付きの温泉旅館。ミュージアムが多く集まるエリアの特性に着目し、「アトリエ×温泉旅館」をコンセプトにした。アートを鑑賞するものではなく、表現するものと捉え、アーティスト・ゲスト・スタッフの3者が、様々な手法や材料で表現していく。館内に画材や絵筆を並べ、アトリエに仕立てたスペースでのご当地楽も予定している。

客室 :アートと大自然に包まれるご当地部屋「仙石原アトリエの間」

インテリアには、地域を代表するガラス作家・村木 未緒氏がデザインしたガラスの照明を採用。夜になると、暖かな光がお部屋を包む。全室露天風呂付の客室は、琉球畳の上にソファーを配した和洋室タイプ。客室の窓からはもちろん、テラスにあるお風呂からも山々が連なる仙石原の雄大な風景を望める。また、客室でも大涌谷温泉から引いた湯の花が舞う湯に浸かることができる。そして2018年11月に完成予定の別館は、木立に囲まれ、わずか3室の静けさに包まれるプライベートな空間だ。

温泉：白濁した湯で楽しむ 光の水庭と四季の移ろい

大涌谷から引いた湯は、少し白濁し湯の花が舞うph2.9の強酸性。大浴場の内風呂には「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの温度の湯船を用意。露天風呂から望む風景は、桜やイチョウなどの木立が織りなす四季折々の景観を眺めながらの湯浴みができる。また露天風呂の外側に流れる水庭には、昼間に光を蓄えた蓄光石が底にちりばめられ、夜になると天の川のように美しく輝く。

食事：美しい器を楽しみながら、焼き石でいただく贅沢な会席料理

食事処は格子で仕切られたプライベートな半個室の空間。静かで落ち着いた時間を楽しむことができる。先付は、サーモンと季節のフルーツを瞬間燻製した料理を提供する。メインとなる台の物には、山海の高級食材である和牛や鮑を使用。それぞれの食材を約200度に熱した2つの石の上で焼いて味わう。器には、界 仙石原のコンセプトを象徴する、遊び心と美しさをひきたてるアートのセンスが光るものを選んでいる。