くらわんか舟発祥地碑
大阪府高槻市柱本3丁目21-13
江戸時代、大阪府内を流れる淀川は大坂と京都を結ぶ物流の大動脈。
全盛期には大坂・伏見間の旅客専用船・淀川三十石船、淀船・伏見船・過書船などの貨物船が行き交った。
淀川を往来する多くの船に餅や酒、すし、ごぼう汁、煮しめなどの食品を販売する小舟(煮売茶船、茶船)を「くらわんか舟」と呼んだ。
当初は発祥地とされ、関が原の戦いには徳川軍の物資補給に協力したことから、幕府から営業特権を与えられたとも。
乱暴な売り言葉「食らわんか、くらわんか」と三十石船に漕ぎ寄せるさまは、十返舎一九「東海道中膝栗毛」など当時の小説や浮世絵にも登場。