海泉寺
兵庫県神戸市長田区駒ケ林町3丁目10-1宗派は臨済宗。
1266年、東尻池の宝満寺が寛心禅師の教化で真言宗から禅宗に改宗。
海泉寺は宝珠庵、慈眼庵、松月庵、松源庵とともに建てられ、宝満寺の子坊となった。
1288年、漸岸覚俊禅師が暴風雨にあい、大樹に身を寄せて一心に観音経を念誦すると大樹の頂に龍灯が輝き、その導きで無事宝満寺に帰ることができた。
その奇端に感じ、圓明国師を開山に創建された。
1874年、焼失し、現在地にあった慈眼庵に移転し、海泉寺とした。
1923年、本堂改築の時、阿弥陀堂の木材を利用。
阿弥陀堂の棟札に1815年建立とあり、この堂に祀られていた阿弥陀三尊仏が今の本尊である。