凌雲閣跡
大阪府大阪市北区茶屋町1-401889年、高所からの眺めを売り物にした望楼建築がブームとなり、和風庭園「有楽園」内に9層楼凌雲閣(9階建て・高さ39m)が建設された。
1888年、凌雲閣に先立ち、大阪市浪速区日本橋の遊園地「有宝地」内には5階建て・高さ31mの眺望閣が建設され、「キタの九階」「ミナミの五階」とも呼ばれていた。
眺望閣は六角柱状パノラマ式高塔で、日本で最初の西洋式高層建築とされ、周囲には露天街も整備された。
1890年、東京都台東区浅草に浅草凌雲閣が建設された。
どちらも名称は「雲を凌ぐほど高い」ことを意味する。
浅草凌雲閣は12階建てであったことから「浅草十二階」とも呼ばれた。