神須牟地神社
大阪府大阪市住吉区長居西2丁目1-4
延喜式内の古社として知られ、三の宮とも称する。
御祭神は、神産霊大神、手力雄命、天児屋根命。
酒造や医薬の祖神としての信仰がある。
かつては、住吉大社の一部として現存していたが、その後、独立した。
徳川幕府は本社および多米神社の衰退に伴い、「神須牟地社」「多米社」と刻む石碑二基を双方の地に建立。
また、境内は、寺岡砦、寺岡城の跡地とされ、環濠集落から発展した砦と考えられる。
戦国時代、畠山、三好、細川、桃井各氏らの抗争が続く中で、寺岡付近でも合戦が勃発した。
1615年、大坂夏の陣では徳川方が当地に陣を構えた。
その後、大阪城の多くの浪人が寺岡に集まり土民となったとか。