円妙寺
大阪府大阪市中央区中寺2丁目4-13別名、水の寺。
1615年、善行院日政上人によって開山。
かつては京都の頂妙寺の末寺であった。
境内には仁徳天皇献茶水(高津宮)縁の古井戸があり、その2つからは清水が湧き出している。
室町時代に建造された鐘楼堂の梵鐘を保存。
境内には、115歳で逝去した儒学者の一井鳳悟が眠る。
一井鳳悟は、雲州(島根県松江市)生まれ。
名は先宣、字は桐助、別号桐吾。
青年時代、学者を志して京に出て、江戸に移って林羅山に師事した。
大坂の両替町(大阪市中央区)で開塾。
当時、儒学の講義で多くは素読であったといい、鳳梧は孔子や孟子の文言を現在の社会情勢に置きかえて、常に討論を勉学の根幹とした。
著書は、鳳梧論説。