日光道中粕壁宿 ⑥ 問屋場
埼玉県春日部市粕壁2丁目8-7
1616年、日光街道及び奥州街道の宿駅「粕壁宿」で江戸・日本橋から数えて4番目の宿場町として開設。
当時は、本陣、脇本陣、旅籠、問屋場などがあり、日光街道23宿のうち6番目の規模であったとか。
問屋場とは、公用の旅人や荷物を運ぶ人馬を手配した施設のこと。
粕壁宿では、継送に必要な人足35人、馬35疋の常備が課せられていた。
上宿(上町)やその付近では交通の要衝として発展したことから飲食店が多く立ち並び、市は月に6度。
1826年、問屋場は三枚橋に移転した。
神明通りは、名主や本陣を勤めた見川家の屋敷内の通路であり、通り沿いの神明社には同家の屋敷神といわれる見川稲荷が残っていたという。