天香久山神社
奈良県橿原市南浦町608
橿原市の中央にそびえる3つの独立峰。それぞれ天香久山(あまのかぐやま)、耳成山(みみなしやま)、畝傍山(うねびやま)と言い 総称して「大和三山」と呼ばれています。飛鳥時代、時の天皇であった持統天皇は三山周辺に「藤原京」を整備、大規模な坊条制を取り入れ、大極殿などの宮城が置かれました。
天香久山は山と言うよりは小高い丘と言った雰囲気で、太古の昔に多武峰山系から延びた尾根が侵食で残ってできた山だと言われています。三山の中では、最も神聖視された山でそのことからもこの名がついたようなのです。
~春すぎて 夏来にけらし 白たへの
衣干すてふ 天の香久山~ 持統天皇