蜆楽筋
大阪府大阪市北区曾根崎新地1丁目6-7
大阪市北区にある北新地には明治時代まで河川「曽根崎川(蜆川)」が流れていた。
曾根崎川(蜆川)は堂島川から分流し、「曾根崎新地」と「堂島新地」の間を東西に約2.5km流れ、再び堂島川と合流した。
当時、曾根崎川には客や芸者を乗せた涼船が往来し、周辺には石崖造りの上に茶店が並んで華やかな花街の賑わいを見せていたという。
これらは江戸時代、浄瑠璃及び歌舞伎作者として活躍した近松門左衛門の作品にも取り上げられた。
1909年、大火事「北の大火(天満焼け)」が発生し、瓦礫の廃棄場所となって埋め立てられて1924年に川は消滅。