菅原神社(上野天神宮)
三重県伊賀市上野東町2929
上野天神宮は、通称、お天神さん、天神さんと呼ばれている。
祭神は、菅原道真公。
かつて、上野平楽寺の伽藍神で、農耕神祇に発祥する神々を祀っていた。
伊賀の乱後、藤堂高虎による城下町建設の際、当地に奉還され城郭鎮守として祀られた。
毎年行われる上野天神祭は、神輿の渡御に供奉する鬼行列や祭ばやしの演奏と9基のだんじり(楼車)は、国の重要無形民俗文化財に指定。
楼門と鐘楼は、三重県指定有形文化財に指定。
俳諧に身を立てることを決意した松尾芭蕉は参拝に訪れ、その処女作「貝おほい」1巻を社前に奉納されて自らの文運を祈願した。