楠正長旧跡
大阪府大阪市生野区巽南4丁目2
1372年、正成の子である正儀の三男。
南北朝時代、楠正成の孫にあたり、父は正成である。
幼名は、三虎三郎。
四条桑原寺の僧、祐存に養育された。
父祖の戦跡を巡り、楠一族の霊を弔う。
1412年、伯父正行の戦場であった四條畷の山麓に居住。
桑原寺付近の天神社に隠棲、その祭祀を掌る。
四条居士の由来は、四條畷の地名に由来する。
1468年、本願寺の六世、巧如上人に帰依した正長は定願と改め僧となった。
定願寺は、定願によって創建。
地元では、「遠宮さん」と呼ばれていた。
当時、広大な森や池などの他、小高い山もあったこの地に正長が住居を構えた。