年中、温泉を楽しむなら、穴場に行こう!
まいど! 秋が深まり、いつもの並木道が紅葉に染まる。 そして、銀杏の葉が落ちると、本格的な冬がやってくる。 あ~、寒い寒い!! 冷たくなった手をこすりながら、毎日を過ごす皆さん! ゆっくり羽を伸ばしに温泉に行かはりまへんか? 関西では、兵庫県の有馬温泉や滋賀県のおごと温泉、和歌山県の白浜温泉などに代表されますが、実は、大阪にも温泉街が存在してたんですよ! 場所は、大阪府河内長野市。 大阪市内から近畿日本鉄道または南海電車に乗って一本。 河内地域(北河内、中河内、南河内の総称)は河内地域でも南河内の奥に位置するため、奥河内との異名をも持っています。 さて、ここ長野温泉街は、日帰りで温泉が楽しめるスポットとしてオススメ! 長野温泉街とは、河内長野市内に点在する長野温泉、錦渓温泉、天見温泉、汐ノ宮温泉などの総称。 かつては病が治る霊水として信仰を集めていましたが、大正時代に極楽寺の閉鎖に伴い、一気に衰退。 今では知る人ぞ知る秘湯となってしまいました。 有馬温泉やおごと温泉、白浜温泉などの人気観光地よりは劣りますが、昔ながらの風情が漂うかつての温泉街の雰囲気が楽しめます。
長野温泉街
石川沿いにある温泉街。 長野温泉、錦渓温泉、天見温泉、汐ノ宮温泉などの総称。 長野温泉の源泉は石川と天見川が合流する地点・行者岩付近。 明治時代、千早電力(関西電力の全身)の森久兵衛がこの川で遊ぶ子供達の安全を祈願して弁財天の祠を建立。 泉質は、含炭酸土塁食塩泉。 古くから高野山参詣道である高野街道の宿場町として栄え、温泉施設として極楽寺温泉が本格的に開業した。 昭和時代、付近の温泉街を総称して、長野温泉と呼んだ。 長野新地とされていた地域で、噴出井戸と呼ばれる。 聖徳太子も病気平癒のため当地を訪れ、老翁の勧めで、霊水を飲み、病が治ったとか。 大正時代、極楽寺温泉の閉鎖に伴い、温泉街は衰退。
天見郷の実南天
周辺は、「天見郷」として知られ、古くから温泉の町として人気を集めてきた。 また、南天は、中華人民共和国の原産として知られる。 日本の場合、関東地方以西の表土の深い林地に自生するメギ科常緑低木で、河内長野市では天見・流谷地区を中心に栽培されている。 6月から7月にかけての時期は、花が咲き、12月頃になると、真っ赤な実をつける。 正月用切花の他、薬用として用いられている。
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