鶴岡八幡宮
関東最大の勢力である上総広常を始め、畠山重忠、千葉常胤、足立遠元らの有力豪族を従え、10月6日頼朝は鎌倉入りする。
この頃、平家の大将軍・平維盛(平清盛の嫡孫)率いる数万騎の軍勢が京を出発、10月13日、駿河国手越(現在の静岡市駿河区手越)まで迫って来ていた。
10月6日に鎌倉入りした源頼朝は10月16日、平維盛率いる平家軍を迎え撃つため鎌倉を出発する。
出陣に際して、鶴岡若宮(現在の鶴岡八幡宮)では、頼朝の御願にて長日勤行が行われている。
法華経、仁王経、最勝王経等の鎮護国家三部経にくわえ、大般若経、観世音経、薬師経、寿命経等であった。