東の浅草、西の新開地
まいどまいど! 現在の兵庫県を代表する繁華街といえば、神戸の三宮。 ここには、JR神戸線の三ノ宮駅をはじめ、阪急線、阪神線、地下鉄線、そして、ポートライナーなどがひしめく一大ターミナル。 そんな三宮の駅前には商店街をはじめ、ぎょうさんの商業施設、横浜や長崎と並ぶ中華街の南京町の他、モダンで昔ながらの異文化な雰囲気が漂う北野など、見どころが満載でんねん。 そんな繁華街の三宮から少し離れた場所に位置する新開地という場所。 ここにはかつて市役所があり、神戸の中心地としてにぎわってはったんやとか。 また、新開地には昔、ぎょうさんの劇場があり、「東の浅草、西の新開地」とも謳われていたんやとか。 市役所の移転後は商店街の衰退に伴い、松竹座などが閉鎖され、観光客が激減してしもたようですが、最近、再び注目を集めるようになりまして、大阪の上方落語寄席の繁盛亭に並ぶ喜楽館が開業し、新たな賑わいの場所として観光客が集まるようになりました。 また、平清盛ゆかりの地としても知られ、新開地周辺には平清盛ゆかりの名所がぎょうさんおまっせ。 今回はそんな新開地を含む神戸市兵庫区を散策していきまひょ!
新開地商店街
1901年、河川「湊川」の付け替え工事に伴い、湊川の流路を整備してできたのが始まり。 戦前、商店街には演芸場や映画館、飲食店を中心とした店舗が連なり、神戸最大の繁華街・オフィス街としての賑わいを見せ、「東の浅草、西の新開地」と呼ばれていた。 隣接していた遊郭の一つ、福原は平安時代、平清盛によって福原京が造営され、日本の首都となった。 明治時代、明治政府によって遊郭の設置が認められ、遊郭が設置された。 遊郭の廃止後、風俗店などが密集する風俗街となった。 1957年、市役所が三宮に移転して商店街は衰退。 1968年、地下鉄の神戸高速鉄道の新開地駅が開業。 神戸電気鉄道(神戸電鉄)の始発駅となった。
新開地劇場
兵庫県神戸市にある大衆演芸場の一つ。 1946年、実演劇場として開館した。 芝居や歌謡ショーなどが上映されている。
神戸新開地喜楽館
2014年、当時の上方落語協会会長が「神戸あたりにも上方落語の定席を」と発案。 新開地では新開地寄席や兵庫区民寄席などが人気であったことから実現。 2018年、新開地まちづくりNPOをはじめ、上方落語協会、兵庫県、神戸市の4者が、神戸のまちの活性化と伝統芸能の振興を目的に開館。 喜楽館の由来は、大阪市北区の天満天神繁昌亭は「和」のイメージを、新開地では気軽に楽しめて神戸らしい「洋」のイメージを、聚楽館には「館」が使用されていたことから。 現在、上方落語の定席、東西落語、講談、浪曲などの演芸の他、音楽、ダンスなどが楽しめる。
食彩酒房 大湊
新鮮な魚介料理、海鮮料理をはじめ、焼きそばやだし巻き、鍋が楽しめるといい、地元客や観光客でにぎわっている。
湊川公園
1901年、兵庫県神戸市内を流れていた湊川の付け替え工事に伴い、旧湊川の流路を整備してできたのが始まり。 1911年、都市公園として開園し、公園から南側の旧河川敷は掘削して新開地商店街となっている。 1928年、公園の地下に神戸有馬電気鉄道(神戸電鉄)湊川駅が設置。 1924年、展望塔の神戸タワーが建設。 1968年、展望塔の神戸タワーが解体され、跡地には、神戸タワーを記念した高さ8mのカリヨン時計塔などが建立。
湊川商店街振興組合
別名、「神戸の台所」と呼ばれている。 神戸新鮮市場(マルシン)、東山商店街、ハートフル湊川、ミナイチ、パークタウン、中の筋商店街、湊川センタープラザ、湊川プラザにより構成。
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