横須賀で海を眺めながら…潮風にちぎれたパンを口に運ぶ幸せ
横須賀…戦前は帝国海軍、戦後は駐日アメリカ海軍、それぞれの拠点として歴史を刻んできた巨大な軍港です。 最近では昔ほどの隆盛ぶりは影を潜めましたが、それでも歴史を感じさせる風景が街のあちこちに残ってます。 春の息吹と潮騒のささやきと美味しいパンを体感しに、ミナトヨコスカへ行ってみませんか?
よこすか海軍カレー館(閉店)
旧日本海軍のレシピをもとに「海軍カレー」の再現に尽力し、横須賀を代表するご当地グルメに育て上げた「よこすか海軍カレー館」が、建物の老朽化を理由に平成29(2017)年8月27日を以って閉店いたしました。 現在、市内42店舗が「よこすか海軍カレー」提供の認定を受けているので、こたびの閉店によって海軍カレーが即座に食べられなくなる…というわけではありませんが。 オリジナルを開発した元祖の店が消えてしまうのは、なかなか寂しいものがありますね。
横須賀海軍カレー本舗
YYポート横須賀2階の「横須賀海軍カレー本舗」では10種類以上のカレーを提供しています。 内装は戦艦三笠の士官室をイメージし、BGMは当時の艦内で軍楽隊が演奏していたというポルカやワルツ。 カレー以外にも、米海軍横須賀基地司令官からレシピを伝授されたというNYスタイルの「YOKOSUKAチェリーチーズケーキ」や、帝国海軍のスタイルで忠実に淹れたコーヒーや紅茶も。 ただしレストランは平日16時で閉店なのでご注意を!
ヨコスカベーカリー
YYポート横須賀の斜向かいにある小さなパン屋さん。 ヴェルニー公園のところで触れた通り、横須賀製鉄所はフランス政府の支援を受け建設されました。 本国からも大勢の技術者が派遣され、10年以上にわたって建設に従事。 彼らの主食は、もちろんフランスパン。 なので製パン職人も帯同し、日本人を指導してパンを焼き上げたそう。 職人から技術を仕込まれた日本人が1928(昭和3)年に創業した老舗のパン屋さんです。
中井パン店
「ウッ!」 今朝(2016年3月25日)の東京新聞朝刊終面に掲載されていた「ジモトのFood」という記事を見て、思わず呻き声を洩らしてしまいました。 「もう半月、早く載ってたら…絶対、買いに行ってたのに!」 「うみかぜ公園」のところで紹介した京急県立大学駅から徒歩約10分。 そこに店を構えるのは1953(昭和28)年創業という老舗「中井パン店」。 ここの名物はパンにポテトチップスを挟んだ「ポテチパン」なのです! 記事によると、ポテチパンが生まれたきっかけは偶然だったそうですよ。
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