いたすけ古墳
大阪府堺市北区百舌鳥本町3丁338番地外 もずほんまち百舌鳥古墳群を構成する古墳の1つで、前方後円墳。
墳丘長約146m。
百舌鳥古墳群では第8位の規模。
1950年代、土砂の採集や住宅造成を目的とする計画があったが周辺住民を中心とした反対運動により中止となり、古墳として保存。
後円部からは衝角付冑の埴輪が出土、堺市の文化財保護のシンボルマークとなった。
また、工事が途中で打ち切られたことにより、周濠には土砂を採取する重機を入れるための橋が架けられ、今も残る。
古墳には野生のタヌキが生息している。
1980年代、環濠には木造の小型船が沈没していたといい、昭和時代以前に製造された和船であるとか。
陪塚は数基、存在したが、善右ヱ門古墳のみが現存。