行基淵跡
大阪府岸和田市池尻町大阪府最大の水面積を有する久米田池。
池の外周は、自然地形の台地に囲まれた。
中央部には、旧春木川の川床があり、川をせき止めて構築。
八木郷やその周辺は水不足が深刻化。
聖武天皇は池の開削を行基に命じ、725年から738年に建造。
聖武天皇は久米田寺に対してため池の維持管理を命じ、院号を「隆池院」にしたとも。
2010年、農林水産省のため池百選に選定。
2015年、国際かんがい排水委員会によるかんがい施設遺産にも登録。
カモ類、カムチャッカ半島からシギ・チドリ類、特別天然記念物ナベヅル、コウノトリなど年間100種類以上が訪れ、野鳥の「国際空港」とも。
絶滅危惧種のカワチブナの養殖も。