羽田八幡宮文庫址
愛知県豊橋市花田町斉藤56-31848年、平田篤胤門下の国学者で神職・羽田野敬雄らは文庫の羽田八幡宮文庫を開設。
江戸時代、貸出を行った唯一の文庫で日本における近代的図書館の先駆けとも。
文庫建物は国の登録有形文化財に指定。
羽田野敬雄は、同じ気吹舎門人であった下総国の農政家宮負定雄著「草木撰種録」の印刷に協力。
村落知識人として農書を含む多数の書物を収集・書写する等、多数の書籍を所有。
俳人・鶴田卓池の高弟で商人福谷世黄(俳号水竹)らは蔵書が増えたので文庫が欲しいと提案。
羽田野は伊勢神宮の神宮文庫(豊宮崎文庫・林崎文庫)にならい神社に置いた。