(株)世界一統
和歌山県和歌山市湊紺屋町1丁目101884年、南方弥右衛門が紀州藩から籾倉を拝領し、当地(和歌山県和歌山市)で酒造業を創業。
日本の博物学者、生物学者、民俗学者の南方熊楠の弟・南方常楠が事業を受け継ぐ。
常楠は早稲田大学の出身で、明治時代の元勲大隈重信侯爵に師事した関係から、大隈が紀州高野山に参詣した際に酒名の選定を依頼。
大隈重信は「世界を統一する酒界の一統たれ」といった意味から酒名を「世界一統」と命名。
本社事務所ビルは、紀州藩校・学習館跡に建てられた。
社名は主力銘柄「世界一統」に因む。
また、「イチ」は、鑑評会出品酒で、山田錦を使用した大吟醸酒として知られ、日本酒の1位を目指すという意味で命名。
以後、金賞を受賞。