名水白木屋の井戸
東京都中央区日本橋1丁目4-1近江商人大村彦太郎によって日本橋の南側に呉服店・白木屋が創業。
日本橋北側の越後屋と並ぶ人気の店舗であったとか。
1711年、2代目彦太郎は日本橋周辺の水不足を解消するため、店内に井戸を掘削。
難工事であったが、一体の観音像が出現した途端、不思議と清水が湧き出たと言う。
やがて評判となり、「白木名水」と呼ばれるようになった。
越前松平家は「白木名水」で病が治ったとして、1868年頃まで毎朝、水を汲み取っていたとか。
1999年、白木屋は東急百貨店日本橋店として営業するも閉店し、白木名水も消失。
観音像は浅草寺に安置。