二ヶ領用水と大石橋
3丁目-11 溝口 高津区 川崎市 神奈川県 日本多摩川などを水源とする神奈川県下で最も古い人工用水路で、神奈川県川崎市多摩区の上河原堰から川崎市幸区までを流れる。
1597年、測量を開始し、約14年後に完成。
名は、江戸時代の川崎領と稲毛領にまたがって流れていたことに由来。
かつては農業用水路としての役割も果たしてきたが、現在は工業用水などに用いられる。
旧三沢川合流から新平瀬川に合流するまでの区間は「二ヶ領本川(新川)」とも呼ばれ、河川法による多摩川水系平瀬川支流の一級河川。
当初、堰はなく自然流入による取水であったが、確実な取水を目的に竹で編んだ蛇籠に玉石を入れたものを取水口に並べて堰止める技法が昭和時代まで使用された。