忍頂寺
大阪府茨木市忍頂寺高野山真言宗の寺院。
山号は賀峰山。
別名、寿命院。
本尊は薬師如来。
忍頂寺は竜王山(忍頂寺山)の麓に位置し、大阪みどりの百選に選定。
700年代、行基または開成王子が創建。
851年、勝尾寺三世証道上人の弟子三澄が国家鎮護のために開基。
当時、神岑山寺と称していたが、忍頂寺の寺号を贈られ、勅願寺となった。
鎌倉時代、仁和寺の支配を受け、南北朝時代に焼失。
織田信長によって保護を受けたが、キリスト教伝播の影響で焼失し、キリシタン大名の高山右近に寺領を没収された。
全盛期には寺坊23を有し、勝尾寺や神峯山寺などと並ぶ山岳修行(修験道場)の聖地であったが衰退した。