安倍文殊院
奈良県桜井市阿部645華厳宗の寺院。
山号は安倍山。
本尊は文殊菩薩。
開基は安倍倉梯麻呂。
京都府の切戸文殊・山形県の亀岡文殊とともに日本三文殊の一つに数えられる。
ちなみに「三人寄れば文殊の知恵」で知られる。
645年、大化の改新の時、左大臣として登用された安倍倉梯麻呂が孝徳天皇の勅願もあって安倍氏の氏寺として安倍山崇敬寺(安倍寺)を建立したのが始まり。
平安時代、多武峰の妙楽寺(談山神社)の僧兵によって焼失し、移転(旧寺地は安倍寺跡の史跡公園として整備)。
東大寺の末寺の一つ「崇敬寺」は安倍倉梯麻呂の建立、「崇敬寺」の別名が「安倍寺」であったとも。
鎌倉時代、崇敬寺智足院の別院・満願寺に移転。