鹿児島県霧島市福山町では、江戸時代後期から壺を使用した伝統的な製法で米酢が造られています。1975年に坂元醸造の坂元昭夫がこれを「くろず(黒酢)」と命名しました。「坂元のくろず」は、1年から3年もの長い時間をかけてゆっくり発酵・熟成させ造られます。また、1つの壺の中で全ての発酵が行われるこの造り方は、世界でも類を見ない製法です。
21世紀を迎えた今でも昔と変わらぬ製法を守り続けていている「坂元のくろず」。太陽の力と微生物の力を借りて、醸造技師の手で育まれ、じっくり時間をかけて生まれる黒酢は、今も昔と変わらぬ輝きを放っています。
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