JRの高架下をくぐる形で通っている200メートルほどのトンネル。 特筆すべきは、制限高1.5メートルというその天井の低さ。 大人は屈んで歩くしかありません。 タクシーのランプが壊れかねないことから、別名・提灯殺しとも。
低い…。
すでに中腰ですが、実はここからまだ低くなります。
屈む
く、苦しい…。
トワイライト
実はこのトンネル、山手線の新駅開設に伴い、数年以内にほぼ確実に無くなる見込みです。 見に行くのでしたらお早めにどうぞ。
通行止めが決定
2019/11/07追記 2019年の年内を持って通行止めとなりました。 もう消える風景になってしまうので、ここでいくつか写真を追加
高輪側から100メートル
入ってすぐはそうでもないのですが、このトラテープから先が1.5メートル区間。
港湾側
すっかりどこも工事中に
スポットライト
道に丸い灯りが落ちています。 よく見ると通行注意のメッセージが投影。 あたりを見てもこれ一つだけ。
高輪側へ
では戻ります。
車道から
高輪→港湾の一方通行なので、車道で写真を撮るなら高輪側を撮るのが安全。
減速突起
ハイブ(減速突起)が鈍く光る
落書き
仮にも港区だけあってか落書きはこれ一つだけでした。
桜の枝
入るときは気付かなかったのですが、高輪側の入り口に桜の枝がひょろっと伸びていました。
とある建築家が、「手作り」「ホームセンターで買える材料のみで造る」というテーマで一人で造っているコンクリート造りの建造物。 「ありますとんびる」、と読みます。 別名、「三田のサグラダ・ファミリア」。
異形
鉄パイプがニョキニョキ生えたおどろおどろしい姿。 意外ですが、建築基準法クリア済み。
ペットボトル
ペットボトルで型を取ったと思われるコンクリ柱。 加水率が低いコンクリートを使っており、専門家には「200年持つ」と太鼓判を押されたとか。
トワイライト
ここも、新駅開設による再開発で無くなるかも…という噂が出ています。
江戸時代、この地にあった大名屋敷に巨大なガマが出現し、家臣が亡くなるという事件が発生。 屋敷の主が化けガマを討伐する事を決めた日の夜、枕元にガマの精を名乗る老人が現れ、謝罪とこれからは屋敷を護るため、討伐をやめて欲しいと訴えました。
幻の池
後年、大火が起こり屋敷に火の手が迫った際、池から大ガマが現れ、池の水を火に吹きかけて消火した… と、そのような怪奇な伝説が残る池が、元麻布に残されています。 現在池の周りはマンションなどが立ち並び、伺うことができません。 かつての故事を伝える看板がその名残を伝えるのみです。 が、この駐車場の奥の藪から…
がま池
茂み越しですが、がま池が見えます。 撮影中、巨大なものがはねた水音が聞こえる。 もしや、件の大ガマか。