まだ見れる!岐阜市周辺に現存する「鉄道旧車両」と「鉄道珍スポット」を巡る
岐阜まだ見れる!岐阜市周辺に現存する「鉄道旧車両」と「鉄道珍スポット」を巡る
かつて岐阜市内電車があった当時、揖斐や谷汲の山奥、関市を通過して美濃市まで。羽島線もずっと南まで名鉄電車が走っていました。現在はその全てが廃線となってしまったのですが、当時走っていた車両が現在でもあちこちに保存されています。今回は当時を偲ぶ名鉄その他の「鉄道旧車両」と、鉄道に関する「鉄道珍スポット」がテーマ。
岐阜西濃地方では最も展示台数が多い場所。名鉄のスター三兄弟。かつての名鉄美濃駅をそのまま利用して車両が保存されています。それぞれが見るからにレトロな車両なのですが、かつて全てが本当に現役でした。駅舎内では鉄道関連グッズが販売されています。入場無料。
旧市内線の電車
ホームの端にはかつて岐阜市内を走っていた車両もあります。
憧れの運転席
かつて電車に乗った際、一番前にかじりついた覚えはありませんか? 電車の運転手に憧れましたよね。今なら触ることが出来ます。
駅舎外観もそのまま
駅舎もそのまま残っています。駅の設備がもう少し残っていればいいのにとは、贅沢というものですかね。
かつては岐阜の秘境寺と言われる「谷汲さん」への参拝客で賑わった終着駅です。名鉄電車でこのような岐阜の山奥にまで路線があることが凄いなと思っていました。現在は駅舎と車両が保存されています。入場無料。
間違いなく木造電車
この車両が現役だった頃、冬になると隙間風対策で隙間をテープで止めてあるのを見たことが有ります。間違いなく木造の車両でした。
やっぱりモ510系ですね
アーチ形した運転席もいいし、本体ドア横の丸窓も良いですね。やっぱりモ510系は優雅です。
岐阜の市街地どまんなか。柳ヶ瀬の南側に位置する金(こがね)公園に名鉄の旧車両モ510が鎮座しています。普段は施錠されていますが休日には開放され車両内に入ることも出来ます。入場無料。
車内にも入れます
一応それなりに保存されていますが、これ以上良くなる事は無いでしょうね。見るなら早いほうがいいかも。
大垣スイトピアセンターの、こどもサイエンスプラザ一階に蒸気機関車が鎮座しています。C11ですね。屋内展示ということもあり保存状態が素晴らしく、金属部分がピカピカに磨かれていて、今にも動きそうな雰囲気があります。入館無料。
動輪もピカピカ
金属部分は綺麗に磨かれてピカピカしています。保存状態としては最高の状態ですね。
岐阜の梅の名所、梅林公園内の子供が遊ぶ遊具がある辺りに蒸気機関車D51が保存されています。こちらもやはり平日は施錠されていて外からしか見れませんが、休日になると開放されます。この辺り、かつては線路があって駅があったのでしょうか。入場無料。
運転席の計器類
運転席の計器類は現役当時のままでしょうか。破損すること無くそのままの姿を留めています。
樽見鉄道(旧国鉄神海線)の谷汲口駅の横に客車が保存、というより限りなく放置されています。かつてはこのような客車が通った事もありましたが、最近では桜のシーズンでも通らなくなったのではないでしょうか。
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かつては貨物列車の最後尾に必ず車掌車がくっついていたのですけどね。ある時から一斉に廃止されたんですよね。何だかすごく憧れる車掌車なのですが、夏は暑く冬は凍えるほど寒いのだそうです。その車掌車が大垣駅前に保存されています。 ※2015年8月現在、突如周辺が開発されて撤去されてしまったようです。
お店の外から見ると、なんとなく店内に違和感があります。よく見ると店内に旧名鉄電車。車両の中がパン売り場になっていて、しかもテーブルまであるのでそのまま電車の中でイートイン出来ます。かつては少し南には「ニセコ」があり、両方ハシゴできたものです。
車内の半分はパン販売に
車内のレジ側半分はパンがズラリ並んでいます。どれもこれも美味しそうで迷ってしまいます。
レジの反対側にはテーブルが
レジにて精算後、コーヒーを注文してここでイートイン出来てしまいます。レトロな市電の中の静かな空間は案外快適。子供達にとっては珍しさいっぱいです。
店内入るといきなりキハ82が出迎えてくれる楽しい喫茶店。店内にも列車関連のグッズ類が多く展示されていました。しかし残念ながら2012年に閉店してしまいました。現在は営業していません。惜しいですね。
現在空き家かな?
現在の閉店跡。看板類は全て撤去されているが、その他は案外そのままな感じ。キハ82面はありません。
鉄道模型を眺めながらカフェを楽しめるお店。別料金で模型を走らせることも。また、自慢の模型を持ち込みで走らせることも可能だし、店内には鉄道グッズがいっぱいという鉄道ファンにとって夢の様なカフェ。そんなお店が柳ヶ瀬徹明通りにあるのです。
鉄道グッズコーナー
鉄道ゲージ模型から鉄道おもちゃ、鉄道文具等、さまざまな鉄道関連の商品が並んでいて、こちらを眺めるだけでも楽しい。
入口前の看板ですね
この看板とディスプレイを見てもなお階段を上がって行く方は鉄分が多い方かと思います。
この神社の参道が、JR東海道線によって完全に東西分断されているパターン。昔、この土地に線路を通す際やむを得ない判断だったのでしょうね。参道東側から入って境内に向かうには分断箇所で大きく迂回する必要があります。踏切にしなかったのは通過本数が多いせいなのでしょうか。
一見何もなさそうですが
東の端から見るとこのまま向こう側まで行けそうな気がしますが。
こうなります
電車が通過するとこうなります。電車はこの辺りでほぼ最高速で飛ばしていますので、もし踏切があるとしたら非常に危険だったかも。
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境内の参道を線路が横切っている神社。通過するのは貨物のみで本数が非常に少ないものの、遮断機がない踏切をなんの予告もなく唐突に貨物が通過していく感じです。よく見ると時刻表があるようなので定時運転してるようです。
突如貨物が出現
一見何も無い参道へ突如「ぬっ」と機関車が姿を現します。
何故ここに車掌車があるのでしょう。失礼ながらこの周辺は何も見るものが無い住宅地。まさに唐突に車掌車が出現する感じです。なお、こちらは完全な民家であり個人所有っぽいので見るのは外から静かに配慮願います。
本巣駅の車庫前に給油所がありました。使用してるのが電車ではなくレールバスですから、ディーゼルですから。給油があるのは当然のことかと思うのです。しかし何でしょう、この違和感。このミスマッチングが頭の中でそんな訳ないと思ってしまうのです。
岐阜柳ケ瀬南側の岐阜岡女堂では名鉄旧車両「モ510型」のパッケージ入りの「銘菓チンチン電車」を発売しています。個包装タイプもいいですが、2個入りと3個入りを選ぶと特製パッケージになります。
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