✨直虎の里 散歩コース 井伊谷
静岡✨直虎の里 散歩コース 井伊谷
大河ドラマ おんな城主 直虎 の舞台、井伊谷( Iinoya )の里を歩いてみました。コンパクトな地域なので、半日あれば歩けるでしょうか。ただ井伊谷城址は急坂の登山!と思って靴を選んで下さい。
小堀遠州作の庭園で有名なお寺でしたが、今年は大河ドラマ おんな城主 直虎 ゆかりの地として注目されていますね。新東名 浜松いなさICから車で10分位です。
山門
両脇の石の風情が、奈良時代開創の歴史を感じさせますね。
仁王門
仁王門から本堂へ。室町時代に瑞淵禅師により臨済宗 龍潭寺として新たに開山されたそうです。開山は井伊家二十代 直平 の時代で、家康に仕えた井伊直政は二十四代になるそうです。
本堂
本堂の前の庭は、補陀落の庭。
本堂からの補陀落の庭
インド南部の霊場を現しているそうです。
本堂の奥に井伊家霊殿が有りました。
左が二十四代 直政公、中央が直虎の父 二十二代 直盛公。直虎は女性なので像が無いのでしょうか。
後醍醐天皇の第四皇子で南北朝時代に征東将軍として関東各地を転戦した宗良親王をお祀りしているそうです。
参道
明治維新の際、建武中興に尽力した人々を祀る神社が次々に作られた中の一つ。彦根藩の知藩事・井伊直憲が井伊谷に宗良親王を祭る神社創建を出願。明治3年(1870年)の春に完成した神社
神宮寺川沿いに、龍潭寺に挟まれた場所に
井伊谷は井伊氏発祥の地で、宗良親王は井伊道政と井伊高顕に助けられ、この地で死んだと伝えられているそうです。
ドラマでも吹いている(許婚)亀之丞の笛! 逃亡先からの帰還に際して神社に奉納したものだそうです。
浜松市地域遺産センター
戦国の井伊谷展。後ろの山が井伊谷城跡。図書館を改装して地域遺産センターとしたようです。
ロビー
ドラマに乗っかって行く気、マンマン!
平成元年に設置された案内板があるのみでした。
今は公民館
直虎元年だそうです。 面影は見つけられませんでした。
急峻な山城の跡です。
遊歩道
とにかく急坂です!
中腹から
井伊谷の様子が良く分かります。
ドラマでは山の中のような感じでしたが、今は田んぼの真ん中に祀られていました。
説明書き
1010年に初代がここで生まれたと伝わる。井伊の旗印、井はここから来ていること、などが書かれています。
井戸です
1000年の歴史を感じますね。
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天白磐座遺跡 渭伊神社の奥の山頂にあります。古墳時代前期(4世紀)から平安時代までの祭祀の遺物が発見されているそうです。
この先に
神社横の階段を登った先です。
渭伊神社
遺跡の下に渭伊神社があります。龍潭寺内にあったものを南北朝時代に移したそうです。井伊氏の信仰も厚かったようです。
巨石の裏側
沖縄の斎場御嶽 せいふぁーうたき を思い出しました。不思議な感覚がありました。
桶狭間の敗戦を契機に、三河岡崎城で独立した家康。三河国内の今川勢力、上の郷の鵜殿氏とこの地で戦いました。まだ今川の人質だった、正室築山殿と嫡子信康と交換する人質を捕まえた戦いでもありました。
甲賀忍者が戦局を一変、上の郷城の戦い
城の北側に陣を敷いた家康。当初は川と土塁で囲まれた小山の城を攻めあぐねたようです。そこで忍びを城内に放ち、放火炎上の騒ぎに紛れて落城させたようです。今川義元の妹の子、城主の長照は討死、その子が捕らえられました。
鵜殿氏と関係深い、赤日子神社
城跡のすぐ下に、鵜殿氏が大般若経六百巻を奉納した赤日子神社があります。
鵜殿氏の菩提寺、長存寺
城跡から海に向かい、新幹線のガードをくぐると長存寺があります。長照の一族で家康方に付いた、下ノ郷の鵜殿氏が菩提を弔ったと思われます。供養塔にはこの日も花が供えられていました。