【神保町】泊まって食べて、買ったり観たりの東京散策。
東京【神保町】泊まって食べて、買ったり観たりの東京散策。
神保町の「ヒルトップホテル」(山の上ホテル)には、知る人ぞ知る隠し部屋があります(といってもどなたでも泊まれます)。通称「モーツァルトの部屋」と呼ばれるオーディオマニア向けの部屋です。こじんまりした部屋ですが、一人になりたい時、落ち着いて仕事がしたい時、ゆっくり休みたい時にいかがでしょうか。たまにはこんなクラシックホテルもよいものです。一人おでかけにおすすめです。
部屋番号は601号。元々は屋根裏部屋だったらしく、元オーナーがオーディオ好きで、大きな音で音楽を聴ける部屋が欲しくて作ったと聞きました。部屋にはタンノイのスピーカーやオーラのステレオセットがあり、モーツァルトの楽譜や銅像が飾られています。人が一人通れるかどうかくらいの細い階段を上がっていくので、まさに隠し部屋。ベッドはダブル。天ぷらと和食「山の上」から、天丼をルームサービスするという離れ技もよかったらどうぞ。ホテルロビーには、50年代ミッドセンチュリーのガラス作家「ヒギンズ夫妻」の希少な作品も飾られていて見ものです(不思議と誰にも知られていません)。宿泊代は2万後半です。
天ぷらと和食「山の上」
カウンターでいただくのもよいのですが、作家の山口瞳を気取って天丼を。「山の上」は氷を使った昔ながらの冷蔵庫が有名です。
五階から上がる狭い階段
モーツァルトルームへの階段です。ちょっと謎めいていてワクワクします。ルームキーがまた昔ながらのクラシックでよいのです。CDも貸してくれます。
ようこそ601号室へ。
山の上ホテルは、畳にベッドを置いた和室も落ち着きますが、今ではもっぱらモーツァルトルームです。カップルにはちょっと狭いので一人向けです。
神保町といえば古書街。神保町古書街の中で、世界に誇るのが美術書専門の「源喜堂書店」です。世界中のバイヤーが訪れることでも有名。写真集や画集を買い込んでホテルで堪能するのも楽しみのひとつ。9階の希少本ルームを見るのも忘れないように。掘り出し物の発見率高し。
甘いものが食べたくなったら柏水堂にフィッグケーキ(270円)を買いにいきます。こういった昔ながらの洋菓子店は静かで落ち着きますね。ブルーのソファがすてきなんです。*残念ながら2015.3.31に閉店いたしました。
忘れてました。新世界菜館も行きつけの店です。冬ならば牡蠣ラーメンをぜひ。驚くおいしさでやみつきになります。できれば今日行ってもらいたいくらいです。
昭和モダンのテイストに溢れたインテリアと、ハイカラな洋菓子が人気の「近江屋洋菓子店」。老舗です。外国の空港のロビーをイメージしてインテリアデザインをしたと聞きました。セルフサービスのスタイルも当時としては新しかったでしょう。
フルーツポンチはおみやげに。
ケーキやクッキーもいいのですが、フルーツポンチがおすすめです。元祖ジャースイートです。
1974年から世界の埋もれた名作映画の発掘上映を行っているミニシアターの元祖です。ぶらりと神保町に行った時、いつも上演予定をチェックします。
いくつもの名作を。
岩波ホールで観た名作は数知らず。一人でもデートでもおすすめです。映画好きなら一度は行くべし。
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