
西の比叡山・圓教寺に弁慶が!?書写山から眺める世界遺産のまち・姫路
兵庫西の比叡山・圓教寺に弁慶が!?書写山から眺める世界遺産のまち・姫路
まいどまいど! 姫路市っちゅうたら、神戸市と並ぶ兵庫県のまちの一つとして知られ、観光では姫路城。 日本で初めて登録された世界文化遺産としても有名で毎年、国内だけやなく海外からもぎょうさんの観光客が訪れはりまんな。 せやけど姫路はそれだけやおまへん。 北部には自然豊かな環境に恵まれた地域がおまして名を西播丘陵県立自然公園。 兵庫県の鳥獣保護区(特別保護地区)に指定され、ひょうごの森百選、ふるさと兵庫50山にも選定された書写山がおます。 この書写の山、実は「西の比叡山」という異名を持ち、山上には西国三十三所の一つに数えられた立派な圓教寺が建立。 しかも西国三十三所のなかでは最大規模っちゅうことで、中世には比叡山、大山とともに天台宗の三大道場として称されたという。 さて、そんな圓教寺にはロープウェイが便利。 もちろん登山ルートも複数ありまんねやけど、頂上付近から眺める姫路市街地の眺めは格別。 かつての宮本武蔵や弁慶も眺めたであろう同じ景色を堪能してみてはいかがでっしゃろか。 その他、ヤマサ蒲鉾の工場見学や試食、黒田官兵衛ゆかりの神社など、楽しみ方は様々だっせ~♪ ほなまいどおおきに!
別名、書寫山。 西播丘陵県立自然公園の一部で、兵庫県の鳥獣保護区(特別保護地区)に指定、ひょうごの森百選、ふるさと兵庫50山に選定。 山上には「西の比叡山」との異名を持つ西国三十三所の圓教寺がある。 登山道は鯰尾坂、刀出坂、六角坂、西坂、東坂、置塩坂の6つ。 椎名麟三文学碑は地元出身の作家・椎名麟三を記念して1980年建立。 碑文「言葉のいのちは愛である」は岡本太郎書。 鐘楼「慈悲の鐘」は1992年建立。
神姫バスが運営を行い、兵庫県姫路市が運行している索道。 書写山は標高約371mで、山頂付近の山上駅と山麓の山麓駅とを結ぶ。 かつては安全索道製3線交走式ロープウェイが営業していたが、老朽化と輸送力不足などを理由に1992年に廃止。 1958年、姫路市交通局(姫路市企業局交通事業部)が運行するロープウェイとして開業。 2006年、神姫バスによる運営開始。
別名、円教寺。 兵庫県姫路市にある標高約371mの書写山上に位置する寺院。 宗派は天台宗の別格本山。 山号は書寫山(書写山)。 西国三十三所のなかで最大規模「西の比叡山」とも。 中世には比叡山、大山とともに天台宗の三大道場とも。 境内は仁王門から十妙院にかけての「東谷」、摩尼殿(観音堂・摩尼は梵語で「如意」の意)を中心とした「中谷」、三之堂、奥の院「西谷」に区分。 姫路藩本多氏の墓所「本多家廟所」、本多忠刻に仕え殉死した宮本武蔵の養子・宮本三木之助などの墓も。 1398年から1868年まで女人禁制であった。 素盞嗚命が山頂に降り立ち、一宿した故事により「素盞ノ杣」といわれ、祠が祀られた。
書き写した様から
966年、貴族の橘氏の出身・性空によって創建。 山号「素盞」は地名・曽左村の由来。 釈迦如来による霊鷲山の一握の土で作られ「書寫山」の字が当てられ、その山がまさに霊鷲山を「書き写した」ようであったから。 山上の僧が経典を書写する姿に、山麓の人が崇敬をもって称した。 970年、天人が書写山内の桜の霊木を賛嘆礼拝する姿から、弟子の安鎮は生木の桜に如意輪観音の像を刻んで「如意輪堂(摩尼殿)」を創建。
武蔵坊弁慶!?
花山法皇が来山、輪円具足(円の形(輪円)は欠けがなく、徳において最も成就した状態を象徴、自己を完成する道)を教える意「圓教」の勅号を与え、皇族が行幸・勅願。 武蔵坊弁慶は、当地で修行し、机などゆかりの品も。 平安時代、源氏物語や紫式部日記などで知られる紫式部とともに活躍した歌人の和泉式部(越前守・大江雅致の娘・中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人)は娘、小式部内侍の死を悼んで、性空上人を訪ねた。
織田信長と豊臣秀吉も
1578年、織田信長より中国地方征伐を命じられた豊臣秀吉が播磨制圧の為に訪れ、摩尼殿の本尊である如意輪観音像等を近江の長浜に持ち帰った。 1580年、長浜より如意輪観音像だけが戻された。
広峰山山頂に鎮座する神社。 全国にある牛頭天王の総本宮。 祭神は素戔嗚尊、五十猛命、奇稲田姫尊、足摩乳命、手摩乳命、宗像三女神、天忍穂耳命、天穂日命ほか。 牛頭天王を祭神とし、薬師如来を本地仏として祀っていた。 733年、唐から戻った吉備真備がこの地で神威を感じ、それを聖武天皇に報告、白幣山に創建。 869年、当社から京都の祇園観慶寺感神院(八坂神社)に牛頭天王(素戔嗚尊)を分祠、祇園社(牛頭天王社)の元宮・総本社とも。 当社から京都・八坂神社へ分祠する際、神戸・祇園神社や大阪・難波八阪神社、京都・岡崎神社などに祭神の遷座の旧跡も。 972年、遷座。 天王山増福寺、広嶺山増福寺等と称した。
京都・八坂神社へ分祠する際、神戸・祇園神社や大阪・難波八阪神社、京都・岡崎神社など
鎌倉時代から室町時代、神官が御家人・地頭を兼ねた。 湊川の戦いでは北朝につく。 江戸時代、徳川将軍家の菩提寺・寛永寺の支配下に。 1714年から1871年、禁裏の勅願所と定められ、諸大夫の社家1名を総代として、その他数名の社家が毎年、京都に赴き、禁裏等へ祈祷を奉納。 手代は一つの社家が数家を抱え、社家の禁裏への祈祷や檀那廻りの際に随行する他、平素は広峰山内にある社家所有の畑を耕作して生活した。
戦国時代の武将黒田重隆(黒田孝高(官兵衛)の祖父)に
2019年、戦国時代の武将黒田重隆(黒田孝高(官兵衛)の祖父)に関する伝説が残り、黒田孝高を祭神とする官兵衛神社を創建。 江戸時代、姫路市妻鹿の黒田職隆廟所より発見された桂化木の一部が祀られた福岡市の職隆菩提寺「大長寺」から廣峯神社に寄贈、官兵衛神社の御神体。
蕎麦・丼を中心とした和食を味わうことができるレストラン。 その他、売店があり、姫路市やその周辺を中心とする新鮮野菜や播州銘菓などのお土産が販売。
かき揚げそば
メニューは、かき揚げそば、とろろおろしそば、天ぷらそば、カレーそば、親子丼、他人丼など。
ちくわ、かまぼこ、こんにゃくなどを製造販売するヤマサ蒲鉾。 本社・工場では実際に工場見学、かまぼこ・ちくわづくり体験ができる他、ショッピングコーナー、かまぼこ工房夢鮮館がある。
シャコウアゲハ
ジャコウアゲハ(お菊虫)は、姫路市の「市蝶」。 姫路城の築城主池田輝政の家紋「揚羽蝶」の瓦紋が何千と用いられているから。 「播州皿屋敷」の悲劇のヒロインお菊さんの化身と言われている「お菊虫」は、ジャコウアゲハのさなぎ。
山にもさっちゃん
ヤマサ蒲鉾のキャラクター「さっちゃん」。 さっちゃんは、お父さん、お母さん、双子の弟(やっくん、まーくん)がいる5人家族で、年齢非公表。
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オートサイト、フリーサイト、タロリンハウスなどがあるキャンプ場。 敷地内には炊事棟、ャワールームやトイレも完備。
無農薬を目指した製法で、農作物を育てることを目的とした夢工房。 ここでは、地元で獲れた新鮮なお米や野菜、果物の他、お土産の販売も行っている。
蕎麦
夢工房の奥には食堂があり、定食や蕎麦を中心としたメニューが並ぶ。
地元の農家から直接、仕入れているという新鮮な野菜や米、加工品の直売所。 夢前夢工房が運営しているといい、きな粉、イチゴや米粉を使ったスイーツ、姫路ブランドポークを使ったハンバーガーなどを味わうことができる。 またいちご狩りができるいちごハウスも。
標高370mの置塩山(通称:城山)にある山城。 付近には、夢前川が流れ、川沿いには播但街道。 国の史跡に指定された。 置塩城は、赤松政則が築城し、赤松氏の居城となった。 赤松則房の時、播磨国に侵攻してきた羽柴秀吉(豊臣秀吉)に降伏。 秀吉の城割令によって廃城となり、建物や石垣は解体して姫路城に移された。
付近の宇治養鶏場で採れた新鮮な卵を販売する直売所。
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兵庫県姫路市にある温泉施設。 泉質はアルカリ性単純温泉。 効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など。 雪彦温泉がある雪彦山は新潟県の弥彦山、福岡県と大分県にまたがる英彦山に並ぶ日本三彦山の一つとして知られ、修験道の地とも。 日本百景、ひょうごの森百選、兵庫50山、関西百名山、近畿百名山に選定。 別の定義として洞ケ岳、鉾立山、三辻山の総称であると定義。
デイキャンプ、オートキャンプ、アユ料理が楽しめるキャンプ場。 キャンプ場内にはグラウンド、シャワー室、トイレなどがある。