桃太郎の生まれた田原本でいにしえの楼閣を眺める
奈良桃太郎の生まれた田原本でいにしえの楼閣を眺める
まいどまいど! 奈良でいにしえのまちっちゅうたら、奈良市内が有名かもしれへんけど、磯城郡田原本町にも歴史に文化にふれあうことができまっせ。 まずは道の駅 レスティ唐古・鍵で情報収集。 施設内にはレストランをはじめ、農産物・特産品等販売、高級生食パン「黄金の生食パン 極」のKagi Bakery(カギ ベーカリー) や田原本町産のメロンを使用したジェラートなどが販売されている。 ほんでお隣には唐古・鍵遺跡。 古墳時代から弥生時代にかけての環濠集落や弥生文化の復元を目的とした施設で、発掘調査により、大型建物の跡地や青銅器鋳造炉など工房の跡地などが発見された。 当地で出土した土器に描かれていた多層式の楼閣が遺跡内に復元・展示されている。 さらにここならではのお祭りが鍵の蛇巻き。 蛇巻きは豊穣祈願を目的に鍵地区では新稲わらで、今里地区では新麦わらで蛇をつくり、13歳から17歳の男性が担いで行列するお祭りであるというから全国的にも珍しい。 最後に桃太郎は岡山県が有名やと思いきや実は関西・奈良にもゆかりがあるという。 早速、そのゆかりの場所に行ってみると・・・。
田原本町で活躍するマスコットキャラクター。 誕生日は9月30日。 好物はおにぎり、味間いも、いちご。 性格は活発で明るい、ポジティブ、気が向いたら飴を配る。 特徴は町のPRのため、長い眠りから目覚めた。 癖は語尾に「トン」をつける。
弥生時代の環濠集落である唐古・鍵遺跡での発掘調査で出土した資料の一部を保存、展示している施設。 2018年、リニューアルオープン。 日本を代表する弥生時代の遺跡として知られ、末永雅雄氏らによる発掘調査では、弥生集落の様相が明らかになった。 以後、奈良県立橿原考古学研究所・田原本町教育委員会によって調査が続けられ、日本最大級の環濠集落であることが明らかとなった。 楼閣を描いた絵画土器や、勾玉を入れた褐鉄鉱容器、大型建物跡などが発見された。
祭神は天照国照彦火明命、石凝姥命、天糠戸命。 300年代から400年代にかけて鏡類を製作鋳造していた鏡作部がこの地一体に居住し、御鏡(天照国照彦火明命)並びに遠祖(石凝姥命)を氏神として開いた神社。 崇神天皇6年、皇居内で祀られている天照大神を畏れ多いとして笠縫邑の地に遷座。 この地において日御像の鏡を鋳造し、天照大神の御魂とする。 本社はその像鏡を天照国照彦火明命として祀れるもので、この地を号して鏡作とした。 この際に作られた神鏡を御神体として祭祀し、天照大神が天岩戸に隠れた時に八咫鏡を作った遠祖である石凝姥命とその父天糠戸命をも併せて祀ったのが当社の起源。
古代の鏡
鏡作坐天照御魂神社の御神体「三神二獣鏡」。 崇神天皇は当地にいた鏡作部に、その神鏡に代わる新しい鏡を、宮中に祀るために作るように命じた。 その試作品が三神二獣鏡とされる。 実際に伝わる鏡は三角縁神獣鏡の外区が欠落し、中国製とも。 鏡池の前の「鏡石」は、江戸時代に出土したもので、古代の鏡の作成時に鏡面の研磨工程で使用された石ではないかとも。
下ツ道と中街道
中街道は、奈良市から橿原市を経て五條市に至る街道。 古代、「下ツ道(しもつみち)」 と呼ばれた古代官道の一つ。 600年代、奈良盆地を南北に走る大道・下ツ道として整備。 見瀬丸山古墳が起点、藤原京の西四坊大路(橿原市八木)から、奈良盆地の中央を北進、平城京の朱雀大路(平城宮跡)に至る。 奈良から櫟本、丹波市を経て桜井に至る道が上街道、郡山から高田に至る道が下街道に対し、その間を通る道が中街道。
毎年6月第1日曜日に行われる蛇巻きが有名。 蛇巻きは豊穣祈願を目的に鍵地区では新稲わらで、今里地区では新麦わらで蛇をつくり、13歳から17歳の男性が担いで行列するお祭り。 鍵地区では8時頃から八坂神社で準備をはじめ、13時30分頃から村中を練り歩いて巻きつけ。 今里地区では13時頃から杵築神社で蛇型を作成、13時頃から今里の大字全戸をまわり、杵築神社で巻きつけ。 中学生以上の男子が麦わらを束ね、全長18mになる蛇を作る。 行事参加者が拝殿でお神酒を飲む間、村の参拝者にはわらの先にくくられた「わかめの味噌煮」が配られる。
鍵の蛇巻き
中学1年生から高校1年生までの男性が蛇頭を抱え、今里の各戸を「おめでとう」と言いながら練り歩く。 広い道では、「それ」との掛け声とともに、蛇体に人を巻き込みながら練り歩いた後、蛇は再び杵築神社に戻り、神社南側にある大樹に頭を上に巻き付けられる。
祭神は須佐男命。 毎年6月第1日曜日に行われる蛇巻きが有名。 蛇巻きは豊穣祈願を目的に鍵地区では新稲わらで、今里地区では新麦わらで蛇をつくり、13歳から17歳の男性が担いで行列するお祭り。 鍵地区では8時頃から八坂神社で準備をはじめ、13時30分頃から村中を練り歩いて巻きつけ。 今里地区では13時頃から杵築神社で蛇型を作成、13時頃から今里の大字全戸をまわり、杵築神社で巻きつけ。 中学生以上の男子が麦わらを束ね、全長18mになる蛇を作る。
蛇巻き
行事参加者が拝殿でお神酒を飲む間、村の参拝者にはわらの先にくくられた「わかめの味噌煮」が配られる。 中学1年生から高校1年生までの男性が蛇頭を抱え、今里の各戸を「おめでとう」と言いながら練り歩く。 広い道では、「それ」との掛け声とともに、蛇体に人を巻き込みながら練り歩いた後、蛇は再び杵築神社に戻り、神社南側にある大樹に頭を上に巻き付けられる。
京都府京都市と和歌山県和歌山市とを結ぶ国道24号沿いにある道の駅。 2018年、建物は地上3階建。 3階には展望室が設置され、一望できる。 施設内にはレストランをはじめ、農産物・特産品等販売、高級生食パン「黄金の生食パン 極」のKagi Bakery(カギ ベーカリー) や田原本町産のメロンを使用したジェラートなどが販売されている。
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奈良名物の柿の葉寿司などを中心に製造販売する専門店。 テイクアウトのみ。
柿の葉寿司
1921年、創業。
ゐざさ寿司
大台ケ原名物として「ゐざさ寿司」を考案。
古墳時代から弥生時代にかけての環濠集落や弥生文化の復元を目的とした施設。 発掘調査により、大型建物の跡地や青銅器鋳造炉など工房の跡地などが発見された。 当地で出土した土器に描かれていた多層式の楼閣が遺跡内に復元・展示されている。 2018年、唐古・鍵遺跡史跡公園として整備された。
楼閣くん
田原本町内にある唐古・鍵遺跡で活躍するマスコットキャラクター。 「楼閣くん」は唐古・鍵遺跡で出土した土器に描かれていた高層建物の「楼閣」がモチーフ。 2014年、誕生。 年齢は2100歳。 性格は弥生時代の話しを始めると止まらない。
弥生の建物広場
公園の西側には、柱の模型が再現。 一番太い柱は、直径約80cm。
遺跡の発掘調査で発見された大型建物跡の柱穴を形取りして、実寸大に再現した模型を展示。 柱穴は19か所、弥生時代では最大級のもの、独立棟持柱から切妻造の屋根を持つ高床建物であると考えられている。
唐古・鍵遺跡の象徴であり、特徴は渦巻きの屋根飾り。 遺跡から発掘された土器に描かれていた絵画を元に復元。 楼閣の意味は「重層の建物」。 大陸・中華人民共和国風の楼閣の絵画からは、海外との交流の可能性もうかがわせる。
唐古・鍵遺跡 史跡公園にある遺跡。 1941年に勃発した太平洋戦争の末期に高角砲の台座が整備された。 形状は八角形のコンクリートで当地から東約2kmに作られた海軍柳本飛行場を守ることを目的に開設。 当時は当地の他、数カ所に台座が作られた。
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醤油ベースのピリ辛ラーメンにニンニクや白菜を使用する「元祖天理ラーメン」のラーメン店。 具材は中華鍋にラー油とラードを加熱し、白ネギ、ニンニク、豚バラ肉、ニラ、人参を炒め、豚骨と鶏ガラでとったスープを加え、醤油ダレと辣醤を入れる。
天理ラーメン
彩華ラーメンは奈良県天理市に本社を置き、奈良ご当地ラーメンである天理ラーメンの元祖としている。 メニューはチャンポン、味噌ラーメン、餃子、チャーハンなど。
第7代孝霊天皇黒田廬戸宮跡に建立。 開基は聖徳太子。 本尊は子安地蔵菩薩立像。 宗派は真言宗。 僧形地蔵菩薩坐像(室町時代)などの古い仏像も。 1207年、伽藍坊舎は焼失。 1222年、再建。
法楽寺境内に建立された石碑。 現在の法楽寺がある周辺は第7代孝霊天皇黒田廬戸宮跡の宮跡とされ、その皇子とされる吉備津彦命が桃太郎のモデルとも。 孝霊天皇を祭る孝霊神社も、明治時代までは法楽寺の境内にあった。 桃太郎のモデルとなった吉備津彦命は当地で生まれ育ち、大和朝廷の命により吉備の国(岡山県)の平定に派遣。 香川県高松市、鳥取県日野地方など各地に鬼退治伝説を残している。