裸足で日本画を慈しむ、新感覚の体験がここに。天竜秋野不矩美術館。
静岡裸足で日本画を慈しむ、新感覚の体験がここに。天竜秋野不矩美術館。
浜松市天竜区、かの本田宗一郎を輩出したことでも有名な文化あふれる地(静岡県民の誇り!)、ここに全く新しい美術の楽しみを体験できる場所があります。それが「秋野不矩美術館」。仕掛人は設計者である建築家、藤森照信氏。秋野不矩画伯の絵の汚れのなさと土足は似合わないと考え、この裸足になる美術館を設計したそうです。その他自然光の取り入れ方など、秋野不矩画伯の【自由な世界観】を最大限に発揮するために随所にちりばめられた建築的意匠。まさに五感で楽しむ事ができます。建築好きの方も必訪の週末旅。
日本を代表する女流画家、秋野不矩画伯の絵画を展示するために設計された美術館。秋野不矩画伯自身が建築家である藤森氏を指名されたそうです。秋野不矩画伯の特徴である「黄(金)色」の含蓄が最大限に発揮されるような自然光の取り入れ方など、空間そのものが絵画と一体となって五感で絵画を楽しめる、すばらしい場所です。
この方が秋野不矩画伯
静岡県磐田郡二俣町(現・浜松市天竜区二俣町)生まれの日本画家。日本画家ではありますが、「ザ日本画」の花鳥風月を嫌い、インドに魅せられ日本画の顔料でインドの砂漠の世界を表現しています。黄色にはこんなに奥深い世界があったのか・・・
さ、ここでお履物をお脱ぎください。
設計を担当した藤森照信氏が秋野不矩画伯の絵に感銘を受け、彼女の絵の汚れのなさと土足は似合わないと考え、この裸足になる美術館を設計。
床の上にどしんと座ってみる世界。寝転んでも可。
自由なスタイルで、こころゆくまで黄金砂漠の世界に思いを馳せましょう。
産業界の偉人、本田宗一郎氏が生まれ育ったのがこの天竜地区。この伝承館では本田宗一郎氏のものづくりの歴史を通し、原点を知る事ができます。
アメリカン・ホンダ
昭和34年には、もう米国に販売会社「アメリカン・ホンダ」設立していたんですね。余談ですが、本当に、熱意をこめてものづくりをする人の営業はすごいだろうな・・・
こちらの公園は徳川家康が、天正3年(1575年)徳川家康が武田氏の籠もる二俣城を攻めたときに本陣を置いた場所。春は桜、秋は紅葉の名所にもなる公園です。天竜の町並みと天竜浜名湖線を見下ろす高台にあります。美術館で人間の手による芸術を楽しんだ後、自然のアートを楽しむのもオツではないでしょうか。
天竜をながめつつお弁当もいいです
川の方に出ると、こんな眺めを楽しみながらお弁当を広げられる場所があります。
秋は紅葉が美しいです
春の桜、秋の紅葉。秋野不矩さんのインドの黄も奥深いですが、日本の自然の色の世界観も負けてはいません・・!
天竜ではめずらしい(失礼!)かわいらしいカフェがあります。天竜散策で疲れた体を美味しい飲み物とスイーツでいやす事ができます。
ランチも捨てがたい・・・
カフェですが、手づくりのランチも捨てがたいです。旬の食材が入った体にも優しいもちろん美味しいランチ。
スイーツをいただきましょう。
秋はモンブランでした。オーダーが入ってから作ってくれるなどひとつひとつ丁寧に作ってくれます。少し時間はかかりますが、ぜいたくですね。
日曜日がお休みなので気をつけましょう
土曜日に訪れましょう!